[2017/04/21] (最終更新日 2021/06/29)
SEO「よいコンテンツ」とは?よくある勘違い7つ
最近の検索エンジンはユーザーが求める情報が多いページを高く評価します。つまり、質が高くユーザーのニーズにマッチするコンテンツが多いページほど、検索順位の上位を取ることができます。
Googleに評価され、順位が上がる「よいコンテンツ」とは、どのようなコンテンツなのでしょうか?
あなたのSEO対策の成果は、コンテンツ次第で大きく変わります。
しかし、よいコンテンツとはどのようなものなのか、勘違いしている人がまだまだたくさんいます。
この記事では、ありがちな「7つの勘違い」を紹介し、どうすればSEO効果のある「よいコンテンツ」が作れるのかを說明します。
コンテンツ対策とは
はじめに、コンテンツ対策というのは、検索クエリから「検索ユーザーの求めるコンテンツ」を分析し、ライバルサイトよりも良いコンテンツを用意する事でサイトの評価を高めることを指します。
最近の検索エンジンの傾向として、コンテンツを重視するようになってきています。つまりユーザーが求めているコンテンツをしっかり備えているページが高く評価されます。
「コンテンツ対策」は、外部の業者に依頼するのではなく、検索ユーザーをよく知るあなたが一番ベストな対策ができる部分です。あなただけしかできない「コンテンツ対策」を行うため、以下の3つのポイントを確認しましょう。
検索ユーザーのニーズを知る
より良い「コンテンツ対策」を行うには「検索ユーザーが欲しい情報を知る」事が重要です。
ただ「サイトオーナーが検索ユーザーが欲しいと思っている情報」と「本当に検索ユーザーが欲しい情報」に食い違いが出ているケースが多いため実際に検索エンジンを利用し、検索エンジンに「検索ユーザーの求める情報があるサイト(ページ)」として現在評価されている上位サイトをチェックすることで「検索ユーザー目線のコンテンツチェック」をしてみましょう。
検索ニーズとオーナーのズレ
稀に「サイトオーナーが対策したいSEOキーワード」と「検索ユーザーの欲しい情報」に大きなズレが生じることがあります。例えば「ホームページ制作会社」がSEO対策をしたい場合、以下のようなズレが生じます。
評価されるコンテンツは変わる
コンテンツ対策は「一度したから終わり」ではありません。検索ユーザーが欲しいもの(情報)は、その時々によって変わるため、定期的な見直しが必要になります。
「検索ユーザーの欲しい情報が変わる」ということに実感がないサイトオーナーも多いですが、たとえば「年賀状」の場合、年末までは「年賀状印刷のサイト」が上位を占めますが、新年になると「お年玉付き年賀はがき 当せん番号のページ」が上位に来ます。
検索エンジンは「検索ユーザーの求める情報」を検索結果に表示します。「検索ユーザー目線」を意識して、コンテンツの見直しを行いましょう。
「コンテンツ」を誤解した3つの勘違い
コンテンツを、なにか他のものと勘違いしたり、ほかのものとごちゃごちゃになっていて、的はずれな対策をしている人がいます。
コンテンツとはあくまで、ページに載っている情報の「中身」のことであって、見かけや体裁のことではありません。
そんな勘違いを3つ說明します。
1. 「デザインが立派=よいコンテンツ」は勘違い
意外と一番多いかもしれないのが「サイトのデザインが立派なら、いいコンテンツ」という勘違いです。
デザインはあくまでデザインであり、コンテンツ(中身)ではありません。いくら立派でかっこいいデザインでも、中身がよくなければ、Googleは検索順位を上げません。
この勘違いは、とくに(WEBデザイナーを雇わず)自分でサイトを作っている人に多く、「立派なデザインなんてできないから、SEOは諦めよう…」という人もいます。しかし、デザインがイマイチなのに順位が高いサイトは無数にあり、気にしすぎる必要はありません。
2. 「テキストばかり多いと、よいコンテンツではない」は勘違い
これも多いようですが、「画像も動画も少なくてテキストが多いサイト」だと、よいコンテンツとみなされない」は、勘違いです。
これは、実際と異なるどころか「真逆」とも言えるため、かなり注意が必要です。
むしろ、テキスト量は多い方がいいのです。
ほとんどの場合、画像や動画だけが大量に載ったサイトよりも、それらが無くても文章が多いサイトの方が、順位は上がりやすくなります。
(例外として、画像素材サイトやYouTubeの順位が高いのは、コンテンツつまり文章というよりも、多くのユーザーからの数え切れない被リンクが付いていることが勝因、と考えてよいでしょう。)
3. 「技術や知識がないとよいコンテンツは作れない」は勘違い
あるいは、「よいコンテンツは、高い技術や知識を持っていないと作れない」と思う人もいます。しかしこれも勘違いです。
とはいえ、昔ならあながち間違いでもありませんでした。
というのも、以前はHTMLタグの使い方しだいで順位が大きく上がったり上がらなかったりすることがあったからです。
しかし、今のGoogleは、仮にHTMLタグの使い方が少々間違っていても、文章の中身さえ良ければ「よいコンテンツ」と評価してくれます。
大雑把に言うと、ホームページスペースを持っていて文章が書ける人なら、誰にでも「よいコンテンツ」を作ってSEO対策を始められます。
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「書き方」についての2つの勘違い
コンテンツ=文章、ということはわかっていても、「どんな文章がよいのか」について勘違いしている人は少なくありません。
ここでは、とくにありがちな、文章の「書き方」とSEOへの影響についての勘違いを2つ紹介します。
4. 「上手な文章=よいコンテンツ」は勘違い
SEOに関しては、文法が正しくてどんな難しい言い回しもうまく使いこなした「上手な文章」=「よいコンテンツ」というのは、勘違いです。
文法も合っておらず、かんたんな言葉だけで書かれていても、順位が上がっているページは無数にあります。
いくら文法が正しくても、文章の中身が誰も興味のないものなら、Googleは評価しません。
逆に、どんなに言葉が稚拙でも、多くの人が興味を持つなら、Googleは順位を上げます。
5. 「ですます調や句読点の多さなど、書き方が重要」は勘違い
「です・ます調の方が(だ・である調より)Googleに評価されるのでは?」
「句読点(「、」や「。」)が多い方が、コンテンツの評価が高いのでは?」
などなど、文章の書き方がコンテンツの評価に影響すると考える人がいますが、これは勘違いです。
これも同様に、文章の中身さえ良ければ、「ですます調か」とか「句読点が多いか少ないか」とかは、あまり関係がないのです。
「コンテンツを書けない人」の2つの勘違い
ここまでで、よいコンテンツを書くためのイメージがだんだんできてきたはずです。
しかし、これでも「良いコンテンツを書けない」という人はいます。
そんな人が抱えがちな、2つの勘違いを説明します。
6. 「よいコンテンツを作る条件がある」は勘違い
ここまで見てきたように、Googleが評価する「よいコンテンツ」に、明確な条件はありません。
評価コンテンツは「特定の書き方」や「特定のタグ」で作れるわけではないのです。
とはいえ、よいコンテンツを書く「コツ」はあります。それは、次の3つを満たすことです。
- ユーザーの興味をひくことを書く
- 順位を上げたいキーワードを入れる
- まずはできるだけ長く書く(1,000字以上がめやす)
顧客が興味を持って読みそうなことを、キーワードを入れつつ、できるだけ長く書くのです。
これを意識的に行うだけで、Googleに評価されるコンテンツが作れます。
7. 「自分には、よいコンテンツは作れない・・・」は勘違い
「Googleが評価するコンテンツなんて自分には作れない…」と思い込んでいる人が、大勢います。しかし、これは大きな勘違いです。
むしろ逆で、あなたのビジネスについては、あなた自身が書くのが一番よいのです。
札幌のケーキ屋さんには、札幌のケーキ屋さんだからこそ知っていることが書けます。
盛岡の回収業者さんでも、行政書士でも、つくばの農産物通販店にも、そのほかどんなビジネスでも、同じです。
その事業をやっている本人だからこそ書けることがあるはずです。それを書くのです。
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よいコンテンツを書くには
Googleに評価される「よいコンテンツ」を作りたい、と思ったら、まず、そのビジネスに携わっている当人=あなたが、お客さんの興味をひくようなことを、できるだけ長く書きましょう。
その際、狙ったキーワードを入れるのも忘れないようにしてください
それで、Googleに認められるコンテンツを作ることができます。
この際に、言葉遣いや文法、HTMLタグなどは、それほど気を使わなくてかまいません。
お客さんが読んで意味がわかりそうなら、それで十分です。
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