[2017/01/10] (最終更新日 2021/06/25)
ロングテールSEOの基本テクニックとコンテンツSEOに期待できる効果
ロングテールはSEO対策の重要なテクニックです。少しでも多くのアクセスを集めるために、ロングテールについて知っておきましょう。
目次
ロングテールSEOとは
ロングテールSEOとは、簡単に言うとニッチ狙い・穴場狙いのSEOのことです。
上の図で言うと「ホテル」や「中古車」は検索数が多いビッグワードに相当します。ビッグワードは上位化すれば一気にアクセス増加が狙えますが、それだけライバルが多く難易度が高くなります。
その一方で、「ホテル 予約 ペット 札幌」「トヨタ 買取 札幌」などのようなワードは絶対的な検索数は少ないものの、上位化が比較的簡単です。こうのようなワードを狙っていくのがロングテールSEOです。
一つ一つのワードでは小さくても、それを積み重ねることによって大きなアクセスに結びつけることができます。
ロングテールを探す方法
ツール① キーワードプランナー
ロングテールでSEO対策をするためには、対策キーワードとの関連したワードを見つけていかなければいけません。
そのために有効なツールが「キーワードプランナー」です。
キーワードプランナーは対策キーワードの検索数などを調べるのに使われることが多いですが、便利なことに関連ワードを調べることも出来ます。これを使って有効な関連ワードをピックアップしてみましょう。
ツール② Googleオートコンプリート
関連ワードを探すには、Googleのオートコンプリートを使うことも有効です。オートコンプリートは、Googleの検索窓に文字を打ち込んだ時に、その続きとなる単語の候補が自動的に予測され、補完される機能です。
候補となる単語は、Googleが蓄積してきたデータに基いて表示されています。つまり、ここで出て来る単語は関連ワードとして有効である可能性が高いと考えられる、という事になります。
オートコンプリートに表示された語の中で、自分が書こうとしているページに取り入れやすいものがあれば、それを関連ワードとして採用しましょう。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
関連ワードをページに盛り込む
関連性にレベルを設ける
ツールを使って集めた関連ワードも、ある程度の重み付けを行う必要があります。上の図でいえば、「札幌 ホテル 格安」「札幌 ホテル 予約」はロングテールワードの中でもそこそこ検索数が多そうな感じがします。こういったワードは、他の関連ワードよりも重視するようにします。
このように、ざっくりとキーワードの重み付け・レベル付けをした上で、以下のようなイメージでページを作っていきます。
関連ワード(強):タイトルには不自然でなければ入れる。見出しに意識的に入れる。
関連ワード(弱):文中に意識的に入れる。
コンテンツSEOはロングテールにも繋がる積み上げ施策
コンテンツSEOとは、サイトテーマから複合キーワードを選び、そのキーワードで検索上位を狙えるように、内容・文字数ともに充実したコンテンツを作るというものです。
最近の検索結果に記事ページが多く表示されているのは、こういった質の高いコンテンツが多い傾向にあるためです。
そして、このような質の高いページを継続して投稿することにより、トラフィックが安定して増えていきます。
この考え方はロングテールの考え方と似ていますね。
SEO対策は、ビッグキーワードで上位表示させることも重要ですが、アップデートなどで順位が変動すると大幅にトラフィックが減ってしまう可能性があります。しかし、ロングテールを中心に対策を行っているサイトの場合、ページが多いため変動にも強く、安定した集客が期待できます。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
ロングテールの検索ワードはユーザー目線で考える
コンテンツを用意する時には、まずテーマとなる「キーワード」を考えると思いますが、ロングテールのキーワードを選ぶ時は、そのサイトのテーマから複合キーワードを選びます。
この時、ユーザーがどのようなキーワードで検索するのかを考えることが重要です。
それは、需要があるが、流入できていない検索ワード(複合キーワード)でコンテンツを増やして、トラフィックを積み上げるためです。
そのため、スモールキーワードであっても質の高いコンテンツを用意する必要があります。
競合のページを分析してどのような内容のコンテンツがあるのかを調べてみて、それ以上のものを制作します。
※キーワード選定には検索ボリュームも重要です。
ロングテール検索ワードの決め方
ユーザーは、ビッグキーワードだけではなく、色々なキーワードで検索します。
この、ユーザーが検索しているキーワードが何なのかを調べましょう。
ユーザーの検索ワードを調べる
まず実際にサイトに訪れているユーザーの検索ワード(検索クエリ)をサーチコンソールで調べてみましょう。
検索クエリを参考にテーマとなる複合キーワードを考えます。
これは実際の検索クエリなので、ユーザーの需要がわかります。
ユーザーの検索ワードに隠れたニーズに満足できるコンテンツになっているのかを確認しましょう。
また、サイトで拾いきれていないキーワードも考えられるため、キーワードプランナーやGoogleオートコンプリートなどを利用し、検索ボリュームと併せて調べてみると参考になります。
そして、これを元に追加するコンテンツのキーワードと、ユーザーの検索ワードを一致させることによって、非常に購買意欲の高いトラフィックを積み上げることができます。
もちろん、コンテンツの内容は、その検索ワードで何を知りたいのか?解決したいのか?を考えてつくります。
やり過ぎは禁物
重要なのは、あくまでも読んで自然な文章、読みやすい文章でページを作っていくということです。
ロングテールキーワード・関連ワードを意識しすぎるあまり変な文章になっていると、ユーザーはページから離れてしまいます。ユーザーの支持が得られなければ、検索エンジンの評価も高まりません。
まずは、読み手であるユーザーの立場を第一に考え、その上で、検索エンジンに引っかかりやすい工夫としてロングテールキーワードを盛り込んでいくことが、有効なロングテールSEO対策です。
SEO対策は、ビッグキーワードばかりに気を取られて対策してもなかなか効果が見られません。それは、トップページの検索順位を上げることが目的となってしまっているからです。
SEO対策はトラフィックを集めたり、売上を上げるためのひとつの手段であって、対策するキーワードもビッグキーワードが全てではありません。
SEO Packはスモールキーワードで対策したい方におすすめSEO対策です。
複合キーワード(スモールキーワード)でロングテール・コンテンツSEOを意識して記事を量産して、ビッグキーワードにも負けない集客力を付けましょう。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。