[2020/11/25] (最終更新日 2021/02/10)
2021年5月「Core Web Vitals」が正式に検索ランキング要因に
Googleは以前からCore Web Vitals(コア ウェブ バイタル)という指標を検索ランキング要因に組み込む事を発表していましたが、
Google検索セントラルブログにて、2021年5月に正式にリリースする事を発表しています。
Core Web Vitals3つの要因
Core Web Vitals(コア ウェブ バイタル)の要因は、以下3点です。
- ページの表示速度(LCP)
- ユーザー操作への反応性(FID)
- 視覚要素の安定性(CLS)
Core Web Vitalsは、ページに訪れた際のユーザー体験といえる「ページエクスペリエンスシグナル」の1つです。
LCP、FID、CLSといった項目はサーチコンソールを利用していると目にしていると思います。
Core Web Vitalsの要因3点を見て推測できる通り、Core Web Vitalsは、ひと言でいうと「ページの使いやすさ」が要因という事ですね。
ページエクスペリエンスってなに?
エクスペリエンスは経験や体験といった意味ですが、ページエクスペリエンスというのは、ユーザーがページ上で何らかの操作をした場合に得られる情報以外の経験・体験です。例えば表示スピードや利便性などがページエクスペリエンスとなります。
今まで、「ページエクスペリエンスシグナル」は無かったかというと、そうではありません。皆さまも意識されているモバイル対応やHTTPSなど、いくつか思い当たる項目があるのではないかと思います。
既存のページエクスペリエンスシグナルは、次の4点となります。
- モバイルフレンドリー
- セーフブラウジング
- HTTPS
- 煩わしいインタースティシャルがない
モバイルに最適化されたページであったり、安全で快適であったり、ページエクスペリエンスというのは、いかに快適にページを利用・閲覧してもらえるかという事といえます。
インタースティシャルってなに?
インタースティシャルというのは、ページ表示時や移動時に独立ページとして表示される広告、または全画面に表示されるポップアップなどの事です。GoogleはインタースティシャルをUX上問題のある仕組みだとみなしています。
このような既存のページエクスペリエンスシグナルに、2021年5月からはCore Web Vitalsが組み込まれるのです。
Core Web Vitalsの改善やチェックに役立つツール
さて、Core Web Vitalsの改善に着手するには、まずは現状を把握する事が必要です。現状把握のツールとしてサーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」を確認してみましょう。
モバイル/PCそれぞれで「不良URL」「改善が必要なURL」「良好URL」の結果が確認できます。
改善すべきURLを見つけたらPage Speed InsightsやLighthouseを利用し修正を行ってみましょう。
かく言うSEO PackでもコツコツとPage Speed Insightsを利用しながら改善に努めています。
Page Speed Insightsを利用すると改善できる項目は結果画面に表示されますが、上からコツコツと見直していく事により、改善前から現在で20点のスコアの改善となりました。
サーバーの問題でスピードに影響出ているなど、すぐには見直せない項目も出てくるでしょう。
まずは、「画像の軽量化」や「JavaScript/cssファイルの見直し」など、出来る範囲でコツコツとページの状態を改善してみてはいかがでしょうか。
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これからの検索ランキング要因
Core Web Vitalsが2021年5月より検索ランキング要因に組み込まれますが、
ページのSEO対策として最重要に意識したい事は、今までと変わらずページの品質や検索ユーザーの検索意図に応えるページです。
その上で、ページを訪れたユーザーが使いやすいページ(ページエクスペリエンスに優れているページ)を心がける事が、ライバルサイトとのちょっとした差となっていくでしょう。
5月の正式リリースに向けて、今から少しづつ現状の把握・改善をしてみましょう。
11月に新機能をリリースしたSEOツール「seodoor」では、読み込み時間やモバイルフレンドリーを含む全33項目のチェックができる機能がございます。是非、ツールを活用しページエクスペリエンスも含めた状態を確認してみてください。
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