[2016/08/03] (最終更新日 2021/06/21)
【速報】PageRank、まだ「生きていた」/順位評価に使用、Google明かす
Webページの被リンク状況に対するGoogle評価を示すPageRank、Googleは「もう外部には表示しない」と公式コメントをこの4月に発していましたが、先ごろ「今も検索順位決定のスコアリングに使っている」とGoogleがはっきり認めました。
速報で内容をお伝えします。
目次
今もPageRankは順位決定に使われている
PageRankをGoogle以外の人間が知ることができなくなってから長く経っています。しかし、多くのSEOエキスパートやジャーナリストの間では、今でもGoogleが検索順位決定のためのスコアとしてPageRankを使用しているだろう、と考えられていました。
そしてさきごろ、あるウェブマスターがそれをGoogleに尋ねたところ、ついにそれを認めるコメントが返ってきました。
「使っているよ」Googleついに認める
質問を受けたのは、Googleのスポークスパーソンを務めるゲイリー・イエーシュです。彼らのTwitterでのやり取りが下記です。
質問者: まだPageRankは使われているのですか?
ゲイリー:イエス。使われています。
@gouravrao15 yes
— Gary Illyes (@methode) 2016年8月2日
イエーシュのこの発言により、Googleは今も検索順位決定にPageRankを使用していることが判明しました。
PageRankとその歴史
サイトの被リンクに対するGoogleの評価(スコアリング)を示す指標が、PageRankです。
PageRankはかつて、Googleが提供していた外部ツール(Internet Explorer向けに提供していたプラグイン)「Googleツールバー」で確認することができました。
しかしこのGoogleツールバー上のPageRank、2016年3月にはもう既に更新されていないことが判明し、続けて2016年4月、Googleは、Googleツールバー上でのPageRankの表示を完全に停止した、と公式にコメントしました。
Google発言がPageRankの使用継続を裏付け
これにより、Googleがどのように被リンクに対する評価をしているのかがブラックボックス化し、PageRankも使われているのかどうか定かでなくなっていました。
とはいえ、Googleはかねてから「コンテンツ」と「被リンク」がSEOの最重要評価ポイントであることを常々認めており、またこの4月以降もPageRankをGoogle内部で使っていることを示唆する発言が度々行われていたため、PageRankは今もGoogle順位評価のスコアリングに使われている、というのが通説でした。
今回のイエーシュの発言は、この通説を裏付けるものとなります。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
PageRank使用でSEO対策は変わる?
では、PageRankが「今もGoogleに使われている」と判明したことで、SEO対策にも変更すべき点が出てくるのでしょうか?
結論としては、現在行っているSEO対策を変更する必要はありません。
PageRank対策=被リンク対策
「今もGoogleはPageRankを使っている」と言うのは、「Googleは被リンク数で検索順位を決めている」と言うのとほぼ同じことですが、これは既にGoogleが何度も認めており、また既に当社のみならず世界中のSEOエキスパートの共通認識でもあります。
つまり、今回のGoogleのコメントを受けても、必要な対策(被リンク対策)は変わらず、基礎となるSEO対策を既に施行中なら、それを方向転換する必要もないでしょう。
現在のSEO対策の最重要2要素はコンテンツと被リンクであり、これらの基本のSEO対策さえ行っていれば、追加しなければならない施策は特にありませんが、まだ被リンク対策を開始していないビジネスサイトがある場合は、できるだけ速く対策を始めるようにしてください。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。