[2015/03/03] (最終更新日 2021/06/17)
【Google変動】検索順位の「瞬間下落」が海外で頻発、国内では
検索順位が突然大きく下落したのち、1日から数日で元に戻る、といった瞬間下落の報告が、海外で多くなっています。
こうした瞬間下落の頻発は、Googleのテストが原因か、もしくはGoogleが今後大きなアップデートを行う予兆だ、との見方もあります。SEO Packが国内での順位変動動向も分析し、現状について明らかにしました。
海外で「瞬間下落」が頻発か
米SEOメディア SEARCH ENGINE ROUNDTABLE で、順位の瞬間下落があったサイト管理者からの報告が頻発していることが報じられています。
いずれも「Google検索順位が突然下落し、すぐに戻る」といった動きのようで、困惑するウェブ管理者たちの声が伝えられています。
こうした動きは、Googleが何かのテストを行っているか、もしくは、今後何か大きなアップデートが控えているか、のどちらかを示す予兆だ、と米メディアでは伝えられています。
国内の分析結果は「微増」
これを受け、SEO Packで常時順位計測する約1,000サイトの「瞬間下落」発生率を分析した結果、下記のデータが明らかになりました。
・直近1週間内(今回の報告頻発期間を含む)は、4.0%
・過去に順位が安定していた期間は、3.7%
・過去に大変動が起こった直前の期間は、4.0%
このデータによれば、直近1週間の瞬間下落率は4.0%とわずかで、また安定していた期間と比較しても0.3%と微増にとどまっているものの、過去の大変動発生直前の期間と同じ値になっていることがわかりました。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
SEO基礎が済んでいないサイトの確認を
瞬間下落そのものは、どんなサイトにいつでも発生しうることであり、たまたま自サイトが1日から数日大きな順位下落を起こしたからといって、必ずしもそれが順位の長期下落や大変動の予兆だとは限りません。
しかし、既に最後のパンダアップデートからそれなりの期間が経っていることもあり、この「瞬間下落」の微増を気に、警戒を強める向きもSEO界隈には多いようです。
なお、過去のアップデートではSEO対策の内部基礎・外部を固めたサイトがよりアルゴリズムに強いという結果が見られており、大変動が起きる前に、管理サイトのうち基礎SEO整備が済んでいないサイトを確認し、対策を整えておくことをおすすめします。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。