[2017/05/22] (最終更新日 2021/07/06)
【対策速報】大変動収束、「評価ワードずれ」起きていないか確認を
日本での順位大変動はおおむね沈静化したようですが、よい影響を受けたサイトが9割ほどに達していた反面、大きな順位下落を起こしたサイトが少数見られています。
その内訳を説明しつつ、今後注意しなければならないSEO対策について、速報でお伝えします。
目次
下落サイトに「評価ワードずれ」の傾向あり
今回起きた大変動の結果、順位を上げたサイトは多数に上ると見られますが、その一方で、全体の数%にも満たない少数のサイトが、順位を大きく下げている可能性があります。
こうしたサイトに共通しているのが。「評価されているキーワードのズレ」です。
ページのコンテンツが、ちょっと違うキーワードで評価されてしまったり、あるいはサイト内の別のページの方が高く評価されてしまったりする現象のことです。これを、例を使って説明します。
1. 掲載キーワードがずれた
例えばあなたが、「廃品回収 ●●市」でサイトの順位を挙げたくて、SEOしているとします。
先日までは、このキーワードで1ページめに掲載されていました。しかし、順位変動が起きたあとは、このワードでは3ページ目に落ちてしまいました。
おかしいと思って状況を調べたところ、実は、今は「廃品買取 ●●市」で1ページめに掲載されるようになっており、そちらが上がった代わりに、もとの「廃品回収 ●●市」の順位が落ちてしまった、という状況でした。
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2. 掲載ページがズレた
同じく、あなたが「廃品回収 ●●市」でSEO対策しているとします。
先日までは、トップページがこの検索結果の1ページめに載っていました。
しかし今は、サイトの中の別のページが2ページめに載るようになり、トップページは数ページ下に落ちてしまいました。
この別ページは、タイトルが「●●市の廃品回収における当社のサービス内容」といったコンテンツを載せており、検索ワード「廃品回収 ●●市」に対して、トップページよりも適切なコンテンツを載せているように見えました。
共通点は「Googleにコンテンツを勘違いされている」
いずれの場合も、あなたがSEOしようとしているページのコンテンツが、Googleから「勘違い」されていると考えられます。
あなたは「廃品回収 ●●市」のコンテンツを書いているつもりでも、他の人が見たら「廃品買取」のコンテンツに見えるのかもしれません。そして、Googleもそう思っているのです。
この「勘違い」を直せれば、掲載ワードがずれてしまったり、掲載されているサイト内ページがずれてしまったりするのを是正して、希望のページを上位表示できる可能性が高まります。
対応策1 – キーワードを厳密に書く
例えば、対策しているURLのコンテンツをよく見て、「廃品回収 ●●市」というワードを増やすこと、「廃品買取」の占める割合を減らすこと(もしくは無くすこと)、です。
あなたが「廃品回収と廃品買取は、どっちも大体同じだろう」と考えていたとしても、Google(もしくは検索ユーザー)はそうは思っていない可能性があります。
そうしたズレを解消して、ただしくページコンテンツを修正してみましょう。
対応策2 – 上がった別ページの方を最適化する
あるいは、上位掲載されるワードが「廃品買取」でもいいのなら、そのままそのページを「買取」に寄せる方法もあるでしょう。
今「廃品買取 ●●市」で上位表示されているページがあるとしたら、そのページはGoogleにより高い評価をしてもらっているわけです。ならば、そのページに例えば問合せフォームをつけたり、申し込みを促す導線を付け加えたりすれば、うまく売上に繋げられる可能性があります。
こうする場合は、順位下落したトップページの方は、開き直って順位がついたワード(廃品買取)にコンテンツを寄せる方法もあります。あるいはコンテンツから「●●市の廃品回収について」と、別ページへリンクを貼り、リンクジュースを渡してSEO評価を別ページ側に集中させるのもよいでしょう。
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コンテンツ「合っているか」より厳密に対策を
今回大きく順位を落としたサイトは、細かく見ていくとそれぞれに少しずつ違った状況にありました。しかし、根本原因をたどってみると、この「評価ワードのずれ」が起きたケースが多いようです。
今回のGoogle順位大変動の際に、おそらくGoogleアルゴリズムが「より厳密にコンテンツを評価するようになった」と思われます。
もちろん、そもそも被リンクがなければ順位が上がる可能性は非常に低くなりますが、仮に被リンクが十分あったとしても、コンテンツが「ちゃんと検索ワードに合っている」ものでなければ、順位は上がりにくくなったようです。
SEOパックでは、被リンク支援の他に、Google評価コンテンツを抽出する支援ツールも利用できます。被リンクだけでなくコンテンツ対策に悩んでいる方は、早めの導入をおすすめします。
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