[2016/04/27] (最終更新日 2021/06/15)
Google、画像検索でも広告を表示開始/SEOへの影響は?
Googleの画像検索で、広告コンテンツが検索結果に混じって掲載されるようになりました。
以前もGoogleは、同様の広告配信をテストしていましたが、その際は、一部の検索ユーザーに一時的にテスト配信しただけでした。一方今回は、多くのユーザーに広告が配信されていることから、画像検索広告の本リリースに至ったと目されています。
目次
スポンサードコンテンツが画像検索にも
昨日、ある米ウェブ管理者が、モバイル検索(スマホ検索)の画像タブに広告が表示されていることを確認し、twitterにてメディアへ報告を行いました。
まだ米国のモバイル検索のみのもよう
現在のところ、画像広告がリリースされているのは、下記条件下のようです。
・米国内
・モバイル検索の画像タブのみ(PC検索ではまだ見られない)
広告コンテンツ表示のサンプル
広告コンテンツの右上に表示されている「スポンサード」というラベルをクリックすると、このように表示されます。
あなたの検索クエリから、Googleは今あなたが購入する製品を探していると判断しました。このボックスをクリックすることで、あなたの要求を満たすコンテンツを表示することができます。
このコンテンツはGoogleとコンテンツ提供者の提携による広告コンテンツである場合があります。
日本国内では未実装も、近くローンチか
一方、筆者環境では広告は表示されていませんでした。下記は同じクエリをモバイル検索した際の画像タブ表示です。(2016/4/27 11:00)
米Googleで見られたスポンサードラベルが、こちらではどこにも見られません。
ほかにも国内で画像検索に広告が表示されたとの情報は確認されていません。
国内実装時のメリット予想と懸念
おそらく日本でも、早晩このモバイル画像検索広告がリリースされるのではないかと考えられます。
個人的には、スマホで画像検索はあまり使うことがありませんが、これはそれなりにユーザーにも広告主にも利益があるのじゃないかと考えています。
Googleは何年もこの画像検索における広告表示をテストしてきたと言われています。画像検索の利便性を損なうような結果にならないといいですが、画像の上に赤丸で「50%オフ!」とか書かれた画像がたくさん出るようになったら嫌だなとも思っています。
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画像検索でのSEOはどうなる?
Googleは画像のaltタグ内やtitleタグ内のテキストをインデックスしています。
つまり、たとえばimgタグ内のaltやtitleに「ソファ」と書けば、「ソファ」で画像検索したときの結果画面に出やすくなる、ということです。
これは、テキストによるキーワード対策でSEOが可能であるということで、画像検索においても通常のSEO対策が効果がある、と考えられます。
つまり、通常のウェブページSEOに効果的な対策が、画像検索SEOにも一定の効果があると考えられるのです。今後も画像検索結果が広告で埋め尽くされることはほぼありえず、画像検索も踏まえた包括的な、つまり基礎となるSEOを固める必要があります。
画像検索もふくめた基礎となるSEOとは
SEO対策の基本は、被リンクと高品質なコンテンツです。この2つが揃っていないと、ほかのどんな対策を行っても、順位に影響は出なくなってしまいます。Google公式情報をまとめた次の図が参考になるでしょう。
高品質なコンテンツはサイト管理者でないと作れませんが、自然な被リンクは、SEO Packで対策できます。とくに大事な集客サイトがある場合は、被リンク対策が済んでいるか必ずチェックしてください。この2つの対策を揃えると、モバイル画像検索での集客対策もまかなうことができます。
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