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Google Penguin Update

ペンギンアップデート

この記事では、SEOで注意するべき「ペンギンアップデート」について、説明します。

【2016/09/26追記】
2016年9月23日金曜日に、ペンギンアップデートはコアアルゴリズムの1つとなりました。今後はリアルタイムでアップデートされます。→参考(Googleウェブマスター向け公式ブログ)

ペンギンアップデートとは?

Googleは「不正な方法でランキングを操作する行為」を排除するために、サイトの評価基準を常に見直しています。『ペンギンアップデート』とは、そのような不正行為を取り締まるための基準の一つであり、その基準の見直しのことも指しています。

ペンギンアップデートが日本で始めて導入されたのは、2012年のことです。それ以降は、約半年に1度のペースで更新が実施されており、これまでには4回の実施が確認されています。
(2014年10月7日現在)

ちなみに、こうした「サイト評価基準の見直し」は”検索アルゴリズムアップデート”と呼ばれており、ランキングに少なからず影響を与えるものです。その中でも、『ペンギンアップデート』は主要なアルゴリズムアップデートとされており、過去にもランキングに大きな影響を与えてきました。

サイト運営者は『ペンギンアップデート』によって、運営サイトのランキングが下がってしまわないように注意する必要があります。ペンギンアップデートが”どのような基準”でサイトを評価しているのか、ウェブマスターはしっかりと理解しておくべきでしょう。

ペンギンアップデートによるペナルティと、その対策

ペンギンアップデートでは、悪質と判断したサイトが低く評価され、検索結果の順位も下がります。主に、以下の行為が発覚したサイトは悪質と評価されます。

1.検索エンジンスパムの利用

検索エンジンスパムとは、不当な方法で検索順位をあげようとする行為のことを指します。例としては、隠しテキストや隠しリンク、不正なリダイレクト、クローキング、自動生成ツールを使ったリンクの獲得、などが挙げられます。

2.品質に関するガイドラインの違反

Googleは検索サービスの使いやすさを維持するため、ウェブマスター向けに「品質に関するガイドライン」を提示しています。このガイドラインの中では、サイト運営にあたって、ウェブマスターが行うべきではない違反行為が説明されています。

これらの行為が実施されていると判断した場合、ペンギンアップデートは、そのサイトのランキングを下落させてしまいます。ただし、アルゴリズムによる自動的な判断であるため、ウェブマスターが意図的に実施した行為ではなくても、順位下落の対象とされてしまうことがあります。

つまり、どんなサイトでも、ペンギンアップデートによって順位下落する可能性があるのです。

そこで、ウェブマスターは、ペンギンアップデートによる順位下落(自動ペナルティ)を受けたときに、そのペナルティを適切に解除することが大切です。そのために、以下の2つのことを実践するといいでしょう。

・スパム行為を実施している場合、SEO効果の疑わしいものは、ペナルティ原因となっている可能性が高いので止める

・スパム行為に身に覚えがなくても、ペナルティを受けた場合は、原因となったものをしっかりと調べて対処する

ただし、本来的には、ペンギンアップデートによるペナルティは受けないことが一番です。ですから、ウェブマスターは常に、SEOの最新の動向を知るようにして、その場その場に合った、SEO対策を実施することが求められるのです。

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順位が下落したときの原因を特定

順位下落の原因を特定します。こうしたアップデートのタイミングで順位下落した場合、その理由はざっくり下記2つに分けられます。

 A. アルゴリズム更新でサイトの評価が下がった(or 競合の評価が上がった)
 B. アルゴリズム更新でペナルティ判定を受けた

次の章から、それぞれを見ていきます。

A. サイトの評価が下がった(or 競合の評価が上がった)場合

下落幅が数位~数十位で、サーチコンソールにペナルティの通知が届いていなければ、原因は「自サイトのSEOパワーが競合サイトに負けている」ことが考えられます。
対応としては、SEO対策を基礎から見直し・増強します。現在も順位評価の大方針は大きく変わりません。改めて基本的な対策します。

次に、アルゴリズム更新によりペナルティを受けた場合について考えます。

B. ペナルティ判定を受けた場合

通常にない大きな順位下落やインデックス削除が起き、サーチコンソールに何らかのペナルティ通知が来ていれば、ペナルティ確定です。どのアップデートのタイミングでペナルティとなったのか確認し、対応する必要があります。

複数のアップデートが重なって起こった際、順位が下落すると、対応に悩んでしまうかもしれません。しかし、ほぼ全ての順位下落には理由があり、ほぼ全てのペナルティはリカバリーできます
重要なのは、原因特定と適切な対処です。あとは、外部と内部、基本的なSEO対策を粛々と固めていきましょう。

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