[2016/06/06] (最終更新日 2021/06/15)
facebookがSEO担当を募集、驚きの募集内容は【箸休め記事】
米facebook社が「SEOもしくはSEMエンジニア」を募集しています。その求人内容が、こんにちの超巨大ネット企業が必要とするSEOスキルとはどのようなものなのかを垣間見ることができるようなものとなっています。
米facebook SEO担当の募集内容
世界企業facebookのSEO担当に求められる職責・要件ですが、非常にクリティカルかつエポックメイキングなスキルとビジネスエクスペリエンスが要求されています。
米facebook公式サイトの募集要件から日本語を起こしたものを下記に掲載します。
※翻訳は筆者
職責
- 主要なHack言語でウェブアプリが作れる
- XHTML、CSS、JavaScriptでウェブインターフェイスを作れる
- フィーチャー仕様の定義のために社内製品開発チームと密に連携して働ける
- バックエンドサービス開発・スケーリングの業務やインフラと密に関わって働ける
- 当社SEO施策について洞察を深めるためのデータレバレッジができる
- 当社の成長、エンゲージメント、収入の最適化へ向けた戦略公示と定義ができる
- 当社製品の価値創造、開発、テスト、分析、最適化、そしてSEO/SEM施策スケーリングを維持するスケーラブルなツールの構築を行うために、開発、製品部門、マーケティング、そしてデータチームと密に連携して働ける
要件
- コンピュータサイエンスないし関連分野での学士、修士または博士
- Perl, PHP, Hack, あるいはPythonの実務経験
- ビッグデータテクノロジの実務経験
- XHTML, JavaScriptといったWebテクノロジの実務経験
- C, C++の実務経験
- 10兆ページ以上(100兆ページ以上が望ましい)のサイトを扱う主要インターネット企業でのインハウスSEOにおける最低2年間の実務経験
- ソフトウェア・エンジニアリングにおける最低6年間の実務経験
- 多言語SEOの実務経験、ならびに、望ましくはGoogleでの実務経験と同等のNaver、Yahoo! Japan, Yandexでの実務経験
- ユーザエクスペリエンスと分析モデルのビジネス戦略適用能力
翻訳は筆者、2016/06/06 18:00時点
以上です。筆者は応募不可能です。
筆者からのコメント
おそらくfacebookは、中長期的なスパンで募集をするつもりなのではないかと思います。ここまでの要件が揃った人材は、さすがにそうそういないでしょう。
なお、ご承知のこととは思いますが、大規模サイトと通常の中小ビジネスサイトでは、必要なSEO要件が全く異なります。全てのサイトのSEO対策にビッグデータ解析実務経験が必要、と思い込む方はまさかいらっしゃらないと思いますが、どうか誤解されないようお願いします。
以上、箸休め記事でした。
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