[2016/12/21] (最終更新日 2021/07/16)
Yahooの検索キーワード 突然not providedばかりに!現状と対処法のまとめ
Googleアナリティクスは大変便利なツールです。人々がグーグルやヤフーから、どういうキーワードでサイトにやって来たのかを調べることができます。でも、正確に調べられるわけではありません。わからないときは「not provided」という表示になります。
2016年12月15日ごろから、Googleアナリティクス上でのYahooの検索キーワードのほぼ全てがそのnot provided(キーワード不明)になっているようです。
こちらはSEO PackブログへのYahooからのアクセスを示したGoogleアナリティクスの画面です。12/15からnot providedが急増し、16日にはほとんど全てがnot providedになっています。SEO Packブログ以外の多くのサイトでも同じような傾向が確認されており、おそらくほとんどのサイトで、GoogleアナリティクスでのYahoo検索ワードが取得できなくなっていると予測されます。
not providedの理由は?
Yahooでnot providedが増えた原因は、通信のSSL化だとされています。
Yahoo! JAPANではお客様により安全にサービスをご利用いただくため、2016年4月から2017年3月にかけて、Yahoo! JAPANトップページやYahoo!ニュースを含むすべてのサービスにおいて常時SSL(AOSSL)に対応いたします
(Yahoo! JAPANサービスは常時SSL(AOSSL)に対応しますより)
Yahooはサービスの安全性を高めるために、SSL化を進めています。SSLは通信の内容を暗号化することによって第三者から盗み見られる事を困難にする方式の事です。一般的にはこのSSL化によって、リファラ情報の1つである「検索ワード」が渡されなくなり、結果としてnot providedが増えていく、という図式になっていると言われています。
content=”origin”が直接の原因か
Yahooの検索結果画面のソースを見てみると、<meta name=”referrer” content=”origin”>というタグがあります。
<meta name=”referrer” content=”origin”>というタグが入っていると、リンク元のページの情報としてドメイン名しか、リンク先のページに送られなくなります。つまりこのタグがあるとGoogleアナリティクスでは検索キーワードが「not provided」になってしまいます。
<meta name=”referrer” content=”origin”>がどの段階で設置されたかはまだ分かっていませんが、現在Yahooの検索キーワードがほぼ全てnot providedなのは、これが原因だと見られます。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
not providedの対処法
not provided問題を完全にクリアする方法はありません。ですが、状況を改善する方法がひとつあります。それがサーチコンソールとの連携です。下記の記事で詳しく説明しているので、詳細についてはこちらをご覧ください。
not providedを解決 Googleアナリティクスとサーチコンソールの連携
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。