【Google公式】スマホ対応ラベルが消える/順位要因なのは変わらず

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[2016/08/27] (最終更新日 2021/07/20)

【Google公式】スマホ対応ラベルが消える/順位要因なのは変わらず

米時間8月23日、米Googleは、モバイル検索のアップデートをアナウンスする公式ブログ記事を公開し、スマホデバイスでGoogleにアクセスしたときのモバイル検索結果画面で、今まで表示されていた「スマホ対応」ラベルが今後表示されなくなることがわかりました。

Googleの求める基準を満たしてスマホ対応ラベルが付いたサイトは、モバイル検索上でいくらかの検索順位評価を得られるとされていましたが、ラベルが消えたあともそれは変わらないということです。詳細をお伝えします。20160826-mf-label-killed

Google公式アナウンス 該当箇所全文

Googleが公開したのは、「モバイル端末で、よりスムーズにコンテンツへアクセスできるように」と題されたブログ記事(英語)です。

この記事では、いくつかの重要なアップデート事項がアナウンスされていますが、そのうち最も重要なもののひとつが、モバイル検索結果画面における「スマホ対応」ラベルの廃止についてです。

「ほとんどのサイトがスマホ対応済みで、ラベルは不要」

ブログ記事内で該当の部分を翻訳したものが、下記となります。(原文英語、翻訳は筆者)

Googleは二年前、「スマホ対応」ラベルを表示開始しました。テキストやコンテンツが拡大しなくても読み取れたり、タップの対象が適切に離れているようなページを、モバイル検索結果上で見つけやすくするためです。

それ以降、このエコシステムは進化を遂げ、いまではモバイル検索結果の全ページのうち85%までもがスマホ対応基準を満たしています。

それらのページにはスマホ対応ラベルが表示されていますが、検索結果画面を整理するため、このラベルを表示しないことにしました。

ただ、スマホ対応基準を満たしている(=モバイルフレンドリー)かどうかは、今後も検索順位の評価シグナルでありつづけます。また、サーチコンソールのモバイルユーザビリティリポート、およびモバイルフレンドリーテストの提供も継続します。管理サイトのスマホ対応状況を確認する際、こうしたツールが役立つでしょう。

アナウンスの要点は3つ

上記のアナウンス内容のうち、重要なものが次の3点です。

  1. スマホ対応ラベルは今後表示されなくなる
  2. (ラベルがなくても)全サイトの85%はスマホ対応である
  3. 今後もスマホ対応基準を満たせばSEO評価される

1. スマホ対応ラベルが今後表示されなくなる

「スマホ対応」ラベルが、今後表示されなくなることが決まったようです。次の画像の赤指示部分がスマホ対応ラベルです。

20160825-mf-label-killed-cap

2. (ラベルがなくても)全サイトの85%はスマホ対応である

今では85%ものGoogleモバイル検索掲載サイトがスマホ対応しているといいます。

このことから推測すると、主要な検索キーワードの結果1ページ目では、ほとんどがスマホ対応済みだと考えてよいでしょう。

となると、もはやスマホ対応ラベルが出ていないサイト/ページの方が珍しいわけで、わざわざラベルを表示する意味もありません。

3. 今後もスマホ対応基準を満たせばSEO評価される

スマホ対応基準を満たしてもラベルは表示されなくなりますが、スマホ対応基準を満たしたサイトは、満たしていないサイトよりも、検索ランキングで優遇されます。これは以前も以後も変わらないとのことです。

ラベルがなくなって混乱するサイト管理者も出そうですが、たとえば新規サイト立ち上げの際など、スマホ対応も忘れず済ませましょう。でないと「SEO対策をしたのに、なぜかモバイル検索の順位が低い…」と頭を抱えるはめになりそうです。

スマホ対応ラベルがなくなりますが、上記の翻訳記事でも紹介しているサーチコンソール内モバイルフレンドリーツールやモバイルテストツールを用いれば、自分のサイトが対応済みかどうかをかんたんに確認できるはずです。

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スマホ対応は早い段階で済ませよう

最近つねづね思っていましたが、Googleモバイル検索の結果画面は、このスマホ対応ラベルのほかにAMPラベルなども加わっており、諸々のラベルを整理するタイミングとしてはちょうどよいように思われます。

ただ、最も気をつけたいのは、スマホ対応ラベルがなくなっても、スマホ対応していないと検索順位を下げられてしまうという点です。

とはいえ、もとからスマホ対応による順位効果は、よいコンテンツを作ること+被リンクがつくこと、というふたつの必須SEOから比べるとごく小さいものです。スマホ対応させるなら、これらの基礎的な必須SEOふたつの対応と同時に、早い段階で済ませてしまうのがよいでしょう。

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