[2023/09/13]
SGEとは?検索体験に変化をもたらす生成AI技術
Googleの最新の取り組みとしてSGE(Search Generative Experience)が登場しましたが、皆さまは既に使っておりますでしょうか。
当初は米国での提供となりましたが、2023年8月30日より日本でも使用できるようになりました。
SGEはGoogleが開発した生成AI技術の一部で、ユーザーが検索窓に入力した質問内容に対して回答を提供するAI機能です。
この機能が登場した事によってユーザーの検索体験を更に向上させる要素となっています。
ユーザーが質問を入力すると、SGEにより関連情報やリンクなどを含んだ詳細な回答が提供され、ユーザーが質問を投げかけるたびに、前後の質問などコンテキストが維持されるので会話型で回答が提供されます。
また、SGEによって生成されるAIの回答は、オーガニック検索の上に表示されます。
GoogleのAI技術「Bard」との違い
あれ?Googleに似たようなAI技術があったような気がすると思い至った方もいるかもしれません。
それは恐らく「Bard」というAI機能でしょう。
「Bard」はチャットボット型の生成AI機能である為、SGEとは別物となります。
SGEは検索結果の機能の一部であるのに対し、Bardは検索エンジンから独立した機能といった違いがあります。
SGE導入によるメリット・デメリット
SGEが導入された事により、ユーザーにはメリット・デメリットがあると考えられます。
ユーザーにとってのメリットとデメリット
SGE導入のメリットとしては、ユーザーは知りたい事に対し、即座に詳細な答えを得る事ができます。
また、その回答には関連情報やリンクが含まれる為、効率的な検索体験ができます。
反対にデメリットとして考えられる事は、現段階では実験中の新しい技術の為、必ずしも正しい情報とは限りません。誤った回答を得る事が考えられます。
また、独自性の低い回答を得る為、そのまま引用などは注意が必要です。
いずれにしてもSGEを利用する場合は、正確な情報なのかを確認する事が求められます。
google検索でSGEを使う方法
さて、まだ使った事がないという方は、実際にSGEをgoogle検索で使用してみましょう。
PC版を例に説明すると、Chrome検索画面の右上に「Search Labs」のアイコンがあるのでクリックしてください。
次の画面でSGEを有効にし、次に表示される画面を読み「同意する」をクリックすると、すぐに利用開始する事ができます。
試しに「サンマが取れない理由」と、googleの検索窓に入力すると以下のように回答が表示されました。
将来的なSGEとSEO
SGEの登場により、十分な回答を得られたユーザーはその下に表示される検索結果をクリックすることが減少すると予想されるため、Webサイトへのトラフィックが減少する可能性が考えられます。
このように、従来のGoogle検索に大きな影響を与える可能性があるのですが、今後SEOは従来の対策に加え、より一層「良質なコンテンツ」がポイントとなってくることが予想されます。
SGE内で紹介されるリンクと検索結果上位サイトは必ずしも一致していません。
少しでも多くGoogle検索結果から流入するユーザーを獲得するようにSEO対策、中でもコンテンツ対策に注力していきましょう。
今や様々な分野でAI技術が用いられていますが、
SEO Packの提供するSEOツール「seodoor(セオドア)」でもAI技術を搭載しています。
SEOツール「seodoor(セオドア)」は、順位チェック、コンテンツの分析・解析、内部SEO対策までseodoorひとつで完結するSEOツールですが、ChatGPTのGPT-4を採用した「SEOアシスタント機能」(β版)が搭載されています。
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