[2015/04/28] (最終更新日 2021/06/21)
Google「ドアウェイアップデート展開された」と発言
新たなアルゴリズムであるドアウェイアップデートが「近日行われる」と発表されてから1ヶ月が経過したいま、Googleから新たなアナウンスがありました。
それによれば、ドアウェイアップデートは既に実施されたとのことです。
「ユーザの質問に答える形で」の発言
先週末のGoogle公式ビデオフォーラムで、GoogleのSEO関連スポークスマンであるジョン・ミューラーが、ドアウェイアップデートが展開された旨の発言を行いました。
ミューラーは、詳細な内容については触れなかったものの、ユーザの質問に答える形で、アップデート展開があったことを認めています。
今のところ特別な影響は見られず
しかし、当社計測のデータによれば、日本国内ではドアウェイアップデートに起因する順位変動は特別見られていません。
英語圏からもそうした情報は得られておらず、ドアウェイアップデートの影響は比較的小さいものであったと考えられます。
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対象となったサイトについて考える
このアップデートは、もともとGoogleがガイドライン違反と定義していた「誘導ページ」(Doorway Pages : ドアウェイページ)を対象としたものです。アップデートの対象となったページには、大きな順位の低下といった影響が起こるとされていました。
しかし、誘導ページは以前からガイドライン違反であり、誘導ページの運営者はそれを踏まえたうえで自覚的に運営に当たっていたと考えられます。
となると、このアップデートアナウンスを機にほとんどの誘導ページが迷わず対応を終えていた、もしくは、誘導ページ自体が既に減少傾向にあった、といった可能性もあります。
影響範囲はごく限られたアップデートの可能性
ドアウェイアップデートの影響があまり表に出てこなかったのは、こうした事情からではないかと思われます。事実、海外SEOフォーラム等ではいまだに
ドアウェイアップデート、もう展開は終わったのだろうか?
ドアウェイアップデートの影響はどこに出ているのか
といった発言が見られますが、「自分の管理する誘導ページがインデックス削除された。ドアウェイアップデートがあったようだ」といった意見はごく少ないようです。
モバイルフレンドリーアップデートの影響がまだ未知数のまま(=まだ大きな変動は見られていない)となっているいま、もう一つの新しいアルゴリズムとしてアナウンスされていたドアウェイアップデートですが、その影響は、少なくとも広い範囲で大きな変動を起こすようなものではなかったと考えられます。
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