[2014/11/13] (最終更新日 2021/06/15)
Google: HTTPSサイトの割合、2年で「3倍」に
現在のHTTPSサイトの数は、2年前と比較して3倍になっている、とGoogleが明かしました。
これはGoogleが観測する「トップ300,000サイト」内のHTTPSサイト割合の比較で、確かに以前の4%から現在は13%に達しています。Web管理者やSEO担当者がこの数字をどう解釈すべきかについて、本記事で考えてみようと思います。
Googleの調査サイトによる調べ
発言があったのは、Googleの開発スポークスパーソンであるイリヤ・グリゴリークさんのGoogle+。彼らは、Google出資の調査サイト http archive でこうしたデータを観測しており、今回のデータは、その2014年10月付のものです。
確かに増えてはいるが・・・
確かに4%→13%は大躍進ですが、Googleが目指すのは「HTTPS Everywhere」=扱う全サイトのHTTPS化です。この遠大な目標に比べると、トップ300,000サイトだけでも13%という現状は、むしろ、まだまだ隔たりを感じさせるものです。
また、今回のGoogle+の投稿には2012年末からのHTTPSサイト数推移がグラフで載っていますが、これを見るに、HTTPSサイトの数は、2013年1Qの終わりにグッと伸びていますが、そのあとは伸び悩み、2014年4Qに差し掛かると、むしろ減っているようにも見えます。
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「HTTPS Everywhere」はまだまだ先か
以前、「いずれHTTPSが順位上昇に影響するようになる」という話があり、このブログでも記事にしたことがあります。
↓
Googleの「HTTPS重視」発表をどう解釈するか|SEO Packブログ
この時も「まだ順位に影響はないので、焦ってHTTPS化しなくてもよいかも」と書きましたが、今回の13%という数字、またこの2年間の推移を見ても、やはりまだ焦って導入する必要もなさそうです。
まだ13%しかないのに、HTTPSサイトだけを優遇したら、Google検索結果のユーザビリティは確実に混乱するからです。
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