[2016/06/09] (最終更新日 2021/08/10)
Googlebotアクセスはほとんどが米国から、ということは…
あなたのサイトを検索結果に載せるために必須なのが、Googlebotにアクセスされることです。
Googlebotはクローラーと呼ばれるプログラム(ボット)で、Google検索結果掲載のためにサイトへアクセスし、コンテンツを読み取ります。しかしこのGooglebot、ほとんどの場合のアクセスが米国(US)から発生しているのはご存じでしょうか。
このことに関連し、Googleが注意を促すコメントを出しています。
Googlebotは米国からやってくる
Googleのジョン・ミューラーは、Googleウェブマスターヘルプでこのように投稿しました。
Googleの、クローキングスパムに関するガイドラインでは、Googlebotに見せるコンテンツは、Googlebotがやって来る地域の他のユーザーに見せるのと同じコンテンツを見せなければならない。そのため、米国のユーザーアクセスをブロックすると、Googlebotもブロックすることになる。Googlebotも米国からアクセスしてくるからだ。
米国ユーザーは「ブロックできない」?
Googlebotがブロックされると、あなたのサイトはGoogle検索結果に表示されなくなります。少なくとも米国からのアクセスのブロックはNGと言えます。
とはいえほとんどのサイトでは、この問題は当てはまらないでしょう。例えば当ブログは日本語記事しかありませんが、Googlebotにも米国ユーザーにも、変わらず同じ日本語コンテンツを見せています。おそらくほとんどの日本のサイトと同じ構成ですが、問題は起きません。
もう一つの問題:同じコンテンツを見せているか
注意すべきは、多言語対応(多国向け対応)しているサイトでしょう。少々入り組んでいますが、米国のユーザーに見せるコンテンツと同じコンテンツを、Googlebotにも見せる必要があるのです。
しばしば見過ごされがちなGooglebot対応ですが、アクセス元が米国であること、Googlebotと米国の検索ユーザーとに見せているコンテンツが違うとクローキングスパム扱いされかねないこと、は覚えておいて損はないでしょう。
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