【公式情報まとめ】モバイルファーストインデックス、違いや対応法が公開に

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【公式情報まとめ】モバイルファーストインデックス、違いや対応法が公開に

※11月8日、「モバイル未対応サイトがどうなるのか」など、新たにわかった内容をいくつか追記しました。

Googleが「モバイルファーストインデックス」導入について、公式にアナウンス記事をリリースしました。モバイルファーストインデックスについては以前から少しづつ情報が出ていましたが、公式アナウンスは今回が初となります。

アナウンス記事に加え、GoogleのスポークスパーソンもTwitterを介して様々な情報を明かしており、今ではかなり細かい内容や対応法が明らかになってきています。そうしたGoogle公式情報をまとめ、モバイルファーストインデックスの理解と対応法について、本記事でまとめて紹介します。20161107-official-mfi-matome

目次

「モバイルファーストインデックス」化とは

「モバイルファーストインデックス」化とは、「Googleがあなたのサイトのモバイル版(スマホ版)ページを重視するようになるよ」ということです。

「モバイルファースト」ってどういうこと?

「モバイルファースト」とは、「モバイル版(スマホ版)のサイトやページが一番大切だよ」という意味です。

Googleが生まれたばかりの90年代末期、インターネットにアクセスする端末はパソコン(PC、デスクトップ)が大多数を占めていました。そのためGoogleも、当初から長らく、パソコン向けホームページに特化したサービスを続けてきました。いわば「パソコン・ファースト」です。

しかし現在は、インターネット利用端末の半数以上がモバイル端末(スマホやタブレット)になっており、パソコンはじょじょに「少数派」になりつつあります。

それを認識しているGoogleも、サービスの最重要ターゲットを「モバイル」にシフトさせています。つまり現在は、世の中も、Googleも、「モバイル・ファースト」の状態に移行しているところなのです。

「インデックス」ってなに?

一方「モバイルファーストインデックス」の「インデックス」とは、Google検索のデータベースのことです。

この「インデックス」の中には、インターネット全体の無数のサイト/ページのデータが格納されています。もちろん、あなたのサイト/ページの情報も、このインデックスの中にしっかり格納されているはずです。

インデックスが保持するデータには、大きく下記の二つがあります。

  1. ページが元々持っているデータ
  2. ページにGoogleが紐付けるデータ

インデックス内データ(1):ページが元々持っているデータ

ページが元々持っているデータとは、URLやページタイトル、あるいはテキストコンテンツや画像コンテンツ、リンク先や被リンク元といったものです。

インデックス内データ(2):ページにGoogleが紐付けるデータ

対してページにGoogleが紐付けるデータとは、Googleによる順位評価データや、その他アルゴリズムによる判定データ・解析データといったものです。

これらのデータがセットになったものが、インデックスの中に格納されています。Googleが掲載できるWebページの数だけ、このデータセットが存在するわけです。

「モバイルファースト」な「インデックス」への進化

現在までのGoogleは、Webページのパソコン版を比較的重視してきた検索エンジンでした。

ページをどのキーワードで出すかも、検索順位も、大方はパソコン向けページを評価して決めていました。当然、インデックスのデータも、パソコン向けページへの評価が基軸になっていました。いわば「パソコン・ファースト」な「インデックス」です。

これが今後は、「モバイル・ファースト」になるのです。

Googleはあと数カ月内に、キーワード決定も検索順位も、モバイル(スマホ)向けページを評価して決めるようになります。そのためにGoogleは、モバイル向けページのデータを最重要視してインデックスを作るようになります。これが「モバイルファースト・インデックス」です。

日本での実施はいつ?

モバイルファーストインデックス化の実施日は「あと数ヶ月後」とGoogleは言っています。具体的な日程は誰にもわかりませんが、おそらく2017年の4月~5月あたりになるでしょう。

モバイルファーストインデックス化はGoogleにとってかなり大きなプロジェクトです。そのため、細かな実施予定日を出し、それに間に合わせるためあせって開発を進めたりはしないでしょう。それよりも、スケジュールはゆったり決めておき、準備がしっかり整ってから実施にあたるはずです。

今回の公式アナウンス記事は、英語版(おそらくオリジナル記事)と日本語版(おそらく翻訳版)がほぼ同時に公開されていますが、このことから、モバイルファーストインデックス化も、米国と日本でさほど間を空けず、ほぼ同時期に実施されるのではないかと見られます。

モバイルファーストインデックス化によって変わること

最も気になるのは、モバイルファーストインデックス化にあたって何をすればよいのか、という点です。
Googleの公式アナウンス記事では、あなたのサイトのモバイル対応状況に応じて、それぞれの具体的な対応法が説明されています。整理すると次の三つのケースになります。

  1. レスポンシブデザイン対応サイトの場合
  2. PCとスマホに別々のURLを見せているサイトの場合
  3. まだサイトがモバイル対応していない場合

1/3:レスポンシブデザイン対応サイトの場合

あなたのサイトを「モバイル(スマホ)対応」させるには、大きく分けて2つの方法があります。その一つ目がレスポンシブデザイン対応です。

レスポンシブデザインとは、あなたのサイトにスマホでアクセスした人には、PCとは異なる「スマホで見やすいデザイン」でWebコンテンツを見せる方法です。

この方法により、たとえば同じ / へのアクセスでも、PCでアクセスしたときとスマホでアクセスしたときの、それぞれに合った見やすいデザインでコンテンツを見ることができます。

Googleがスマホ対応の方法として進めているのが、このレスポンシブデザインです。これなら、一つのコンテンツ(=一つのWebページ)につき、同じURL・同じhtml/phpファイルを使ってスマホ対応でき、面倒がきわめて少ないためです。

レスポンシブデザイン対応済みサイトの場合は、Googleのモバイルファーストインデックス化実施にあたって、特にすることはありません。自分のサイトが適正にレスポンシブデザイン対応しているかどうかは、Google公式ツールである「」で、簡単に調べられます。

2/3:PCとスマホに別々のURLを見せているサイトの場合

スマホ用のコンテンツを、PC用のコンテンツとは別のURL(=別のhtml/phpファイル)で用意しているサイトは、少々やっておくことがあります。といっても、必要な作業はそれほど特別なものではないため、安心してください。

最も大事なのは、下記の2つのポイントです。

  • PC版とスマホ版のページを、しっかりcanonical(正規化)する
  • PC版とスマホ版で、どちらでも同じコンテンツを用意する

別URL配信サイトのポイント(1):canonical対応(正規化)

まず、一つ目の「canonical対応(正規化)」ができていないと、たとえばPC版ページについた被リンクが、スマホ版ページの順位評価に加味されなくなってしまいます。

一方、正規化さえできていれば、PC版ページの被リンク評価や、その他のSEO評価は、問題なくスマホ版ページに引き継がれます。

別URL配信サイトのポイント(2):同じコンテンツを用意する

また、二つ目の「同じコンテンツを用意する」ができていないと、今時点ではPC版ページでGoogleに評価されていても、数カ月後にモバイルファーストインデックス化が行われたとき、PC版とは違うスマホ版ページのコンテンツで順位評価されることになり、今より順位が落ちてしまう可能性もあります。

逆に言うと、このふたつが済んでいれば、別々のURLでモバイル対応しているサイトでも、おおよその問題は回避できるはずです。

※なお(サーチコンソール内の機能)でチェックするように、とあります。特に順位を上げたいページは、PC/モバイルの両URLで同じテスト結果になるか確認しましょう。

3/3:まだサイトがモバイル対応していない場合

あなたのサイトが、レスポンシブデザインにも未対応で、モバイル向けに別URLでのページ配信も行なっておらず、モバイルユーザーのための他の手立て(動的配信 / Dynamic Serving)も用いていない場合は、モバイルファーストインデックス化が行われるまでの数カ月のうちに、何らかの方法でサイトのモバイル対応を進めることを強くおすすめします。

理想は「レスポンシブデザイン」化

Googleがおすすめしているのは、レスポンシブデザイン対応です。この方法は、サイト管理者にとっても、訪問ユーザーにとっても、Google対策においても、最も面倒の起きにくい手法と言えます。

難しい場合は、無理せずレスポンシブ以外の方法でもOK

ただし、レスポンシブデザインは、一番最初の導入時にそれなりの手間がかかります。WordPressなどのCMSならまだしも、自前で作ったホームページや、自社制作の会社サイトの場合は、ウェブデザイン担当者に一定の負荷がかかってしまいます。

そうした手間がどうしても取れない場合は、例えばサイトトップページや主力商品ページなどの「順位を上げたいページ」だけを、モバイル対応させるだけでも、やらないよりはずっと良いかもしれません。これなら、数ページだけをいじれば済むし、レスポンシブデザイン以外の方法、例えばモバイル向けに別のURLで用意する方法でもとりあえずは対応可能です。

必要以上に身構えないように

まだモバイルファーストインデックス化はテスト段階で、最終的にどんなものになるかは誰にもわからないため、この「主力ページだけをモバイル対応」する方法がどこまで効果があるかは断言できませんが、少なくとも全く対応しないよりははるかに効果があるのは間違いないでしょう。

状況によってはこういう選択肢も考えられる、ということを覚えておくと、かなり気が楽なはずです。

不完全なモバイル版ページなら「ない方がマシ」?

なお、いくら「モバイル対応サイト」を早く用意したいからといって、不完全なコンテンツを載せたモバイル版ページをとりあえず作ったり、マークアップの不完全なモバイル版サイトを上げてしまったりするのは、おすすめしません。

公式記事のなかでGoogleは、そのような「不完全なモバイル対応」を行うよりも、内容のまともなPC版ページだけが存在するほうが、ユーザーもしくは検索エンジンにとって好ましい場合がある、と書いています。

モバイル対応をする場合は、最悪一部のページごとでもかまわないのですが、ページのひとつひとつは、スマホでアクセスしてもまともにコンテンツを利用できるように、しっかり準備してから公開してください。

よくある疑問/Google回答集

今回の発表を受け、Googleの何人かの上級スタッフが、Twitter上で質問を受け付けています。それに回答したやり取りから、モバイルファーストインデックス化の「よくある疑問/回答」をまとめて紹介します。

サイトのモバイル対応、数カ月は余裕あり

例えばレスポンシブデザインに対応させるなど、とくに中規模から大規模なサイトの場合は、モバイル対応に結構な時間が必要なはずです。でも、あと数カ月は余裕があり、その間であればいつ対応完了しても問題ないようです。

Googleのスポークスパーソンを務めるゲイリー・イリェーシュは、開発に少なくとも「四ヶ月くらいならかける余裕があるだろう」と認めています。元ツイート(英語)

canonical設定は今のままでいい

別URLでモバイル対応をしている場合、正規化の設定パラメーターには、「主ページ」であるcanonicalと、「従属ページ」であるalternateとの、いずれかを設定しますが、多くのサイトは現在、PC版をcanonical(主)、モバイル版ページをalternate(従)に設定しているかもしれません。

今後モバイルファーストインデックス化されたら、この関係を逆にしなければならないのか、という疑問がわきますが、その必要はないそうです。実際その作業を全サイト管理者にやらせるとなると「何十年もかかりそうだから」、Google側が「うまく処理できるようにする」とゲイリー・イリェーシュは話しています。元ツイート(英語)

したがって、正規化の設定が現時点でちゃんとできていれば、今後のモバイルファーストインデックス化にあたって、もう何も変更する必要はありません。

サイト内部のリンク構成も替えなくていい

別々のURLでモバイル対応している場合、サイトの中にある内部リンクでは、すべてリンク先がPC向けページのURLになっている、というサイトも多いでしょう。しかし、正規化などがしっかりできてさえいれば、こうした内容も変更の必要はありません。

このあたりの(リンク関連の)話題については、Googleはまだ詳細な仕様を決めていないようです。しかし、こうした問題をうまく処理する必要性はちゃんと認識しているそうです。あるいは何らかの対応が必要となったら、そのときは改めて情報公開が行われるでしょう。

PC向けページ側の評価は、あまり順位に関係しなくなる

モバイルファースト(一番)化によりPC向けページの重要性はセコンド(二番目)もしくはそれ以降に「格下げ」されます。ではPC向けページは、今後いくら改善しても順位に影響しなくなるのでしょうか?

これもまだ仕様ははっきり決まっていないようですが、少なくとも「順位への影響は大幅に減る」ことは間違いなさそうです。ただ、まだ何かを言うには時期尚早ということで、今後の情報が待たれます。元ツイート(英語)

PC向けページしかなくても検索結果には出してもらえる

モバイル向けページが用意されて無くても、検索結果にPC向けページは変わらず載せてもらえるようです。

これは確定でよさそうです。なぜなら、PCページを全く載せなくなったら、確実にGoogle検索は品質がガタ落ちする(=有益なサイトが数多くGoogleから姿を消す)からです。

モバイル対応ページでないと順位に少しの悪影響が出ることは十分ありえますが、モバイル対応ページがないからといってインターネットから駆逐されてしまったりはしないため、過度の警戒は必要ないでしょう。

【11月8日追記】PC向けページしかなくても検索結果には掲載される、としかも、その場合も極めて深刻な状態にはならなそうであるため、モバイル未対応サイトの管理者の方も、過度に心配しすぎないようにしてください。(下記は原文ツイート)

モバイルページとPC用ページは完全同一でなくてOK

モバイル用ページとPC用ページで、メニューやサイドコンテンツが違うのはよくあるケースですが、別々のURLで運用する場合は、肝心のメインコンテンツにも多少の違いが出る場合は、珍しくないでしょう。

更新漏れなどによるケースはもちろん、なんらかの事情でどちらかのページの更新が追いつかないことなどもけして珍しくないはずです。

しかし、こうしたコンテンツの微妙な違いは、それほど気にしなくていいそうです。元ツイート(Google日本メンバー 長山氏)
今のGoogleは相当「賢く」なっているため、多少コンテンツが違う程度のことを口やかましく問題と認識したりはしないでしょう。

ざっと確認できる情報をまとめましたが、このあたりは今後さらに追加していきます。

実は「大して変わらない」モバイルファーストインデックス化

とくに、モバイル対応が済んでいないサイトを持っている方などは、今回のニュースを聞いて驚いたかもしれません。「早くモバイル対応しなければ…!」とか「うちのモバイル対応状況は、本当に十分なのかな・・・?」と不安になった方も多いでしょう。

しかし、仮にモバイル対応が済んでいなくても、そこまで深刻な状況にはならないのでは、と思われます。というのも、Googleは今も昔もずうっと変わらずと言っており、良質コンテンツや被リンクの多いページを、モバイル対応が済んでいないというだけで順位下落させるようなことは、あまり考えられないからです。

「モバイル対応」だけでは、価値のあるWebページとは言えない

例えば、コンテンツが良質で被リンクも多い「価値あるページ」を、モバイル未対応という理由だけで順位下落させたり、逆に「価値の低いページ」をモバイル対応済みだからと上位に出したりしたら、Googleは確実に使い物にならなくなります。

それより、仮にモバイル対応していなくても、価値のあるページなら上位に出す、という方が、Googleの品質は上がるはずです。今までのGoogleの姿勢を考えてもこの方が矛盾がなく、こうなる可能性は極めて高いと言えます。

11月8日更新:「モバイル未対応でも心配しすぎないように」Google明言

公式アナウンス記事が出てから1日後、Googleから「モバイル対応が済んでなくて、PC向けページしかなかったとしても、それほど深刻な事態にはならないよ」とコメントが出ました。

今回のニュースで最も「あせって」いたと思われる、モバイル未対策サイトの管理者も、これで以前よりはマクラを高くして眠れそうです。

全文翻訳は以下です。

ゲイリー・イリェーシュ(Googleスポークスマン):
モバイルファーストの件だけど、デスクトップ向けサイト「だけ」しかなくても、検索結果には出るし、Googleに無視されたりはしないよ。
以前モバイルフレンドリーアルゴリズムがリリースされたときも、事前に「モバイルゲドンだ!大変なことが起こる!」と騒がれたけど、結局そんなんじゃなかったろ?

モバイル対応は最優先ではない!

こう考えると、いずれモバイルファーストインデックス化が実施されたあとでも、本当にやらなければならないことは、今までと変わらないと言えます。つまり、まず基本のGoogle対策を行い続けるのが最優先で、モバイル対応の方はその次、と言えます。

この逆、つまり「コンテンツの質も低いまま、被リンクもないまま、でもモバイル対応だけを先にやろう!」という順番だと、効果はほとんど期待できないでしょう。

モバイルファーストインデックス化が近いからといって、むやみに危機感をつのらせたりする必要はありません。それよりも、検索順位の基盤となるコンテンツ対策と被リンク対策の二つを積み重ねつつ、モバイル対応の方は無理なく着実に進めていくことをおすすめします。

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