[2017/05/29] (最終更新日 2025/08/08)
アフィリエイトリンクはSEO評価に影響あり?/Googleが説明
リンクの種類には様々あります。例えば、外部サイトから自社サイトへ向けて貼られる「被リンク」、自分のサイト内で他のページへ誘導する「内部リンク」、広告収入を目的とした広告リンクである「アフィリエイトリンク」や、SNSなどでシェアされる「ソーシャルリンク」などが挙げられます。
中でも、ユーザーがクリックや成約など成果が発生することによってサイト管理者に広告料収入が発生するリンクを、アフィリエイトリンクといいますが、
アフィリエイターはASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)から報酬を得る為、自分の運営サイトにアフィリエイトリンクを設定します。
そのリンクがクリックされると報酬が得られる、またはCVに繋がると〇%の報酬というように、それぞれ設定されたゴールに誘導すると報酬が得られるといったリンクとなります。
アフィリエイトリンクはある意味で他のリンクと性質の違うリンクだと言えなくもありませんが、果たしてSEO対策には何か影響があるのでしょうか?Googleがアフィリエイトリンクについて改めて説明しました。
目次
アフィリエイターとは?
アフィリエイターとは、企業や広告主が提供する商品やサービスを自身のホームページやブログ、SNSなどで紹介し、その紹介を通じて発生した成果(購入や申込など)に応じて報酬を得る個人や団体のことを指します。アフィリエイターは、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)に登録し、広告主から提供されるアフィリエイトリンクを自分のメディアに掲載します。ユーザーがそのリンクを経由して商品を購入したりサービスに申し込んだ場合、アフィリエイターに成果報酬が支払われます。副業や在宅ワークとしても人気があり、専門知識や経験を活かして収益を得ることが可能です。
アフィリエイトリンクの仕組み
さて、アフィリエイトリンクの仕組みをアフィリエイト初心者の方にも理解しやすいように説明します。
まず、アフィリエイトとは、アフィリエイトプログラムに参加している広告主(企業など)が自社の商品やサービスを宣伝してもらうために、アフィリエイター(個人やサイト運営者)に報酬を支払う仕組みだという事は上述しました。アフィリエイターは、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)という仲介業者に登録し、広告主が提供するアフィリエイト広告を掲載する為のアフィリエイトリンクを自分のWebサイトやブログ、SNSなどに掲載します。
日本で知られているASPには、A8.net、もしもアフィリエイト、バリューコマース、afb、アクセストレード、楽天アフィリエイトなどがあります。
このアフィリエイトリンクのソースには、アフィリエイターごとに異なるIDやトラッキング情報(パラメータ)が埋め込まれており、ユーザーがそのリンクをクリックして商品を購入したり、サービスに申し込んだりすると、その成果がアフィリエイターに紐づけられます。成果が発生すると、ASPを通じてアフィリエイターに報酬が支払われる仕組みです。
つまり、アフィリエイトリンクは「誰がどの広告を経由して成果を出したか」を正確に把握するための特別なURLです。これにより、アフィリエイターは自分のサイト経由で発生した売上や申込に応じて報酬を得ることができます。初心者でも、ASPに登録し、用意されたリンクを自分のメディアに貼るだけで簡単に始められるのが特徴です。
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「アフィリエイトリンク自体はSEOに何の悪影響もない」
Googleのアナリストが出したのは、こんなツイートです。
ページにアフィリエイトリンクがあるからといって、それ自体はSEOに何の悪影響もないのは、ご存知でしょうか?
アフィリエイトリンクを載せたページが問題になるケースは一つだけしかありません。
それは、ページがアフィリエイトリンクをたくさん載せてるだけのうすっぺらなものになってる、というケースです。
アフィリエイトリンクは単に広告手法の一つにすぎない
Googleのアナリストの発言のとおり、アフィリエイトリンクをページに載せること自体は、SEOに何の悪影響もありません。
既にご存じの方には「なぜいまさら?」と思うようなツイートを今回わざわざ発した理由は、最近ウェブ広告を掲載したサイトで問題が多く、何となくアフィリエイトリンクのイメージが悪いからでしょう。
例えば、ウソの医療情報を掲載した事が問題になったサイトや、コンテンツの盗用をするサイト、偽ニュースサイトなどが、最近ニュースに取り上げられました。これらはほとんど、SEOで集めたユーザーにウェブ広告を表示し、その広告料収入で利益を上げていました。
このような話題を耳にする機会が増え、ウェブ広告(やSEO対策)にぼんやりと悪い印象を持つ人もいます。
しかし、どちらも、元はGoogleが始めたもので、それ自体は社会悪でもなんでもなく、単なる広告/集客手法のひとつにすぎないのです。
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アフィリエイトリンクの種類は大きくわけて2つ
アフィリエイトリンクには主に「広告リンク」と「商品リンク」の2種類があります。それぞれの違いを以下に項目ごとに説明します。
広告リンク
- バナーやテキストリンク広告など、提携した広告主が用意した広告素材をそのまま掲載する方法のリンクです。
- クリックされることで成果が発生する「クリック報酬型」や、広告の表示回数に応じて報酬が発生する「インプレッション報酬型」などがあります。
- 主にサイトの目立つ場所やサイドバー、記事下などに設置されることが多いです。
- 広告自体が商品やサービスの紹介を兼ねている場合もありますが、必ずしも特定の商品ページへの誘導とは限りません。
商品リンク
- 特定の商品やサービスの詳細ページへ直接誘導するリンクです。
- ユーザーがそのリンクを経由して商品を購入したり、サービスに申し込んだ場合に成果報酬が発生します(「成果報酬型」)。
- 記事やレビュー、ランキングページなど、商品やサービスを詳しく紹介するコンテンツ内に設置されることが多いです。
- ユーザーの購買意欲を高めるため、商品画像や価格、特徴などと一緒に掲載されることが一般的です。
アフィリエイトリンクは画像とテキストリンクどちらが効果的なのか?
アフィリエイトリンクには画像リンクとテキストリンクの2種類がありますが、クリック率やコンバージョン率の観点から見ると、一般的にはテキストリンクの方が効果的とされています。テキストリンクは記事やコンテンツの流れに自然に組み込むことができ、ユーザーが内容に共感したタイミングでクリックされやすいため、クリック率が高くなる傾向があります。また、テキストリンクはリンク先の内容やメリットを具体的に説明しやすいため、コンバージョン率の向上にもつながります。
一方、画像リンクは視覚的に目立つため、バナー広告として利用する場合に有効ですが、ユーザーによっては広告と認識されてクリックされにくい場合もあります。したがって、成果を最大化するには、テキストリンクと画像リンクを適切に使い分けたり、両方を組み合わせて設置することが効果的でおすすめです。特に、記事の内容にマッチしたテキストリンクを自然に挿入することで、より高い成果が期待できます。
アフィリエイトリンクの作成方法
アフィリエイトリンクの一般的な作成方法をご紹介します。
- ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)に登録する
- 広告主や商品・サービスを選ぶ
- 掲載したい広告のアフィリエイトリンクを取得する
- 取得したアフィリエイトリンク(HTMLコード)を自分のWebサイトやブログ、SNSなどに貼り付ける
- リンクが正しく表示・動作しているか確認する
※ASPによっては、バナー画像やテキストリンク、商品リンクなど複数の形式が用意されています。自分のサイトや記事内容に合ったリンク形式を選びましょう。
アフィリエイトサイトのSEO評価を上げるには
アフィリエイトサイトのSEO対策をする際に、ページにアフィリエイトリンクだけがたくさん設定され、その他に何もオリジナルなコンテンツがないようなページは、Googleの検索エンジンでは高い評価を得る事ができません。このような形式のページの場合、アフィリエイトリンクが問題というより、コンテンツの質の低さが根本的な原因と考えたほうがよいかもしれません。
しかし、Googleのアナリストの発言のとおり、アフィリエイトリンク自体は、通常のコンテンツの一つであり、アフィリエイトリンクを掲載したからといってSEO評価に響くことはないのです。
アフィリエイトサイトのSEOでは、アフィリエイトリンク以外のオリジナルな情報がどの程度充実しているかがコンテンツづくりのポイントとなってきます。
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