[2016/03/23] (最終更新日 2021/06/18)
PC検索数、ピークは「3年前」だった /データ公開に
さきごろ公開されたデータにより、PC検索の総ボリュームが2013年にピークを迎え、それから3年間減少し続けていることが明らかになりました。
その一方で、モバイル検索の総ボリュームは既にPC検索を超えているとされることから、PCとモバイルを合計したインターネット検索全体は、変わらず成長を続けていると考えられます。
最新の情報から、詳細をお伝えします。
PC検索からモバイル検索への重心移動
今月comScore社が開示したデータから、PC検索(デスクトップ検索)の検索ボリュームは、次の棒グラフのように推移しています。
青い棒グラフがPC検索の総数、赤い棒グラフはGoogleのPC検索数です。これによれば、2013年から2016年にかけて、PC検索は8%の減少、うちGoogle検索は13%もの減少幅となっています。
一見、検索市場もGoogleの影響力も衰退しているように見えますが、他のレポートも併せて読み解くと、市場がモバイル検索に大きく移っており、検索全体の市場は成長をたどっていると考えられます。
Googleはモバイル検索で圧倒的なシェア
Googleのモバイル検索ボリュームは、既にPC検索ボリュームをしのいでいる、との発言がGoogleからされています。
これを踏まえると、Googleが月間でさばく検索数の総数は、PC検索数の2倍、つまり200億以上と考えられます。
また、StatCounterでモバイル検索の推移を見ると、右肩上がりのGoogleは2016年2月でシェア90%を超え、他の検索ベンダを圧倒しています。
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インターネット検索は巨大な市場を維持し続ける
PC検索数だけを見ると減っているのですが、PCとモバイルの合計検索数としては、相変わらず甚大なボリュームをさばいており、昨今の状況を合わせて考えると、検索市場全体では「成長は続いている」と思われます。
このごろは検索広告の成長鈍化も報じられていますが、インターネット検索そのものは、変わらず巨大な市場であり続けています。
検索やSEO対策がWEBマーケの軸となる状況も、今後もかんたんには変わらないでしょう。
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