気づかないうちにGoogle Chromeが偽ブラウザ「eFast Browser」に入れ替わる!?

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[2015/10/21] (最終更新日 2022/10/13)

気づかないうちにGoogle Chromeが偽ブラウザに入れ替わる!?

あなたの使用しているブラウザは本当に「Google Chrome」ですか?
気づかないうちにGoogle Chromeと悪質なChromeの偽ブラウザが入れ替わっている可能性があります。

Google Chromeが偽ブラウザに入れ替わる?!

皆さまが普段使用しているブラウザは何でしょうか?
私はいくつかのブラウザを使っていますが、主に「Google Chrome」を利用しています。
現在、日本で主要なブラウザは以下があります。

  • Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)
  • Google Chrome(グーグルクローム)
  • Firefox(ファイアーフォックス)
  • Safari(サファリ)
  • Opera(オペラ)

多くのブラウザがある中で、もともとPCやスマホにインストールされているブラウザをそのまま使っていたり、使いやすさでお好みのブラウザを選び利用している事と思います。

さて、そんな中、Google Chromeを使っているユーザーに知っておいてもらいたい情報を目にしたのでご紹介します。

2021年、偽物のChrome注意喚起!

スマホのChromeブラウザのニュースです。
不審なSMSに記載されたURLのリンク先においてGoogle Chromeに非常によく似たアプリをインストールするように促すケースが確認されています。
基本はリンクをクリックしたり、アプリをインストールしないというのが一番ですが、もし誤った操作でインストールしてしまった場合は、
スマホのアプリ一覧を確認すると良いとの事。偽物のChromeがインストールされている場合には、アプリ一覧上でChromeの(ような)アイコンが複数表示されるといいます。
偽物のChromeのアプリの権限にはSMSが含まれているとの事で、複数アプリ一覧で見つかった場合は、アプリの権限部分を確認してみましょう。

Google Chrome(グーグルクローム)の偽ブラウザ「eFast Browser」

世界シェアナンバー1のブラウザ「Google Chrome」。

そのGoogle Chromeがユーザーが気づかないうちに、悪質な偽のブラウザに置き換わってしまうという事案が起こっており、海外のセキュリティソフトウェア会社が注意を呼びかけています。

この悪質な偽ブラウザの名称は「eFast Browser」といい、アイコンやページデザインはもちろんのこと、機能や挙動までGoogle Chromeとほぼ同じとのこと。

デザインがほぼ同じなのはともかく、挙動まで同じなのはGoogle Chromeがベースにしているソフトウェア「Chromium」をベースにしているブラウザだからだそうです。

そのため、使い勝手も変わらないので、Google Chromeの偽ブラウザだと気づかないで使っているユーザーもいるようです。
見た目では判断できないので、知識の少ない一般ユーザーが気づかないのは仕方ありませんね。

この偽ブラウザのeFast Browserですが、悪意のあるソフトウェアかどうかはまだ断定されていません。
しかし、独自のポップアップ広告でユーザーを誘導したり、ユーザーのサイト閲覧履歴などの情報を無断で収集し、サードパーティ企業と情報共有している可能性もあるので、セキュリティ対策ソフトでは不審なプログラムとして扱われているようです。

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eFast Browserの感染経路

eFast Browserの感染経路ですが、今までの悪質な不正プログラムの感染経路と同じように、フリーソフトをインストールする際にセットでインストールされてしまう事で感染してしまうようです。意図せずインストールしてしまう場合があるので注意が必要です。

もともとGoogle Chromeをインストールしていても注意!

もともとGoogle Chromeをインストールしているからと油断はしていませんか?

たしかに、いつの間にかGoogle Chromeのアイコンが2つあったら気づくでしょう。

しかしこのeFast Browserは、ユーザーがすでにGoogle Chromeをインストールしていても、自動でGoogle Chromeとすり替わったうえ、デフォルトブラウザに設定され、タスクバーやデスクトップにあったショートカットも全て削除されてしまいます。

さらには、「html」「jpg」などのファイルアソシエーションや「http」「https」などのURLアソシエーションへの関連付けも自動で行われてしまいます。

最近なにかフリーソフトをインストールしたなどしたユーザーは、本物のGoogle Chromeなのか、それとも偽のeFast Browserなのかを調べたほうがいいでしょう。

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本物のGoogle Chromeか確認する方法

本物のGoogle Chromeなのか、偽のeFast Browserなのかは、Google Chromeのアドレスバーに“chrome://chrome”と入力することで表示される「概要」を見ればわかります。

※2022年時点では、“chrome://settings/help”で概要が確認できるようになっています。

ここに「Google Chrome」と表示されていれば本物のGoogle Chrome、「eFast」と表示されていれば偽のeFast Browserです。

Google Chromeのアドレスバーにchrome://chromeと入力することで表示される「概要」ページ

とても簡単に調べられるので、調べてみましょう。

そしてもし、「eFast」と表示されていた場合は、「プログラムと機能」からeFastのプログラムを削除しましょう。

なお、eFast BrowserがGoogle Chromeとすり替わった際に、Google Chromeの拡張機能に勝手に別な拡張機能が追加されている可能性があるので、知らない拡張機能が追加されていた場合は、この拡張機能もアンインストールしましょう。

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