「もうすぐ来る」Googleペンギンアップデート3.0の対応策

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[2014/10/03] (最終更新日 2021/06/21)

「もうすぐ来る」Googleペンギンアップデート3.0の対応策

Googleが、次世代のペンギンアップデートが「もうすぐ、来週には来るだろう」と発表しました。

SEO識者の間では、このアップデートは既に「ペンギンアップデート3.0」と呼ばれており、米国メディアのみならず、既に国内SEO関連メディアでもこのニュースが取り上げられています。

SEO Packブログでは、さらに踏み込んで、ペンギンアップデート3.0の対応策について考えてみようと思います。

※以下、記事中の引用部分は全て、英語記事を筆者が独自に意訳したものです。

そもそもペンギンアップデートってなに?

まず、ペンギンアップデートとは、キーワードスパム(コンテンツと関係ないキーワードを詰め込むこと)や、何の価値もない自動生成コンテンツからのリンク、隠しテキストなど、Googleのガイドラインに反するウェブスパムを行うサイトの順位を下げるアルゴリズムです。

これが更新されると、スパムを見抜く精度がより高まると考えられます。

今回の更新により、上記のようなスパムを利用しているサイトは順位が下がる可能性が高くなります。そして、そうでないサイトは、ペンギン3.0によって順位が上がる可能性があります。

Googleの発表の内容は?

ペンギン3.0の実施を発表したのは、Googleのアナリスト兼エンジニアであるゲイリー・イリーズさんです。

昨日10月2日木曜日、ニューヨークで行われた大規模な展示会「サーチマーケティングEXPO」でパブリックフォーラムに登壇したイリーズは、「次のペンギン更新はいつか」という問いかけに対し「もうすぐ、来週には来るだろう」と答えました。このため、何かGoogle側で問題が起きない限りは、来週中に何らかの動きがあると見られています。

イリーズは、ペンギン3.0が「ユーザとウェブ管理者の両方を、より暮らしやすくハッピーにするためのもの」だと語っています。こうした発表は、フォーラムの聴衆の拍手と笑顔をもって好意的に迎えられました。

参考:Liveblog: Google Says Penguin May Come Next Week(BRUCE CLALY, INC、英語)

ペンギン3.0が来週リリースされるとしたら、前回のペンギンアップデートリリースからまるまる1年が経過したことになります。1年という長い期間がかかったのは、おそらく「ユーザとウェブ管理者の両方に喜びをもたらす」ために、時間をかけた結果ではないか、と、米SEOメディアのSearch Engine Landで報じられています。
参考:Google: Penguin Refresh May Come As Early As Next Week (Burry Schwartz, Search Engine Land, 英語)

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ペンギン3.0がもたらすインパクトは?

このペンギン3.0は、「単なる更新」ではなくて、より大きな「書き換え」と呼ぶべきものだ、と、上記Search Engine Landは報じています。

さきほど「ペンギン3.0でスパム判定されるようなSEO対策を行っていれば順位が下がる可能性があり、そうでなければ上がる可能性がある」と書きましたが、さらにもう一つ考えるべきケースとしては

「何もSEO対策をしていないのに、ペンギン3.0で悪影響を受けてしまう」という場合です。

近年Googleは、作ったばかりで何もSEO対策をしていないサイトにすらペナルティを与えることがあります。これはGoogleのアルゴリズム判定基準になにかしらの原因があると思われますが、原因がなんであるにせよ、全てのWebサイト管理者は、今回のペンギン3.0実施の前に、ペナルティを受けた場合の対応について確認しておくのが望ましいでしょう。

ペンギン3.0への対応はどうすれば?

一般に、ペンギンアップデートで被害を受けない、もしくは恩恵を受けるための根本的な対策としては、冒頭に上げたようなスパムSEOを行わない、もしくはそう誤解されるような被リンクを否認することです。

そもそも、ペンギンの対象になるような、キーワードスパムや自動生成コンテンツ、隠しテキストといったコンテンツからの被リンクは、SEO対策としては非常に前時代的で、今では効果があるかどうかすら疑わしいものがほとんどです。こうした被リンクがついてしまっていたら、早急にリンク否認を行うことをお勧めします。

ただし、サーチエンジンEXPOでイリーズは「今この時点でそうした被リンクを否認しても、あるいはそれが二週間前だったとしても、次のペンギンに間に合わせるには遅すぎる」と語っています。

とはいえ、その一方で、上記のSearch Engine Landの記事では、今後ペンギンがもっと頻繁に更新される可能性についても触れられています。

もしそうだとしたら、今回のペンギンには間に合わないとしても、今後のために、やはり上記のようなスパムコンテンツからの被リンクは否認しておくのがよさそうです。

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万一ペナルティを受けたらどうすればいいの?

今回のペンギン3.0により、どんなサイトでもペナルティの可能性がある、と書きましたが、いずれにせよ、ペナルティは適切な対応さえ行えば解除可能です。

当ブログでも、弊社管理サイトに実際起こった「身に覚えのないペナルティ」の対応事例を公開しています。ここで確認できるように、迅速かつ適正な対応さえ行えば、被害を最小限とすることが可能です。いざというときに慌てないためにも、あらかじめ、この記事などに目を通しておいてほしいと思います。

まとめ

新しいアルゴリズムの展開前には、どうしても過剰な反応をしてしまいがちですが、こうした場合に行うべきことは、当ブログで繰り返し書いている通り、やはり「迅速かつ適正な対応」、つまり、

  • もし(SEO効果も期待できないような)スパムを行っていたら、早々にやめる
  • スパムの有無に関わらず、万一ペナルティを受けたら、上記記事などを参考に適正に対処する

この二点です。これらが基本にして最も優先すべき対策になるでしょう。

ペンギン3.0に限らず、ウェブ管理者やSEO担当者は、アルゴリズム更新や、競合サイトの動向に応じて、常にSEO対策を行い改善してゆく必要があります。そのためには、常に最新の確かな情報を手に入れ、適正な対応を行う必要があります。

当ブログのチェックはもちろん、必要に応じて情報収集を行い、けして慌てることなく対応をしていっていただければと思います。

なお、SEO Packご契約の皆様は、ご契約ユーザ様向けに提供している「ペンギンアップデート基本チェックシート」のダウンロードで、一通りのペンギン対策をよりスムーズに行うことができます。ぜひご活用ください。

→SEOの基礎を固める総合パッケージ SEO Pack 公式サイトこちら

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