[2014/11/28] (最終更新日 2021/06/28)
【速報】Google1ページ目の掲載数が「6サイトまで減る」状況が発生中
Google検索結果の1ページ目に掲載されるサイト数が、6サイトまで減る現象が発生しています。
この状況が続く場合、より上位のページに掲載するためのハードルが高くなり、結果、キーワードによってはSEO対策をさらに強化する必要が出てきます。
目次
調査の概要・ポイント
本日調査した項目は、具体的には下記のようになります。
下の参考画像と一緒にご覧いただくと、わかりやすいはずです。
■主な調査ポイント
・検索結果1ページ目の「掲載サイト」数
・15種類の検索キーワード(無作為抽出)で調査■その他の調査ポイント
・「サイトリンク」の表示行数
・「ニューストピック」挿入の有無と掲載数
・「ナレッジグラフ」の有無
・「画像検索結果挿入」の有無
参考画像:上記検証ポイントのサンプル(クリックで拡大)
調査結果:ワードにより掲載数が1~4サイト減少
下図の赤枠部分が、検索結果1ページ目に掲載されているサイトの数です。
全15種の検索結果のうち、掲載数が10サイトより少ないのが、なんと12件、実に80%となっています。
※調査した15種類の検索キーワードは、特に意図なく無作為に決められています。
次に、他の調査項目も考慮に入れ、もう少し詳しく見ていきます。
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「ニューストピックス」挿入との相関
まず注目すべきは「ニューストピックス」が検索結果に挿入される検索ワードです。
「ニューストピックス」は、10月~11月にGoogleが展開した新機能ですが、これが挿入されるキーワードでは全て、掲載サイト数が減少しています。社会的関心を引く話題やトレンド性の高い話題に関するワードは、同様の傾向が見られるはずです。
「画像検索結果」挿入との相関
次に気づくのは、検索結果ページに「画像検索結果」が挿入されるキーワードです。
ニューストピックスが挿入されていなくても、画像検索結果が挿入されると、掲載数が9サイトに減っています。商品写真などが重要になる購入検索(商品名など)であれば、おそらく同様の影響が見られるはずです。
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「掲載サイトリンク行数」との相関
調査結果の中でも、最も影響が大きかったのが、サイトリンクが3行以上表示されるサイトを掲載した検索結果です。
3行のサイトリンクが挿入されている場合、掲載数は6サイトまで減少しています。今回調査では、いずれもブランド検索のビッグワードであることが共通要素ですが、今後SEOを始める場合は、ワードのスケールに限らず、競合のサイトリンク状況を確認しておくことをおすすめします。。
AdWords、ナレッジグラフとの相関は見られず
一方、AdWordsやナレッジグラフといった要素は、掲載サイト数との相関は見られないようでした。
AdWordsがあっても(or なくても)掲載サイト数に偏りはないため、関係はないと思われます。また同様に、ナレッジグラフの有無も、関係はなさそうです。
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今回の調査から考える、今後のSEO
以上のように、1ページ目に掲載されるサイト数は、10サイトから9サイト、ワードによっては6サイトにまで減少する、という状況になっています。
このことから言えるのは、何よりもまず、
「1ページ目掲載のためのSEO競争が激化する」
ということです。
1ページ目掲載のために、今までは上位10位入賞でよかったのが、例えば上表の「生命保険」では、上位9位に絞られます。
もちろん2ページ目以降も同様です。20位は2ページ目から3ページ目に落ち、30位は3ページ目から4ページ目に落ちることになります。
さらに上位6件まで絞られた場合は、競争はさらに激しくなるでしょう。今回調査での対象ワードは「apple」や「microsoft」といったビッグワードですが、「3行以上サイトリンクを持つ」サイトが載っているワードは、ミドルワード・スモールワードでも十分あり得ます。
検索結果の掲載ページが一つ落ちるだけで、サイト訪問者数には往々にして顕著な違いが見られます。サイト管理者の方は、まず「目視で」自サイトの掲載順位を確認しなおすことをお勧めします。
まず速報として本記事を公開しますが、他にも追加調査を行い、結果が判明次第こちらで早々にお知らせします。
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