[2016/06/13] (最終更新日 2021/06/15)
パンダアップデートに「404ページ」は悪影響ある?
パンダアップデートは、サイト(コンテンツ)の品質が良いサイトを順位上昇させ、品質の悪いサイトを順位下落させるための、Google検索アルゴリズムの一つです。
例えば、コピーコンテンツだらけのサイト、過度なバナー設置のあるページ、薄っぺらなコンテンツなどは、パンダアップデートによって低評価の対象となり、程度が著しい場合はペナルティの可能性もあります。
では、そもそもコンテンツ自体がない時に出るエラー「404」が多発するサイトだとどうなのでしょうか?パンダアップデートと404エラーの関連について、Google発言を元に説明します。
Googleが語るパンダ評価と404エラーの関係
以前、GoogleのSEO関連スポークスマンであるゲイリー・イエーシュに対し、404ページとパンダアップデートの関係についての質問がありました。そのやり取りを紹介します。
質問者:
404エラーが複数あるサイトだと、パンダアップデートで悪い評価に繋がったりしますか?ゲイリー:
いいえ、そんなことはないです。
@Photogkris nope @JohnMu
— Gary Illyes (@methode) 2015年8月11日
この回答通り、404エラーはパンダアップデートに何も悪影響を与えません。特に長く運営しているサイトでは404エラーも増えがちですが、そんなサイトの管理者の方は安心したのではないでしょうか。
404エラーは「自然に発生するもの」
そもそも404エラーは(パンダ以外でも)サイト評価に悪影響を与えることはありません。 どんなに頻発していようが、Googleにとっては「サイトを運営していれば自然に生じることであり、直接それでサイトが低品質だという評価にはならない」という解釈のようです。
→参考記事:Google公式ブログ「404はサイトに悪影響を与えますか?」
SEOには直接無関係、でもWEBマーケには影響あり
一言に「404が発生」と言っても、そういったケースにはいくつかあります。
一つはサーチコンソールでクロールエラーが示される場合ですが、これはそもそも、気にすることはありません。あなたが「クロールしてほしいのにされていない」URLがエラーになっていたら解決する必要がありますが、そうでないなら放置で構わないでしょう。
もうひとつは、要はサイト内でのリンク切れによりユーザーがクリックしたリンク先のページを辿れないケースです。根本的にはサーチコンソールでのクロールエラー表示と同じ原因であり、こちらも基本的には順位に悪影響はありません。
ただし、こちらはSEOというよりWEBマーケティングの観点で対処の必要性が高いと言えます。ユーザビリティが低下するためです。順位に影響がなくても、あまりに不便なサイトではコンバージョンは起きません。特に重要なページでの404リンクは早急に対応しましょう。
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404は過度にリスク視せず、基礎SEO対策を
404はパンダペナルティの原因にはなりません。なおその一方で、既にパンダペナルティを「受けてしまった」ページは、早々にコンテンツ削除し404を返すよう、Googleは推奨しています。
こう考えると404エラーはペナルティを回避するためにむしろ積極的に活用すべき手段であり、SEO的には、404自体へ過度にリスク意識を持たなくてもよさそうです。
パンダアップデートで順位下落を回避(あるいは順位上昇)するには、こちらの「コンテンツ品質改善ガイド」記事をご覧ください。また、コンテンツ品質を含む順位上昇の必須2対策を済ませておくには、こちらの「紹介レポート」記事を参考にして下さい。
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