[2016/05/30] (最終更新日 2021/07/15)
「ブログ投稿」と「Webページ」、SEO効果は違う?
現在、非常に多くのウェブマスターが、コンテンツ運用にブログを利用していますが、ブログ投稿と普通のWebページで、SEO効果に違いはあるのでしょうか?
特にニュースメディアでは、人気のある記事ページを見ると、ほとんどがWordPressやMovable Typeで運用されています。こうしたブログシステムには、検索上位に表示されやすい仕掛けでもあるのでしょうか?
Googleの発言を引き、回答を説明します。
Googleが回答、「順位に関連はない」
Googleウェブマスターヘルプフォーラムに投稿されたそんな質問に、Google上級スタッフがコメントを返しました。そのやり取りが以下です。
質問者:
私のサイトのメインメニュータブは、全て「ブログの投稿」ページにリンクしており、普通の「Webページ」にリンクするものはありません。[…]「投稿」と
ページ」で、Googleにインデックスされる頻度は代わったりするのでしょうか?
ジョン・ミューラー:
いいえ、Googleにとっては何も関係ありません。どっちを使うかはあなた次第で決めるといいですよ。
「投稿」と「Webページ」、では何が違う?
「ブログ投稿ページ」でも、「Webページ」でも、基本的にはどちらも同じインターネット上のウェブページファイルで、変わりありません。「投稿/Webページ」という区別は、コンテンツがブログシステムを利用しているかどうかの区別でしかありません。
つまり、Googleから見ればどちらも同じなのです。ブログから作っているから順位を上げよう、とか、ブログを使っていないからインデクシングは後にしよう、とか、そういった判断は行われません。ただコンテンツ作成者側にとっての呼び名が違うだけ、という認識で間違いないでしょう。
「普通のWebページだってニュースに載れる」事例も
それでも「やっぱりGoogleニュースなんかに載っているサイトはブログが多いから、ウェブページより有利なのでは…」といぶかる方はいらっしゃるでしょう。
そんな方のために、別のウェブマスターが投稿したこのコメントも紹介します。
私のサイトは(ブログを使っていないので)「投稿」がありません。全部普通のウェブページです。でも、Googleニュースに拾われることがあるし、ニュースアグリゲータ(Gunosyなど)に掲載されることもあります。
Googleやアグリゲータがサイト上の情報を信頼したら、それ以降はずっと、そのコンテンツやディレクトリを配信しつづけるはずです。そのコンテンツが投稿なのかページなのか、それは関係ありません。
私のサイトでは、ニュースとして取り上げられる情報はディレクトリにまとまっていて、そこの新規ページは全て、ものの数分でGoogleにインデックスされます。しかし、他のディレクトリのコンテンツは、だいたい1日から2日かかります。Fetch as Googleしても変わりません。
裏ワザなど特に使っていません。Googleは、価値のあるコンテンツがあったら、そのサイトやディレクトリを信頼します。それが投稿かウェブページかは関係ないのです。
参照:同上
まず、確かな効果が見込める対策に専念を
もちろん、ブログシステムの利用で、ページャーやプラグイン、フォーマットの統一など、SEO上の様々なメリットがあるのは確かです。しかし覚えておきたいのは、これらは全て 基礎SEO対策よりも影響度はずっと低い、ということです。
細かいSEO調整に時間をかけすぎて、この基礎SEO対策が整っていないサイトは、いまだによく見かけます。特にビジネスサイトでは、細かいことに気を取られず、まずは確かな効果が見込める対策に専念するようにしましょう。
→【詳解レポート】Google公式発言から検索ランキングの最重要2要素を検証【参考記事】
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