[2021/02/17]
Google、Passage Rankingを英語検索で導入
Googleは、日本時間2021年2月11日に、Passage Rankingをgoogle.comの英語検索で導入したと発表しました。
今後、米国以外の英語検索でも順次導入開始予定のようですが、日本はまだ先のようですね。
Passage Rankingを全言語で導入すると、全検索結果の検索クエリ7%に影響が出るとの事ですが、「Passage Ranking」とはどういったものなのでしょうか?
日本に導入される前にPassage Rankingについて理解をしておきましょう。
目次
Passage Rankingって何?
Passage Ranking(パッセージランキング)は、元々「Passage Indexing(パッセージインデックス)」と呼ばれていました。
「Passage Indexing」だったら耳にした事がある!、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Passage Rankingは、インデックスを変更するものではなく、ランキングを変更するものなので、当初呼ばれていた「Passage Indexing」から「Passage Ranking」と変更し呼ばれるようになりました。
Passage Rankingって、どういう仕組み?
Passageというのは文章の一節や段落を表す単語ですが、Passage Rankingは、ページの中の1つの部分だけを評価する仕組みです。
例えば、野菜全般を扱うページの中から、トマトのコンテンツを評価し、検索結果を返してくれるといった事が可能となるようです。
今までは、検索クエリ(トマト)に対し、ページ全体を評価していたのですが、Passage Rankingは、ページ内のトマトに関する部分を見つけ出し評価してくれます。
これは、ページ上の他のコンテンツにより薄められてしまった優れたトマトのコンテンツを持つページを見逃さない仕組みとなります。とても長いページなどは埋もれがちになってしまいますね。
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Passage Rankingはあくまでも「ランキング要素」
繰り返しとなりますが、Passage Rankingはあくまでも「ランキング要素」です。
インデックス方法は、従来通りページ単位で行われるので、ページ内の一部分でインデックスがされるわけではありません。
検索クエリに対しベストな答えのコンテンツがあれば、部分的に評価して表示させることができるようになる仕組みです。
導入に際し何か対策が必要?
日本での導入はまだ先のようですが、GoogleのMartin Splittは、「特別に変更を加えたり、何かをする必要は無い。」と述べています。
なぜかというと、Passage Rankingは「現在問題が発生しているページのランキングのみを改善している」という事のようです。
したがって、Passage Rankingは、最適化されたページを持っていない可能性のあるサイトを支援するためのものと捉える事ができます。
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BERTとPassage Rankingの関係性は?
BERTという自然言語処理技術をGoogleは採用していますが、BERTとPassage Rankingの関係性についてMartin Splitt氏が回答しています。
BERTはコンテンツを理解する方法であり、自然言語の理解がなければ、これらのことを行うことはできませんが、異なるものである
BERTといえば、前後の文脈も理解する技術ですが、Passage RankingはBERTの応用技術ではなく異なる技術となるのですね。
まとめ
Passage Rankingについて最新情報を交え、基本的な情報をご紹介しましたが、いかがでしょうか。
現時点で日本ではまだ導入されておらず、時期も未定なので、今すぐ検索結果が変わるという事はないですが、
少なからず検索クエリに影響の出る仕組みです。
Passage Ranking導入に向けて、私たちは特別何か対応する事はないですが、引き続き検索ユーザーにとって有益な情報を届けるコンテンツを作成していけるように対策を進めていきましょう。
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