[2016/06/24] (最終更新日 2021/06/15)
Googleローカル検索が広告を表示へ/SEO対策へも影響
Google検索のローカル検索機能(近隣の店舗などを地図付きで表示する機能)で、新たに広告の表示を開始する、とGoogleが発表しました。
これは、ローカル検索結果のうち一部が広告に置き換わることを意味しており、自然検索結果のリスト掲載数が減るため、SEO(MEO)対策の競争率が上がると考えられます。
Googleが公式発表、予想イメージは
先日行われた世界規模の検索マーケティング展示会「SMX」(サーチマーケティングエキスポ)で、Googleは、ローカル検索機能に広告が搭載される、とアナウンスしました。
ローカル検索機能では、これまで3つの自然検索結果が表示されていました。しかし今後は、自然検索結果が2つ、そして広告が1つとなる予定とのことです。
この機能はまだリリース前ですが、筆者が作成した予想イメージを掲載しておきます。
これは、ローカル検索部分(地図およびその下の検索結果3つ)のうち、リスト最上段が広告に置き換えられた状態を示した模式イメージです。
リアル来店増チャンスも費用は高めか
現在、このローカル検索部分にサイトや店舗情報を掲載するには、自分の店舗などが検索地域に近い場所にあり、かつ高いSEO評価を得ていることが条件となっています。
しかし今後、ローカル検索へ広告掲載が可能となることで、予算があるサイトや店舗のオーナーには、リアル集客の大きなチャンスが得られることになります。
とはいえ、リアル来店数に大きく影響するローカル検索への広告掲載には、比較的高い予算が必要になると思われます。しかも広告掲載できるのは1店舗だけとあって、地域によっては競争が熾烈になることも考えられます。
ローカル検索リストのSEO競争率「1.5倍」に
また、以前3つ載せられた自然検索結果が、今回の変更によって2つに減るため、自然検索リスト掲載の競争率も、現在の1.5倍と高くなります。これは、SEOもしくはMEOを行うサイトや店舗にとっては、かなり影響が大きいと言えます。
こうしたことから、米などのローカル検索のオンラインフォーラムなどでも、今回の方針をめぐって様々な議論が交わされています。
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ローカル検索での対策の重要性、見直しを
ローカル検索など、地図検索で上位表示されるためのMEO対策では、上述のように、地域内に拠点があることに加え、通常のSEOと同じ要素が重視されることがわかっています。
SEO対策の効果発現(=Googleアルゴリズム評価更新)は短時間で行われないケースも多く、ローカル検索での集客を考えるサイトは、今のうちに、最も直接的に順位に影響する基礎SEO対策 から始めておくことを、強くおすすめします。
店舗側が気にしていなくても、ローカル検索によって顧客が来店するケースは、現在大きく増加しています。とくに、ローカル検索の重要性をあまり意識したことのない地域では、早めにSEO対策をしておくことで、他店を出し抜き大きな成果を出すことも期待できます。
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