Googleが検索アルゴリズムに“RankBrain(ランクブレイン)”というAI(人工知能)を導入

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[2015/11/11] (最終更新日 2021/06/29)

Googleが検索アルゴリズムに“RankBrain(ランクブレイン)”というAI(人工知能)を導入

GoogleのGreg Corrado(グレッグ・コラド)氏が検索アルゴリズムに“RankBrain(ランクブレイン)”というAI(人工知能)を導入したと明らかに。

Googleが検索アルゴリズムに“RankBrain(ランクブレイン)”というAI(人工知能)を導入

少し前のニュースになりますが、GoogleのGreg Corrado(グレッグ・コラド)氏が検索アルゴリズムに“RankBrain(ランクブレイン)”というAI(人工知能)を導入したと明らかにしました。
すでにご存知の方もいるとは思いますが、まだRankBrainを知らない方のために、簡単に説明したいと思います。

RankBrain(ランクブレイン)とは

RankBrain(ランクブレイン)とは、Googleの検索アルゴリズムを補助するAI(人工知能)をベースにしたシステムのことです。

通常Googleのエンジニアがコードを修正(アップデート)するところを、AIが自ら機械学習することによってコードを自動で修正し、より高い精度の検索結果を表示します。

言語の意図を理解するRankBrain

RankBrainは自ら機械学習するAIのその特性を活かし、大量の言語やクエリを理解することができます。

それによりユーザーが曖昧だったり馴染みのないキーワードで検索しても、ユーザーの意図を判断し情報を組み合わせ、意図の内容に近い情報を推測したり、過去の検索内容やクエリを参照しながらユーザーが求める情報を表示することができます。

欲しい情報の“曖昧”なキーワードで検索しても“特定”のキーワードで検索した時と同じ結果が表示されたらとても便利ですよね。

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RankBrainはGoogle検索アルゴリズムで3番目に重要なシグナル

Googleの検索アルゴリズムは、ユーザーが求める情報を検索結果で表示するために数百のシグナルを使ってますが、2015年になってから導入されたシステムであるRankBrainはそのシグナルの中でもすでに3番目に重要なシグナルとなっています。

それだけ重要なシグナルに躍り出た理由に、RankBrainの精度はGoogleのエンジニアの精度をすでに上回っているようで、いくつかのページを“RankBrainに見せて”Google検索がどのページを上位に表示するかという実験において、Googleのエンジニアの正解率が70%だったのに対して、RankBrainの正解率はエンジニアの正解率を10%も上回る80%という結果を打ち出したそうです。

このことからも分かるように、RankBrainはそれだけ信用のあるシグナルということですね。

RankBrainが全体の約15%のクエリを処理

Googleの検索エンジンが毎秒受け取るクエリ数はとても膨大で、1秒間に数100万回ものクエリが発生しています。

その中でも約15%のクエリが未知のもの(今までに検索されたことのないクエリこと)で、そのクエリを処理するのにRankBrainが効果を発揮しているようです。

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RankBrainのSEOへの影響は・・・

Googleのシニア・サーチ・サイエンティストのGreg Corrado(グレッグ・コラド)氏の発言からすると、RankBrainは検索順位に影響を与えるといったシグナルでは無いように考えられます。

ページやサイトを評価するプロセスに直接的に関わって検索順位に影響を与えるいうよりも、クエリを処理するためのツールなのではないでしょうか。

よって、現時点でSEOに影響はなく、新たにSEO対策を考える必要はなさそうです。

まとめ

RankBrainはGoogle検索アルゴリズムを補助するAI(人工知能)で、検索順位に直接的な影響を与えるものではありません。

もちろん、間接的に最終的な検索順位には関わってきますが、RankBrainのために新たに特別なSEO対策をする必要なく、今まで通り、被リンク対策・内部対策両方行い、順位上昇を目指すのが検索結果の順位上昇に繋がる最善な方法です。

Googleが公式に発表しているウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドラインや、サポート情報を交えながら、ユーザーのためになるサイトを作り上げましょう。

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