[2016/06/19] (最終更新日 2021/07/15)
クロールが多いのはアルゴリズム更新の兆候?/Google回答
多くのビジネスサイトを管理されたことのある方であれば、ときにGoogleBot(クローラー)が非常にたくさんやってきて驚いた経験があるかもしれません。
これはどんなサイトにも起こりうることですが、一説には、これがアルゴリズムアップデートの兆候なのではないか、とも言われます。しかしこれまでは、実際そうなのか、そうでないのか、物証がありませんでした。そこへ今回、Googleから公式な説明がありました。
極度のクロール多発はアルゴ更新の予兆?
米SEOエキスパートのバリー・シュワルツは、こうしたクローラーの特殊な活動について疑問に思っており、twitterでGoogleに質問を投げかけました。
これに対し、GoogleのSEOスポークスマンであるゲイリー・イェーシュがきっぱりと回答しました。やりとりは下記をご覧ください。
バリー:
クロール頻度が普段とは大分異なった状態になっている、と多くの人が言っています。これはこれからやって来るアルゴリズムアップデートの兆候だとも言いますが、これは本当ですか?それとも迷信?ゲイリー:
迷信だね。
@rustybrick myth
— Gary Illyes (@methode) 2016年2月11日
クロールとアルゴリズムは基本的に無関係
Googleは、サイト移設やHTTPS化の際、サイトを通常よりも多い頻度でクロールすることがあると発言したことがあります。
こうしたクロールの高頻度化は、インデクシング(検索エンジンのデータベースへの登録)に関するものであり、ランキング(順位付けのための評価)とは異なるフェーズの活動です。アルゴリズムアップデートはランキング側の活動であり、基本的にはクロール頻度とほとんど関係ありません。
通常よりもだいぶ高い頻度でクロールされるなどが起きると、何か起きるのではと不安がる向きは理解できます。事実SEOコミュニティでもこうした「迷信」が長く話題に上っていましたが、改めてそれが否定された形です。
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