[2016/05/23] (最終更新日 2021/06/22)
Googleがテスト中の「リアルタイム検索インデクシングAPI」とは
先週開かれたGoogle開発者向けカンファレンスで、Googleは「WebコンテンツのリアルタイムインデクシングAPIをテスト運用中だ」とアナウンスしました。
「たったいま」を検索結果に反映
ジングラスは、Googleが「たったいま」起こっていることに基づいて、検索者に役立つコンテンツを拾いあげたいと考えている、と述べました。
数時間前でも数分前でもなく、たった今起きていることについてのコンテンツを素早くインデクシングし、それを素早く検索結果に反映したい、ということです。
さらにジングラスによれば、Googleは今後数ヶ月以内にベータ版を運用開始する予定があるようです。実導入に至ったら大きなインパクトもありそうで非常に興味深い情報ですが、この日ジングラスがその他の詳細について触れることはありませんでした。
詳細はまだ不明もインパクト大
このリアルタイムインデクシングAPIは、おそらくサイトマップXMLプロトコルと似たものになるでしょう。とはいえ、コンテンツがリリースされたときに、Googleに対してping送信をするような機能を備えることにもなると考えられます。
この詳細について米SEOメディアから問合せたものの、Googleからの回答は今のところ得られず「今後のアナウンスに注目していてください」(下記twitter引用の翻訳)との返答のみにとどまっています。
@rustybrick it's coming soon. We'll keep you posted on updates!
— Stacie Chan (@staciechan) 2016年5月19日
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リアルタイム化がもたらすものは
リアルタイムインデクシングAPIが実装されたら、直接関連するかどうかはいまだ不明なものの、SEOに対する評価などもゆくゆくリアルタイム化されると考えられます。
インデクシングや順位評価のリアルタイム化は、Google、そして(おそらく)多くのウェブマスターの悲願の一つでしょう。Googleはより役立つサービスを提供でき、ウェブマスターは今の何倍ものスピードでSEO対策をトライ&エラーし成果に結び付けられるかもしれません。もちろん検索ユーザーは、その両方からの恩恵を享受できるのです。
しかし現在のインデクシングは、以前より格段に進歩したとはいえ、まだリアルタイムと呼ぶには全く及ばないスピードです。逐一トライ&エラーを試している余裕はなく、まずはSEOの最重要基礎を築くのに専心するのが良いでしょう。
→参考:>Googleついに公式発言、検索ランキングの最重要2要素が明らかに
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