[2016/07/29] (最終更新日 2021/06/21)
【速報】海外でGoogle順位とトラフィックに「異常」/週末注意を
この数日、海外で大規模なGoogle順位変動が起きています。
当初散発的と思われていたものの、だんだんと広い領域での順位変動へと変化し、また検索トラフィックの質にも異常が見られています。速報でレポートをお伝えします。
目次
海外のGoogle変動、拡大傾向へ
この数日、海外のSEO関連オンラインフォーラムであるウェブマスターワールドのスレッドで、Google検索順位の変動やトラフィックの変化についての投稿が相次いでいます。
そうしたレポートはこのところまとまった数にのぼっており、また各種順位変動計測ツールもだんだんと大きな変動データの検知を示すようになっています。
海外での変動レポート、異変多く
ウェブマスターワールドへの投稿には、Googleからのトラフィックが著しく減少したり、質のよいトラフィックが突然多く来ては消える、といった報告が挙がっています。下記がその抜粋です。
Google検索訪問が、今まで見た中で最も悪くなっている。
売上がぱっと上がったけど、三時間くらいで消えた。
クローラー挙動にも異変か、報告多く
その他、クローラーの挙動に関しても、通常と違うようすがレポートされています。
サイト中のページに、Google botがとんでもない回数やって来ている。
コンテンツの豊富な自社ページが全部消えて、代わりに、とても低品質で古いページが1ページ目まで上がってきている。何か大きなことが起きてるように思う。
以前消した全ページが、一気に404表示されてる。クローラーがリセットされたみたいだ。1年以上も前に消したページなのに。
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海外ツール、軒並み変動データ検知
海外の変動検知ツールは軒並み、この数日で高い変動値を示しています。(下図赤枠部分、左より MOZCAST、SERPmetrics、Algoroo、いずれも2016/07/29 15:00取得)
ウェブマスターワールドの投稿でも大きな順位変動を思わせるものは多く、こうした計測ツールのデータとも相関しています。
国内はデータ検知も「変動前夜」か
一方国内では、この2週間ほど、中規模な変動が持続して起きている状況です。下図は国内のGoogle順位変動検知ツール namaz.jp の測定データです。(2016/07/29 15:00取得)
国内の順位変動の規模は比較的小さいものの、変動が継続していることから、なんらかの特定の原因があると考えられます。
SEO対策中のサイトは順位上昇傾向続く
なお、SEO Packを導入してSEO対策を行っているサイトの統計では 順位上昇率は93% と、従来よりもいくぶん高い値を示しています。(2016/07/29 15:30データ統計)
Googleアルゴリズムに変動がある際、SEO対策を行っているサイトは順位の安定もしくは上昇を見せる傾向があり、今回の順位変動でも同じ傾向が見られています。
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日本への波及、あれば今週~来週末か
この数カ月は、4-5週間に1度程度ずつ、こうした比較的大きな順位変動が起こっています。変動の原因として可能性のあるものには「パンダアップデートへの手動アルゴリズム調整」が挙がっていますが、Googleからの正式な声明はまだ行われていません。
なお、従来であれば、英語圏で起こったGoogle順位変動は、その週または翌週の週末に日本へも波及することが多くなっています。そのため、国内サイト管理者の方は、今週末もしくは来週末にかけて、順位の動きに注意を払って下さい。
特にビジネスサイトに関しては、SEO評価に最も関連する ①コンテンツ改善 ならびに ②被リンク対策 を全ての管理サイトで行うよう、早めに対策を開始して下さい。
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