[2016/07/09] (最終更新日 2022/06/17)
XMLサイトマップの置き場所変更で、SEOに悪影響はある?/Google回答
Googleにクロールを促してインデックスを早め、SEO効果の効率を上げるXMLサイトマップですが、サイト運営の中で、XMLサイトマップファイルの名前や置き場所(URL)を変更したいケースがあります。
こうしたとき、ファイル名やURLが変更されると、Googleへの何らかの影響や、SEO対策への悪影響はあるのでしょうか?この疑問にGoogleが公式回答を寄せています。
質問:XMLファイル名変更で悪影響は?
先週行われたGoogleのオンラインQ&Aイベント「Google+ ハングアウト」で、Googleのスポークスマンであるジョン・ミューラーは、サイトマップXMLファイルを「引っ越し」したあるウェブマスターからの下記のような質問を受けました。
最近、あるディレクトリに置いていたXMLサイトマップのファイル名を、「sitemap.xml」から「○○○○○sitemap.xml」に変更しました。サーチコンソールから送信もしてあります。
これが原因でインデクシングやクロールが減少することはありますか?
Google:どういった面でも「悪影響なし」
これに対し、ミューラーはGoogle対策の面では、何も影響がないと答えました。
以下が回答全文です。
サイトマップファイルのURL(=ファイルの置き場所や名前)を変更しても、トータルで言うと、Googleには何の影響も及ぼしません。
Googleは、新しいサイトマップファイルを見つけたら解析を始め、ファイル内に記述されたページURLを使うようになります。ただただそれだけのことです。事前にサイトマップURLの履歴を残すとか、そういった作業も別に要りません。
そういうわけで、クローリング、インデクシング、ランキングのいずれに関しても、影響は全くありません。
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サイトマップの使用タイミングには注意を
クロールやインデクシングを促進するXMLサイトマップをうまく利用することで、SEO対策の効果をより効率よく出せるようになります。新コンテンツ作成時や、内部SEO改善の際などは、XMLサイトファイルの用意やGoogleへの送信を検討する価値があります。
ただし、SEOが未対策のサイトでは、XMLサイトファイルだけではほとんどSEO効果がありません。未対策の場合は、まず順位付けに直接影響する基礎SEO対策を済ませてからXMLサイトファイルの活用に進んで下さい。
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