「コンテンツ意味不明なサイトが2割」/Googleが415サイト抜き打ちレビュー
Googleは、ランダムにピックアップした複数サイトを自発的にチェックし、問題が見つかったらウェブマスターに連絡する、という「抜き打ちレビュー」を行っているといいます。
Googleのスポークスパーソンであるゲイリー・イエーシュは、この「抜き打ちレビュー」を数百サイトに対して行った結果、なんとそのうち「20%ほどのサイトが、何のサイトかわからなかった」と、Twitterで明かしました。
「わけのわからないサイト」意外と多い?
8月3日に投稿されたゲイリーのツイートがこちらです。
415ものウェブサイトのホームページを、楽しくレビュー。
このうち20%ほどは、何のサイトなのか、私には全くわからず。
Had the pleasure to review 415 websites' homepage & in about 20% of the cases couldn't tell what's the site about by staring at the homepage
— Gary Illyes (@methode) 2016年8月3日
「20%」はあり得る数字
ゲイリーがレビュー対象とした415サイトがどんな基準で選ばれたのかはわかりませんが、そのうち2割が「何のサイトか意味不明」なサイト、というのは、なかなか衝撃と感じる方が多いかもしれません。
しかし、多数のサイトを見たことがある代理店業者やWebコンサルなどであれば、20%という数字も「ありえる数字」に思えるのではないでしょうか。つまり、せっかくサイトを構えているのに、なぜか「コンテンツ」を重視していないサイトが、実は意外と多いのです。
こうしたサイトは、果たすべき役割を真剣に考えず、顧客に何も伝えないサイトです。これでは検索順位も上がらないばかりか、数少ない訪問ユーザーにすら、何も伝えられません。
「基礎SEOすらしないサイト」実は多い
Googleに評価され、高い検索順位を獲得するためには、Googleが重視する基礎SEO対策(= ①コンテンツ高品質化、②被リンク対策) を整える必要があります。
今回のゲイリーの「抜き打ちレビュー」結果から、①コンテンツ高品質化 を「考えてもいない」サイトは大変多い、とわかります。さらに②被リンク対策をしていないサイトも加えると、基礎SEOすらできていないサイトは全体の半分をゆうに超えるでしょう。
ときに「基礎SEOだけで順位が上がるのはなぜ?」という疑問をお見かけしますが、その理由は「基礎SEOすら行っていないサイトが、実はたくさんあるから」です。今回のGoogleの「抜き打ちレビュー」は、この事実を裏付けるものと言えます。
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