[2016/07/20] (最終更新日 2021/08/23)
「リンクになってないURL」でもSEO効果ある?/Googleコメント
自サイトへの被リンクは、順位上昇のために重要な要素ですが、中には「被リンク」を曲解し、少々変わった手法でSEO対策と称するウェブマスターも見られます。
このような「変わった手法」の一つについて、効果のほどを明らかにするようなコメントが、Googleからポストされました。
その内容を紹介しつつ、確実に効果のあるSEO対策がどのようなものかを説明します。
目次
リンクになってないURLも認識される?
Googleのスポークスマンであるジョン・ミューラーは、彼のTwitterに寄せられるウェブマスターからの質問に、しばしば回答や助言をしてくれることがあります。ある時、イギリスのウェブマスターとこんなやり取りが行われました。
質問者:
リンクになっていないURLをサーチコンソールの「最新のリンクリスト」に掲載しているのは、何か理由があるのでしょうか?
aタグなしのURLでもGoogleは検知・評価する?
サーチコンソールの「リンクリスト」とは、サーチコンソールで確認・入手できる、自サイトへのリンクを載せたURLのリストのことです。
リストに、aタグでくくられていない、ただのテキストとして自サイトのURLを掲載しているものがあったというのです。
このような「リンクになってないURL」もSEO評価の対象になるのでしょうか?
Google「検知はするがSEO効果はない」
これに対するミューラーの回答は、以下のようなものでした。
ジョン・ミューラー:
Googleは、テキストのままのURLも、同じように検知できます。
でもそれだとPageRankは渡しません。
@AGr4ves @methode We can pick up links from text too, but they don't pass PR, so no disavow necessary.
— John Mueller (@JohnMu) 2015年10月26日
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効果が期待できるのは普通のリンクだけ
Googleはテキストとして記載されたURLも認識できます。しかし、aタグなしでハイパーリンクになっていないものだと、PageRankは渡さないといいます。2021年の現在ではPageRankはもう公開されていませんが、少なくとも「リンクになっていないURL」が普通の被リンクのような順位上昇効果はないということです。
まずは効果の確かなSEO対策を
自サイトのURL、あるいは自サイトの名前などが他所のサイトに載っていたら、リンクしていなくてもSEO効果があるのではないかと考える方は意外と少なくありません。
しかし、「リンクになっていないURL」にSEO効果はない、もしくは確認が困難なほどわずかな効果しかありません。これに対して、aタグを使った「普通の」リンクはSEO順位効果を期待でき、Googleも再三その重要性を語っています。
そもそも現在はトリッキーな対策が通用しません。SEOの順位対策では必ず基本の被リンク獲得を最優先に行う必要があります。特に初めてSEO対策するサイトでは、SEO必須ツールと被リンク獲得支援をまとめた総合SEOパッケージ SEO Packを選択してください。
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