[2015/05/12] (最終更新日 2021/06/17)
モバイルアルゴ大変動がなかった理由、Googleから説明
展開完了とアナウンスされたモバイルフレンドリーアルゴリズムが、結局大きな順位変動を引き起こしていない「理由」について、Googleが公式に説明を行いました。
アルゴリズムの影響は結局小さかったのか、それともこれから大きな影響が出てくるのか、情報を求める声が高まる中でようやくの公式説明となり、多くのサイト管理者からの反応を引き起こしています。
影響が小さかった2つの理由とは
米国時間5月8日、Googleのジョン・ミューラーが、質問に答える形で、モバイルフレンドリーアルゴリズムの影響が小さかった理由を説明しました。
質問は、モバイルフレンドリーアップデートで何が起こっているのか、なぜ大きな順位への影響が見られないのか、といったもの。
これに対してミューラーは、おおよそ下記の2点で返答を行いました。
- 大変動は、モバイルフレンドリ化する時間や手間がなかった小規模サイトの多いニッチキーワードで起こった(そのため、それを目にする人の数は多くなかった)
- モバイルフレンドリ化したサイトの数が、Googleの事前予想よりもずっと多かった
モバイルアルゴは「三方よし」の大団円?
今回行われた説明をそのまま受け取るなら、
- Googleはアルゴリズムを効果的に展開完了できた
- 多くのサイトはスマホ対応できたし変動も小さかった
- (これにより、スマホユーザにとってGoogle検索がより使いやすくなった)
ということで「三方よしの大団円を迎えた」という内容のアナウンスと言えます。
この発表で、Googleがやんわりと「今回のアップデートによる影響は結局小さかった」と認めたとも考えられ、これからさらに大変動が起こる可能性も非常に小さいと言えるでしょう。
スマホ対応を完了できたサイトは、少なくともしばらくは、もう「モバイルゲドン」におびえることなく、またWebマーケティングやSEOに時間を使えるようになりそうです。
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