[2016/06/20] (最終更新日 2022/05/24)
SEO順位が上がるリライトの方法/Google語る
ウェブサイトのコンテンツをリライトすればSEOの順位上昇ができる、という話をよく耳にします。しかし、同じリライトでも、順位が上がるリライトと上がらないリライトがあるのをご存じでしょうか?
SEO順位を上げるためにはどういうリライトが効果があるのか、Googleの上級スタッフが語りました。
目次
リライトとは?
はじめにリライトとは、既に公開されているコンテンツ(記事)を修正や加筆する事によって改善することになります。
公開当初に最新の話題を取り扱い多くのセッションを獲得したとしても、記事を公開し続けているだけでは情報も古くなりユーザーに有益な情報を提供できないコンテンツになる可能性があります。そのような場合、一時期SEOでの順位が1位だったとしてもいずれ順位が下落していく事が予想されます。したがって、リライトする事はSEO的に考えても非常に重要な作業となります。
Googleが語る「正しいリライト」とは
先日、各地Googleスタッフと海外SEOエキスパートとのオンラインフォーラムで、重複コンテンツやコンテンツリライトの話題が取り上げられました。Googleアイルランドのアンドレ・リパセフはその際、検索ランキングを上げるためには正しくリライトすべきだ、と語りました。
(ただ言葉を変えるだけ、というリライトなら)検討しても意味がない。それで競合に勝てる、なんて考えは間違いだ。
単語をいくつか変更する、というのを判断基準にはしないほうがいい。ビジネスを成功させるものとダメにするもの、それぞれどんなものか、考えればわかるはずだ。
コンテンツの価値を「増やす」のが価値向上
リパセフが言いたいのは、言葉を変えるだけでなく、コンテンツの価値を向上させなければSEOに効果のあるリライトにはならないということです。言葉を変えるだけで「リライトした」と思うウェブマスターは少なくありませんが、それだとさしてリライト効果はない、というのです。
そうではなくて、コンテンツの価値を向上させるリライトというのは、例えば製品を販売するページなら、より詳細な製品情報を新しく書き加える事や、使い方や活用事例をより多く掲載しユーザーが使用する際の参考になる情報を提供するといったように、役に立つ情報をさらに足すことでページの価値を向上させれば、順位上昇が期待できるということです。
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言葉が違っても内容が同じなら無意味
リライトというのは、元々のテキストコンテンツがよほど理解しにくいとか、あまりに意味が通っていない場合であれば、わかりやすくコンテンツを書き直すだけでも、それなりのSEO効果は期待できるでしょう。
しかし、すでに十分理解可能で意味の通ったコンテンツなら、それを少々書き直す(言葉や単語を変える)だけでは、さして順位効果はありません。どんなに美しい言い回しになっても、どんなに格式高い言葉遣いになっても、言っている内容が同じなら、SEO価値は変わらないのです。
意味のあるリライトがもたらすSEO効果
このアンドレ・リパセフ氏は、検索ランキングで最も大切な基礎SEO要素2つを突然ポロッと明かし、その後世界中のSEOメディアでニュースになったことがある人物です。
非常に単刀直入な物言いをすることが多く、役に立つ情報もたびたび発言する人物ですが、今回も重要な提言をしてくれています。
彼が言うような「意味のあるリライト」は、直接的な順位効果に加え、訪問ユーザーのエンゲージメント増による間接的なSEO効果も期待できます。リンク獲得や内部対策と並行して行うことで、大きな検索ランキング上昇効果を期待できるといえるでしょう。
リライトする記事の選び方
リライトはサイト内の全ての記事にする必要はありません。リライトは「順位の伸び悩んでいる記事」から着手するとSEOに効果的に進められます。
次に、順位が伸び悩む範囲を、現在の掲載順位が「20位前後より上の順位」、それ以降「20位以下の順位の記事」と、ざっくり分けて考えると良いでしょう。
前者はリライトする事で1ページが狙えるあと一歩の順位ですが、後者はリライトする箇所やキーワードの見直しなど変更する点が多い事が予想されます。
したがって、順位の伸び悩む20位前後の記事のリライトが、サイトのSEO効果が期待できます。
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SEOツールを利用したリライトの方法
さて、実際にリライトするとしたらどのように着手したら良いのでしょうか。
ここでSEOツール「seodoor」の機能である「コンテンツ分析」を活用しリライト方法をご紹介します。
コンテンツ分析機能は、キーワード/URLを入力すると、入力キーワードの検索上位20ページの情報を抽出し、対象ページのコンテンツ情報と比較・分析した結果を出力します。
文字数分析結果
文字数の分析結果から、上位サイトの「文字数中央値」を自分のURLと比較してどうかを確認してみましょう。
ここで適切なコンテンツ量を中央値の文字数と仮定し、リライト後のコンテンツ量に活かします。
共起語句の分析結果
共起語句の分析結果からは、上位サイトのコンテンツ内でどのようなワードが利用されているか判断できます。上記の画像例でいうと、「ギフト」や「人気」「名入れ」といった言葉は自分のURL内では使用されていない事がわかります。これは、このようなトピックスを上位サイトでは扱っているものの自分のURLでは扱っていないと考えられます。
したがって、リライトする際には、「人気の名入れギフト」などのコンテンツを追加していくと評価されている(ユーザーが求めている)コンテンツに近づくリライトが可能となります。
seodoorは、SEO Packに付属するSEOツールですが、seodoor単体での利用も可能となっています。ご興味ございましたらお問合わせください。
リライトの成功or失敗は順位で判断
リライトを実施した結果、そのリライトはSEO効果があったのか、または無かったのか。SEO対策の一環としてリライトをするとしたら「順位」の上昇下落でリライトの成果を判断しましょう。
リライト後、順位が下がってしまったら「コンテンツの内容は薄まってしまっていないか」「対策キーワードとの整合性は取れているか」などをポイントに見直し、再度リライトにチャレンジし、ユーザーの役に立つコンテンツを目指しましょう。
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