[2016/06/06] (最終更新日 2024/04/02)
一番「○○」に詳しいページは?「Site:」コマンドで調査
Googleなどの検索エンジンは、ページ内にどのような情報があるかというページの内容を評価するとともに、ドメイン内で一番「キーワード」に詳しいページはどれかを評価しています。
その為、ドメイン内で同じ内容(キーワード)について記載されたページが複数あると、次のような問題が発生します。
- ドメイン内で競合状態となるので、狙っているページが上位表示されない
- ドメイン内で、キーワードに関する内部リンクが分散されるため 内部リンクによるサイトパワーが付きにくい
ドメイン内で、同じ内容について記載されたページが複数ある事は悪いことではありませんが、重複ページと判断される懸念もあります。
したがって、上位表示させたいページとキーワードがあった場合、そのページとキーワードがドメイン内で最も評価されるようにGoogleの評価を上げる必要があります。
目次
評価されているページの調査手順
さて、ドメイン内で一番「○○(キーワード)」に詳しいページはどれか、というのを調べる調査手順についてご案内します。
その方法は、Google検索窓で「Site:」コマンドを使うことです。
「Site:」の読み方は、サイトコロンです。
ブラウザの拡張機能である検索コマンド「Site:」の具体的な使い方は、調べたいドメインのURLの頭に「site:」と入れた文字列、URLの後ろにスペース(半角)を入れ調べたいキーワードを入れ、Googleの検索窓から検索する方法です。
例えば、サイト内検索をしたいドメインが「seopack.jp」だとしたら、「seopack.jp」の中で「seo」で評価されているページを調べるには、「site:https://seopack.jp/ seo」とGoogleの検索窓に入力し検索します。
上記が、seopack.jp ドメイン内「seo」で評価されているページです。1位表示されているページがドメイン内で「SEO」のページとしてGoogleに最も評価されているページです。
評価が高いページ順で検索結果が表示されています。
1位に表示されるページが検索の度に変更になる、希望のページが1位に表示されない場合は、以下にご案内する対策を検討してください。
期待と結果が異なる場合
Googleに最も評価されているページが、上位化させたいページと異なる場合、Googleの評価を変更させるための対応を行う必要があります。※
例)seopack.jpのTOPページをseoで上位化させたいが、他ページが評価されている場合
上記の場合、seopack.jpのTOPページ(赤枠URL)よりも上位に表示されているページ(青枠URL)を対象に次の対策を実施します。
- 各ページのタイトルタグ、metaタグ、h1などから、対策キーワードを出来るだけ抜き、他の情報を増やす
- 説明文や情報コンテンツから対策キーワードを出来るだけ抜き、他の情報コンテンツを増やす
上記対策を行っても、希望のページがドメイン内で1位に表示されない場合は、
TOPページに、対策キーワードに関する説明文や情報コンテンツを追加する改善を実施します。
すでに上位化されているページの導線を変更することで、目的(トラフィックの増加や問合せなどのコンバージョン増加など)を達成することができるケースがあります。
どのような目的があり、Googleに最も評価されるページを変更しなければならないか、十分に検討の上、対策を進めてください。
無理に評価されるページを変更した場合、どのページも希望のキーワードで上位表示されなくなる可能性があります。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
「Site:」コマンド、よく使う調査方法
Googleの検索窓に「site:seopack.jp」と入力し検索する場合
「site:ドメイン」で検索すると、ドメインのインデックスされているページ数が確認できます。
seopack.jpでは「約 1,140 件」のページがインデックスされているようです。
Googleの検索窓に「site:seopack.jp “テキスト”」と入力し検索する場合
上の項目では「site:https://seopack.jp/ seo」と入力し検索する方法をご紹介しましたが、キーワード部分をダブルクォーテーションで囲む入力方法もあります。ダブルクォーテーションで囲む場合は、確実にテキストマッチさせた結果を確認できます。
Googleの検索窓に「site:seopack.jp intitle:”テキスト”」と入力し検索する場合
「intitle:」はタイトルの中にダブルクォーテーションで囲んだ特定のテキストにマッチングした結果が確認できます。
「site:seopack.jp intitle:”無料”」と検索すると、約 43 件の結果が確認できました。
重複ページがないかどうか等の確認に便利です。
Googleの検索窓に「site:seopack.jp inurl:○○」と入力し検索する場合
「inurl:」は、URL内の特定のキーワードを検索する機能です。
例えば、seopack.jpのURL内に「basic」を含むURLを検索したい場合は、以下のように検索窓に入力します。
この検索コマンド「inurl:」では、インデックスされているフォルダやファイル名の検索に便利です。
Googleの評価傾向
Googleが評価するポイントは、「被リンク」と「コンテンツ」です。
上位化させたいページに対策するリンクは、内容の偏ったリンク対策を行わずバランスのよいSEO Packを選ぶようにしてください。
次にコンテンツは、ドメイン内で最も充実した内容を保有する、ユーザーの求める情報を記述することに注意しながら作成してください。
中長期的に検索にヒットさせるには、2,500文字(難しいキーワードですと10,000文字)以上が必要なことがわかっています。
どうしても上位表示させたいページ、キーワードがある場合は、被リンクとコンテンツ対策を同時に行うことをお勧めします。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。