[2016/03/28] (最終更新日 2021/06/15)
GoogleがRankBrain(人工知能)をスパム検知に導入する日
米時間24日、Googleは「(RankBrainと呼ばれる人工知能プログラムの)機械学習をWebスパム方面に利用する方法を模索中だ」と発表しました。
現在入っている情報をお伝えします。
検索品質ストラテジスト、テスト実施中と明言
Googleの検索品質ストラテジストであるアンドレ・リパセフ氏が、Google Q&AのWebプロモビデオ経由で「我々Googleは、Webスパム検知を含むあらゆる領域で、機械学習システムを用いる方向だ、と断言できる」と話しました。
アンドレ氏は、機械学習において「まだ大きな成功と呼べるような結果は出していない」が、しかし彼は「自信を持って模索を続けるつもりだ」とも話しています。
Google検索ではまだ機械学習がWebスパム対策に用いられてはいませんが、アンドレは「Webスパム検知に人工知能を用いるテストでは、非常に有益な結果が出ている」と付け加えました。
RankBrainは「三番目」のSEO要因
RankBrainを用いて、スパム検知、あるいは検索品質の向上に機械学習システムが大きく寄与する日は、そう遠い未来ではないでしょう。
RankBrainは昨年鳴り物入りで登場したのち、「被リンクの獲得」と「良質なコンテンツ」につづく、三番目に大切なSEO要因だ、とGoogleから公式な見解が出されていました。
→「リンクとコンテンツ、RankBrainがランキング3要素」報道記事(英語)
「被リンク」はSEO Packで対策でき、また「良質コンテンツ」はサイト管理者側で対策できます。
しかし3つ目のRankBrainをどう順位上昇に活用すべきか、国内外でもまだまとまった情報がありません。
SEO Pack契約ユーザーの皆様は今後配信される変動状況などを参考に、従来通りのSEO対策を継続して下さい。
→【参考記事】RankBrain(ランクブレイン)とSEO対策 ガイド
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