[2016/07/29] (最終更新日 2021/08/03)
ブログについたスパムコメント、SEO的には消したほうがいい?/Google回答
ブログを運営していると、明らかにスパムなコメントが付くことがあります。これらの中には、スパムサイトへのリンクURLを伴うものも多く存在します。
こうしたスパムコメントが、当のブログサイトのSEO評価に何か影響を及ぼすのでは、と気にしたある米ウェブマスターが「これらは消したほうがよいのか」とGoogleに質問しました。
スパムコメント、種類によっては「残すべき」?
Twitterを介したこの質問に回答したのは、Googleのスポークスパーソンを務める上級スタッフ、ジョン・ミューラーです。彼らのやり取りは、次のようなものでした。
質問者:
サイトのスパムコメントを削除してるところなんですが、「この記事は大変参考になりました」みたいなお礼のコメントでも消したほうがよいのでしょうか?ミューラー:
そのコメントも消すかどうかは、あなたの好きなようにすればいい。
私の場合だと、そういうコメントの一部は本物だ。他はスパムサイトへのURLを置いて行きたいだけだと思うけどね。
@DealsNearMeUS That's really up to you. For me, some of these can be legit, others are just link-drops.
— John Mueller (@JohnMu) 2016年7月25日
Google「どっちでも影響ほぼない」
ミューラーの回答は「好きなようにすればいい」ということで、要は「消しても残しても、SEO評価にはほぼ影響がない」ようです。
もちろん、論理的に言うと、残しておくことで「何かSEO評価に悪影響がある、かも知れない」程度の潜在リスクはあります。また先述のようにあまり見栄えがしませんので、削除するに越したことはないでしょう。
ただ、削除にも手間がかかります。記事数やサイト数が多いと、丸一日費やしても終わらないこともありそうです。結論、よほどのこと(あまりにひどいスパムコメントなど)がない限り、放置でも良さそうです。
※なお筆者は、こうしたコメントをいちいち消して回ったことはありません。
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「コメント削除」のSEO効果は、ほぼない
状況にもよりますが、コメント削除に一日かけるよりも、品質のよいコンテンツを一つ、もしくはいくつか作ったほうがいい場合は多いでしょう。そうすれば、サイトのSEO評価に貢献し、また直接的な集客もできます。さらには自分の経験や知識蓄積にもつながります。
検索ランキングを上げるためには、特別な場合を除いて、テクニカルで細かい対策はほとんど効果がありません。順位に確かな影響がある ①コンテンツ改善 と ②被リンク対策 の二つを継続できているか、ご自身が運営するビジネスサイトの全てで、確認してみてください。
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