【速報】自社サイトが突然「有害サイト」扱いされる/サーチコンソールが対策機能を提供

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[2016/04/20] (最終更新日 2021/06/18)

【速報】自社サイトが突然「有害サイト」扱いされる/サーチコンソールが対策機能を提供

現在、普通のサイトがハッキングされ、悪意のあるプログラムに「感染」する事例が、一週間あたり16,500件も発生している、とGoogleリサーチが明らかにしました。

これを受けGoogleリサーチは、サイト管理者に対し「Googleサーチコンソール」を介してサポートを行うことを、公式ブログを通じて明らかにしました。

状況詳細と対策方法を、本記事で解説します。
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最新公開されたマルウェア被害状況

今回の記事は、調査機関であるGoogleリサーチ(Research at Google)の公式ブログで公開されました。まずはこの公式記事からの情報をまとめます。

参照URL:Helping webmasters re-secure their sites, Google Research Blog(原文、英語)

サイトを有害にする「悪意のあるプログラム」(マルウェア)とは

悪意のあるプログラム、もしくはマルウェアとは、詐欺プログラムとも呼ばれるものです。

こうしたプログラムは、悪意のある第三者が行うパスワードハッキングなどによって、普通のサイトに、隠しファイルや不正リダイレクト、詐欺プログラムとして、こっそりと仕込まれます。

公式記事によれば、感染しやすいサイトはブログや小規模なビジネスサイトが多く、感染すると、訪問ユーザーに対して詐欺コンテンツを配信したり、不正ソフトのダウンロードを仕向け、ユーザーのコンピュータや個人情報に害を及ぼします。

サイト自身にも大きな被害

閲覧ユーザーへの被害はもちろんですが、マルウェア感染したサイト自身にも、下記のような大きな悪影響が及びます。

  • Google検索で「このサイトはコンピュータに被害を与える恐れがあります」と警告が出る
  • 検索画面でサイトリンクをクリックすると、赤い警告画面が表示される
  • 検索結果からの訪問数が著しく低下する
  • 放置もできず、復旧にも膨大な手間がかかる

公式記事では「サイトのバックアップファイルまで感染し、数日かけても復旧できず、結局サイトを1から作り直した」というサイトの実例まで紹介し、強く注意喚起しています。

インターネット全体での発生状況

公式記事によれば、インターネット全体では2015年で計80万件もの感染サイトが検知され、今では一週間あたり16,500件にものぼる状況だといいます。

これをうけGoogleリサーチは、サイト管理者向けにサーチコンソールを介してアラートと解決法をメールする機能をアナウンスしています。

サーチコンソールのアラートメール機能とは

このアラートメール機能について、下記の公式記事抜粋をお読み下さい。※邦訳は筆者

通常、サイトが感染しても、多くのサイト管理者は全く気づきません。
また、たとえ気づいても、セキュリティの専門知識がないため解決できません。

(この状況を受け)Googleは、サーチコンソールに登録のあるサイト管理者に対し、解決法のアラートメール配信を行うことにしました。
これにより、メールアドレス登録済サイトでは、75%がサイトを再復旧できています。

送信されるメールには、マルウェア除去のためのTIPSや、有害なコンテンツを載せているページの抜粋が添付されます。

また記事によれば、本機能以前はマルウェア感染からの復旧には平均3日かかっていたのが、メールアラート受信者は、その2倍以上のスピード(=平均1日半)で復旧できるようになった、ということです。

マルウェア除去サポート機能 利用方法

この機能の利用方法は、シンプルにサイトをサーチコンソールに登録し、管理者のEメールアドレスも登録しておくことです。

このため、サーチコンソールにサイトを未登録の方はもちろんのこと、すでにサイトを登録済みの方も、自身のメールアドレスがサーチコンソールに正しく設定されているか、今一度確認することを強くおすすめします。

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サーチコンソール 他の強力機能

今回のマルウェア対策の他にも、サーチコンソールにはビジネスサイト運営に役立つ強力な機能が多く搭載されており、併せていくつか知っておく必要があります。

例えばFetch as Google機能などは有名ですが、そのほかの、意外と知られていない強力な機能を、以下でいくつか紹介します。メールアドレス登録が済んだら、こちらも必ず活用してみてください。

サーチコンソールで被リンク対策

被リンク調査機能で、どのサイトにSEO対策を行うべきかを確認できます。

現在、被リンクはSEO対策の最重要要件新しいタブで開くであり、ビジネスサイト管理者は、自サイトの被リンク対策ができているか常に意識する必要があります。

そこでサーチコンソールを使えば、登録サイトの被リンク情報の「一部」を確認できます。
※全情報をGoogleが公開していないため、全リンクは確認できないことに注意します。
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何度ここで調べてもリンクがない場合は、自然なリンクの獲得対策が必要です。バランスのよい自然なリンクはSEO PackSEO Packサイトを新しいタブで開くで対策できます。

被リンク対策をしていないサイトやページでは、バランスのよい被リンクをいつのまにか獲得できることは、ごく稀です。まずはサーチコンソールで状況を確認してみましょう。
なお、この機能は被リンクデータ反映までタイムラグがあることに注意してください。

ページ毎の流入キーワードチェック

また、意外と知られていないのが、サーチコンソールで「ページごとの」流入キーワード(検索クエリ)を調る機能です。ビジネスサイトでSEO対策する際は、キーワード調査に必須の機能となります。

使い方は単純で、下記画面の「ページ」フィルタで調べたいページを指定するだけです。
20160420-sc-query

現在は、GoogleでもYahoo!でも、外部ツールからの検索クエリ取得は困難になっています。またGoogle公式ツールのアナリティクスにキーワード調査機能は一応ありますが、そちらではほどのどのクエリ実績が取得できず、あまり使い物になりません。

そのため、SEO対策キーワード調査では、必ずサーチコンソールを活用しましょう。またSEO PackSEO Packサイトを新しいタブで開くではエキスパートによる申込時の無料キーワード相談も受けています。とくに初めてSEO対策を行うサイトでは、サーチコンソールでの調査と併せ、こうしたサービスも積極的に活用しましょう。

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