SEO1位のための「titleタグ」ガイド

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[2016/08/17] (最終更新日 2022/05/17)

SEO1位のための「titleタグ」ガイド

titleタグは、サイトやページのタイトル部分を設定できるタグです。SEO対策を行うときは、このtitleタグをうまく利用することで、より効率よく検索順位を上げることができます。

Googleがtitleタグを評価する仕組みと、それに応じた最も効果的なtitleタグの利用法を知ることで、あなたのサイトがGoogle検索順位1位を獲得するための足がかりを作ることができます。

SEO1位のための「titleタグ」ガイド


titleタグとは

titleタグは、Webページやサイトのタイトル(題名)を設定するために使うhtmlタグです。

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▲ブラウザのタブに表示されるのがタイトル要素

titleタグは、ユーザー訪問対策全般に重要な役目を果たす

あなたのサイトがGoogle検索結果に表示されるとき、そこで見出しとして使われるのが、このtitleタグで設定したテキストです。

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titleタグに入れたテキストが魅力的だと、Google検索結果でクリックしてくれるユーザーは増えます。また、titleタグの中身が意味不明だと、クリックしてくれるユーザーも減ります。

さらに、titleタグの中身を見て、Googleは「どんなキーワードの検索結果にあなたのサイトを表示させるか」を検討します。

こうした役割から、titleタグがSEO対策で果たす役目はとても重要なものです。
以下、基礎知識から順に、詳しく説明していきます。

titleタグの記述方法

titleタグの記述方法を説明します。
titleタグは、htmlのheadで囲まれた中に記述します。下記が記述サンプルです。

<head><title>WEBページのタイトル(題名)</title></head>

titleタグのGoogleでの表示ルール

titleタグの中身は、Google検索結果で使われます。ただし、Google検索結果での表示は、ときに一部省略されることがあります。

具体的には、日本語で30文字程度、あるいは(Google検索結果画面内で)512px幅以内に収まるtitleタグでないと、Google検索結果で全文表示されることはありません。この文字数あるいは幅を超えたtitleタグは、一部が省略されて表示されます。

Google検索でのtitle表示は、下記のツールへ入力してシミュレーションできます。

・titleタグの検索結果表示シミュレーションツール
titleタグに入れたい文を入力し、下のボタンを押して下さい。
オプション:ユーザーの検索キーワード
ここにはWEBページのtitleタグに入力した文章が表示されます。文章はおおよそ30文字(60バイト)で省略されます。
www.titletagemulator.seop/example
ここには、WEBページのmeta-descriptionに入力した文章が表示されます。こちらの文章はおおよそ80文字(160バイト)で省略されます。ここに効果的なキーワード配置と魅力的な

titleタグの重要性

次に、SEO対策におけるtitleタグの重要性を、大きく2つ説明します。

1. titleタグは、検索ランキング決定(SEO)に使用される

titleタグは、Googleが検索ランキングを決めるための評価ポイントであり、SEO対策を行ううえで大切なポイントの一つです。

なお、ときに「titleタグはSEO対策に意味がない」と言う人を見かけますが、これは間違いです。titleタグにキーワードを含めたり、より分かりやすい文章にしたりするだけで、順位が明らかに上がったり、適正なキーワードで順位がついたりします。

titleタグだけにキーワードを入れても順位が上がりませんが、本文に書いた内容を上手くまとめたtitleタグにすると、SEO効果が一気に上がります。この意味で、titleタグは「他のSEO対策の効果を増幅する」タグとも言えます。
したがって、SEO対策を行う際は、必ずtitleタグにも注意する必要があります。

また、Google上級管理者のジョン・ミューラー氏はtitleタグが「どれくらい決定的なSEO評価ポイント」なのかについて、Google公式オンラインフォーラムで言及しています。

上記のGoogle公式オンラインフォーラムにてどのような発言をしているのかというと、「titleタグにキーワードを入れただけで上位表示はできない」という事を発言しています。
このことから「どの対策内容がどれほどの優先度なのか」を理解しておくと、スムーズに対策が進みますね。

2. titleタグは、ユーザー訪問のきっかけを作ってくれる

検索順位を上げる以外にも、titleタグはサイトの訪問増に大きく役立ってくれます。主なものが、次の二つです。

・検索結果ページでのクリック率を上げる

タイトルが魅力的だと、検索結果ページでのクリック率が上がります。
場合によっては、より上位にいるサイトよりも多くクリックされることもあります。

・外部サイトからのリンクに使われる

titleタグは、あなたのページがfacebookやtwitterなどでシェアされるとき、アンカーテキストとして使われます。そのため、タイトルを魅力的なものにしておくと、SNSでシェアされたときにも、勝手に多くのユーザーを集客してくれます。

SEO対策やWeb集客にtitleタグ活用は欠かせない

このように、SEO対策もしくはWeb集客では、titleタグが大いに役立つのです。titleタグを上手く使えるようになれば、より手間をかけずに、より多くの集客数を稼げるようになります。

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titleタグが設定されていなくても順位は付く

タイトルタグが無くても順位はつくが、コンテンツが無いと順位がつかないと、GoogleのJohn Mueller氏が発言しています。

タイトルタグが無い場合、検索エンジンはページ内にあるキーワードと思われるものをタイトルとして扱いうことができます。また、タイトルタグが無いことで順位下落することはありません。

一方、コンテンツは何について書かれているページかGoogleが知るために重要な要素です。コンテンツが無い場合順位下落があり得ます。

順位を向上させたい場合は、タイトルタグよりコンテンツを重要視するよう解説しています。

titleタグ、実際のところ

昔はtitleタグがSEO対策の最も重要な要素でした。titleタグ内に、SEOキーワードを埋め込むことは重要で、それをやらないと上位表示が困難とされていました。

今では(Googleの読解力が向上したこともあり)、titleタグが無い場合、ページのコンテンツ(内容)から主要なキーワードをGoogleが割り出し、タイトルとして認識してくれるようになりました。
とは言っても、titleタグは適切にSEOキーワードを入れて設定した方が上位表示が実現しやすく、上位表示までの期間が短いように思います。まだまだ、titleタグはSEO対策として重要な要素の1つであることは変わりありません。

また、コンテンツの重要度は以前より増しているのは確かです。
いくら素晴らしいtitleタグを設定しても、コンテンツがないと上位表示は期待できません。
1ページ1キーワードと設定したキーワードの内容に合わせて、コンテンツを作成する必要があります。

コンテンツ作成の際のポイントは、ユーザーがどんな情報を欲しているのか考えることです。
Googleはユーザーが欲しい情報に合わせて検索結果を決定している(はず)ですので、上位化しているサイトを確認し、どういった傾向のコンテンツがあるかをチェックし、自分のサイトに合わせてコンテンツを作成していくと良いと思います。

titleタグを最適化する方法

では、SEO対策やWeb集客で、titleタグを最も効果的に活用する方法を説明します。

A. titleタグ内の長さに(できれば)注意しよう

titleタグで設定する文は、できれば30文字以内を目安にしましょう。
Google検索結果ページでは、titleタグが長過ぎると、はみ出た分の文字が「…」という省略記号に置き換えられ、全文表示されなくなってしまうからです。

とはいえ、どうしても30文字以内でないといけないわけでもありません。例えば、省略された部分に入っている文章にもSEO効果はあると言われており、またSNSでシェアされるときには、少々長くても魅力的なタイトルのほうがクリックされることもあります。

そのため、文字数は「できれば」30文字以内にする、くらいの気持ちで、それよりも「魅力的なタイトルか」「読みたくなる、クリックしたくなるタイトルか」を重視するようにしてください。

B. 重要なキーワードはtitleタグの前方に配置しよう

順位を上げたい大切なキーワードは、titleタグの前方に配置しましょう。

titleタグの中でキーワードを前側に置くか後ろ側に置くかは、特に順位に影響しない、と言う人をたまに見かけます。しかし、米の著名SEO企業であるMOZは、キーワードの配置場所で実際に検索順位やクリック率が変わる、というを発表しています。

こちらも、けして気にしすぎることはありませんが、可能なら気をつけてタイトルを作るようにしましょう。

C. サイト名などをどこに入れるかに注意しよう

サイト名、あるいはサイトを包括するブランド名などを、titleタグのどこに入れるか、よく考えて決めるようにしましょう。

例えば、多くのサイトでは、サイト名(あるいはブランド名)を、titleタグ内の「最後」に置いています。こうすると、訪問ユーザーに対して、今見ている記事の母体サイトや、記事を提供しているブランドに意識を向けさせることができます。

あるいは、サイト名(あるいはブランド名)がとても有名なのであれば、titleタグの「最初」の方に置くようにすると、かえってクリック数が増えるかもしれません。そのサイト(やブランド)の状況に応じて使い分けるとよいでしょう。

D. 自分より上位にいるサイトのtitleタグを見てみよう

あなたが上位表示したいキーワードで実際に検索したときに、自分のページより上位に表示されている他社サイトがあったら、そのサイトがどうやってtitleタグをつけているか、必ず確認しましょう。

自分より上位にいるサイトは、ライバルでありながら、自分よりもうまくSEO対策ができている「お手本」サイトでもあります。だから、上位サイトの手法を、自分のサイトでも上手く取り入れるようにするのです。

上位サイトの傾向を見ると、より短いタイトルのほうが上位表示されやすそうだとか、ノウハウ記事っぽいタイトルのほうが上位表示されているようだとか、様々なことがわかります。自分のサイトでも取り入れられそうな部分は、積極的に取り入れましょう。

ただし、タイトルを他社サイトと全く同じにはしないでください。手法だけをまねて、文言は他社よりもさらに魅力的にする、というのが理想的です。

E. titleタグが検索結果で書き換えられていないか確認する

時に、titleがGoogle検索で変更されて表示されることがあります。そのため、タイトルを決めてインターネットに公開したら、時間をおいて必ず、実際にGoogle検索結果を見てみましょう。

タイトルが変更されるのは、先に説明した文字数が30文字以上の場合が代表的ですが、実はその他にも、検索ワード(検索ユーザーの意図)に応じて、様々なケースで変更されます。ときには、30文字以上のtitleタグが5-6文字に短縮されることもあります。

実際の検索結果を見て、こうした変更が起きていないかを確認しましょう。変更されてもなお問題がなさそうなら放置でかまいませんが、悪影響がありそうなら、titleタグを改善しましょう。

F. サーチコンソールでクリック数やクリック率を確認する

Googleが無料で提供している強力なツールを使うと、Google検索結果でどのページがどのようにクリックされているか、調べることができます。

とくにtitleタグと関係があるのが、「CTR」(クリック率)のデータです。これを見ると、検索結果にせっかくページが表示されたのに「表示されたうち1%しかクリックされていない」とか、「10%もクリックされている」とかいったデータがわかります。

titleタグが良いと、CTR(クリック率)も上がります。逆にtitleがわかりづらいと、いくら検索上位でもCTRが0%になることもあります。新規ページやtitleを変更したページがあれば、たまにサーチコンソールのCTRを確認し、改善の余地がないか確認しましょう。

より精緻なGoogleサーチコンソールを使うと、検索クエリごとのCTRを数値でチェックできます。とくにターゲットキーワードがある場合は、こちらで定期的に推移をチェックし、タイトル改善に役立てるのがよいでしょう。

G. クリックしたくなるtitleを作る

検索ユーザーが思わずクリックしたくなるようなtitleを作りましょう。そうするには様々な方法が考えられますが、ポイントは「読みやすさ」と「わかりやすさ」です。

例えば、長くて読みづらいtitleはクリックされません。
また、難しくてわかりにくいtitleもクリックされません。
あるいは、短くても意味が通じないtitleも、当然クリックされません。

一方、短く簡潔で、誰が読んでもわかるtitleは、クリック率が上がります。
さらに、他社のWebページでは見たことがないような、あなたのページだけの内容が含まれていると、検索ユーザーを強く惹きつけることができます。

そして、検索ユーザーを満足させるページは、Googleからの評価も高くなり、検索順位の上昇につながります。titleができたら、一度自分で読み直し、クリックしたくなるtitleかを再度確認してみましょう。

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サイト集客を大きく変えられるtitleタグ

ここまで説明してきたように、titleタグは、SEO対策においても、さらにWeb集客全般においても、重要な役目を果たすタグです。このタグをうまく活用できれば、ぐっと効率よく、たくさんのユーザーをサイトに集めることができます。

titleタグの昔といま – いぜん強力な効果

こうした事実にも関わらず、一部で「titleタグはSEO効果がなくなった」と言う人がいるのは、なぜなのでしょうか?それは、ずっと以前(2000年前後)、titleタグにキーワードを詰め込むだけで、上位表示できてしまう時代があったからです。

当時のGoogleは今ほど賢くなく、そうしたスパムまがいの手法でかんたんに上位表示ができました。しかし、現在のGoogle検索は、けた違いに賢く、スパムや他の単純な手法で上位表示することはできません。

こうしたことから、一部では「titleタグにSEO効果がなくなった」と言う人がいます。しかし事実は「スパムに使えなくなった」だけで、titleタグには、今でも強力なSEO効果があるのです。

基礎になるSEO対策に、titleタグ対策も必ず加えよう

Googleで検索順位を上げる対策としては、「コンテンツがあるページ」で「被リンクを獲得する」のが最初の手順となります。こうした「基礎対策」を行っていないサイトは、他のどんな対策を行っても、検索上位表示はほぼできません。

しかし、コンテンツ+被リンク対策を行っているサイトであれば、titleタグの改善といった他のSEO対策を追加することで、さらに高い検索順位にあなたのサイトを表示させることができます。

titleタグを工夫する「だけ」では確かにSEO効果は限られていますが、基礎対策を行っているサイトなら、titleタグのSEO効果は大きなものになります。とくにビジネスサイト運営の際は、よく考えてSEO効果の高いtitleタグを作るようにしましょう。

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