[2016/12/22] (最終更新日 2017/03/29)
not providedを解決! Googleアナリティクスとサーチコンソールの連携
Googleアナリティクスでは、ユーザーがGoogleやYahooでどのようなキーワードを経由して自分のサイトへ来たか、調べることが出来ます。ですが最近、検索サイトのSSL化を始めとした様々なセキュリティ上の要請によって、検索ワードの取得が出来なくなる傾向が強まっています。
検索ワードが不明の場合、Googleアナリティクス上では「not provided( = 供給なし)」という表示になります。not providedを解決して検索ワードを知る手立ては無いのですが、状況を多少改善する事が出来ます。それがサーチコンソールとの連携です。
サーチコンソールのデータをGoogleアナリティクスに取り込むことで、not providedのトラフィックに情報を付加出来るようになります。以下に手順をご紹介します。
Googleアナリティクスとサーチコンソールの連携方法
まずGoogleアナリティクスにログインし、レポート画面へ。集客>Serch Console>検索クエリをクリック。
サーチコンソール未連携の場合には、「このレポートを使用するにはSearch Consoleの統合を有効にする必要があります」という画面になります。ここで、[Serch Consoleのデータ共有を設定]ボタンを押します。
プロパティ設定の画面に遷移するので、下の方にある[Search Consoleを調整]ボタンをクリック。
Search Console の設定画面。ここで「編集」をクリック。
Googleアナリティクスと同じGoogleアカウントでサーチコンソールアカウントを持っている場合、こちらのサーチコンソールの画面に移動します。ここから、連携させたいサイトを選択し、一番下の[保存]をクリック。
ここで最初の「検索クエリ」の画面に戻ってみましょう。連携が有効化されたら、いつものグラフ画面が表示されます。統合直後のためまだデータがありません。
最後に、フィルタを設定して検索ワードにランディングページのタイトルが反映されるようにしてみます。
管理ページに移動し、「ビュー>フィルタ>フィルタを追加」をクリック。「フィルタの種類」でカスタムを選択すると、フィルタの詳細な設定が可能になります。
デフォルトで「除外」になっているラジオボタンを「詳細」に。何やら難しい設定画面が出てきますが、とりあえず画像の様に設定してみましょう。
ちなみに一番下の欄は、これまでnot providedだった部分が「NP -(ランディングページのタイトル)」と表示されるということを意味します。NPの部分をわかりやすいものに変更しても構いません。
not providedを改善
これで、not provided(検索ワード不明)しか情報がなかった部分に、ランディングページのタイトルが付加されました。セキュリティ重視により検索ワード情報が取得しにくくなる傾向がある昨今ですが、こうした工夫により、もっと正確な分析が可能になるのではないでしょうか。
(本記事では、連携の方法として「http://espa.hida-ch.com/e716401.html」を参照し、2016年12月現在のGoogleアナリティクスのバージョンをもとに構成しました。)
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