モバイル対応「してない」サイトは、Googleモバイルファーストインデックス後どうなる?

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[2016/11/09] (最終更新日 2021/08/13)

モバイル対応「してない」サイトは、Googleモバイルファーストインデックス後どうなる?

モバイルファーストインデックスの導入が公式にアナウンスされてから、最も心配なのが「モバイル対応したページがないサイト」の行く末です。

モバイルファーストインデックスが導入されると、モバイル版ページが順位評価の対象になる、と言われていますが、ではモバイル対応していないWebページはGoogle検索に掲載されないのでしょうか?これにGoogleが公式なコメントを寄せました。
モバイル対応「してない」サイトは、Googleモバイルファーストインデックス後どうなる?

モバイル対応済みかが「分かれ目」?

Googleの公式発表によれば、モバイルファーストインデックスの導入が数カ月以内に行われます。これは、すべてのホームページの「モバイル(スマホなど)端末向けページ」をベースにして、Googleの検索ランキングが決められるようになる、ということです。

どんなサイトが「モバイル対応サイト」なのか

iPhoneやAndroidなどのスマホでインターネットを見ると、今では多くのサイトが、横幅の狭いスマートフォンの画面に合わせたデザインで表示されます。こうしたサイトが「モバイル(スマホ)対応している」と言えるサイトです。

Googleがそのサイトを「モバイル対応している」と認めるには、一定の基準をクリアする必要がありますが、それは飛び抜けて厳しいものではありません。モバイル対応しているサイトの判断基準としてGoogleの「モバイルフレンドリーテスト」ツールでチェックしてみると良いでしょう。
モバイルフレンドリーテストツールは、URLを入力するとモバイルでページが使いやすいかどうかを判断してくれるツールです。簡単に状況が確認できるのでお勧めです。

モバイル対応していないサイトはGoogleに掲載されない?

「うちのサイトは、全ページが完璧にモバイル対応済みだ」と胸を張れるサイト管理者は多くないでしょう。何かしらの要素がモバイル対応していなかったり、さらには、まだサイトのモバイル対応化に手をつけてすらいないケースも、珍しくないはずです。

こうしたサイトは、モバイルファーストインデックス導入後、どうなるのでしょうか?たとえ今の順位が1位でも、モバイルファーストインデックス導入後ではGoogleに掲載すらされなくなるのでしょうか?

Googleが回答、モバイル版なくても…

同じような疑問を抱える人は世界中に多いようで、あるユーザーがGoogleに質問したところ、わかりやすい回答が返ってきました。回答を行ったのは、Googleのスポークスパーソン、ゲイリー・イリェーシュ氏です。

モバイル未対応なら、デスクトップ版ページがインデックスされる

11月7日(米時間)、ある人が「色々な話が出てるけど、結局どうなってるの?」とつぶやいたツイートに、ゲイリーは下記のように返答を寄せました。

ゲイリー・イリェーシュ:
モバイル向けコンテンツが「全くない」場合、あなたのページは、デスクトップ向けのコンテンツをベースにしてインデックスされる。
順位もデスクトップ向けコンテンツに対する評価をベースにして決まることになる。

ゲイリーによれば、モバイルファーストインデックスが導入されても、モバイル対応しているページが全く存在しないサイトでは、結局デスクトップ(PC)向けページがインデックスされ、順位評価もそちらをベースに行われる、とのことです。

元のツイートはこちらです。

内容問わず「モバイル対応すればいい」では済まない

では、まだモバイル対応ページを用意していないサイトの場合は、無理をして中途半端にモバイル対応するくらいなら、開き直ってデスクトップ版だけでサイトを運用していった方が、順位が下落する可能性は低いのでしょうか?

実際、その可能性は極めて高いといえるでしょう。ゲイリーのツイートのほかにも、Googleの公式アナウンス文章では、下記のような一文があります。

デスクトップ版のサイトしか存在しない場合、Google は引き続きデスクトップ版のサイトをインデックスします。(中略)

デスクトップ ユーザーにとって使いやすいサイトは、壊れたり不完全なモバイルサイトよりも、モバイルユーザーにとって好ましい場合があります。モバイルサイトを作成する際は、サイトが完成し準備が整ってから公開することをおすすめします。

この一文は、ゲイリーのツイートとシンクロしています。少なくとも、内容を問わずにただモバイル対応すればいい、という話ではなく、あくまでユーザーに提供できる価値が高いかどうかで検索順位が決まるのは、いままでと変わりません。

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実はシンプル、モバイルファーストインデックス

モバイル対応について整理すると、モバイルファーストインデックス導入後は次のようになります。

  • モバイル版ページがあれば、そちらをベースに順位評価
  • モバイル版ページがなければ、デスクトップ版をベースに順位評価

案外シンプルな話ですが、実はこれは、今のインデックス(=「PCファースト・インデックス」)の状況が「逆」になっただけ、と言えます。
いま現在のGoogleの状況を整理すると、次のようになります。

  • PC版ページがあれば、そちらをベースに順位評価
  • PC版ページがなければ、モバイル版をベースに順位評価

現在のPC版-スマホ版の立ち位置が「逆」になるだけ

モバイルファーストインデックス導入前の今は、デスクトップで表示されるサイトづくりに力を入れているサイトが順位上昇します。しかし、モバイル対応ページしかないと順位がつかないかというと、そんなことはありません。結局はコンテンツと被リンクで順位が決まるのです。

今後は、モバイルに力を入れているサイトが順位上昇します。だからといって、モバイル版ページがないとGoogleが掲載してくれないわけではありません。やはり順位にものをいうのはコンテンツと被リンクです。ここは変わりません。

ゲイリーも、この「今と逆になるだけ」という解釈をしたある人のツイートに対して、「いいね」を付けていました。どうやら間違いはないようです。

モバイル対応すればいい… わけではない

モバイルファーストインデックスの導入に備えて、あなたのサイトをモバイル対応させたほうがよい、というのは、確かです。

しかし、だからといって、良いコンテンツもなく、リンクもついていないページが、モバイル対応したからといって順位が上がるか(あるいはしなかったからといって順位が圏外に飛ぶか)というと、そんなことはないでしょう。

モバイルファーストインデックス導入後に、モバイル対応ページの方がSEO対策の成果が出やすいのは間違いないでしょう。しかし一番最初にやるべきことが、コンテンツ対策や被リンク対策といった基礎的対策であるのは変わりません。基礎対策を疎かにし、充分対策されていないモバイル対応ページを焦って作ったりしないよう注意して下さい。

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