[2016/02/08] (最終更新日 2021/06/22)
SEO対策が変わった
何度かお話ししたことがありますが、昔と今のSEO対策サービスの主流と、重要ポイントの変化についてご案内します。
目次
SEO対策サービスの変化
1.成果報酬性SEO対策サービス
2.被リンクサービス(量⇒質になった)
1)相互リンクネットワーク
2)大量のリンク設定
3)ページランクリンク設定
4)ドメイン分散リンク設定
5)アンカーテキストリンク設定
6)とにかく質にこだわったリンク設定
3.コンテンツSEO
といった感じでしょうか。
被リンクサービスも問われる質が変わっています。
成果報酬性SEO対策サービスについて
これは、私が利用して大失敗したSEO対策です。私自身、勉強不足だったのがいけなかったのですが。
成果報酬型SEO対策サービスとは、○位になったら●円と、成果が出たときだけに課金されるサービスです。
契約すると、まず内部対策をSEO業者が実施してくれ、必要に応じて被リンクを設定してくれます。
業者によっては、初回のWEB修正をSEO業者が実施してくれるのがメリットです。また、成果が出ないと費用が発生しない点が優れています。
デメリットは、設定する被リンク数がわからない。自分でWEBサイトの変更をできない。契約期間が長い。
ただ、私が昔失敗したポイントは3つ
SEO対策失敗1つ目
自分では依頼ページを大きく修正できない点です。(もしかすると、今は変更OKなのかもしれません)
私が利用した9年前は、SEO業者にサーバーのセキュリティ情報を渡し、SEO業者が直接HTMLソースを変更してくれました。HTMLソースに詳しくなかった当時は大変助かりました。
しかし、事前に依頼ページのソースを変更していいか確認し、OKをもらえた範囲しか変更できませんでした。というのは、せっかく課金できているのに当時重要だったタイトルタグ、h1タグ、キーワード比率を勝手に変更されて課金できなくなるのが、SEO業者が嫌ったのでしょう。今思えば、SEO業者のビジネスモデルを考えると確かにそうですよね。
SEO対策失敗2つ目
キーワードが変更できない
私が利用した9年前は、契約期間が6カ月で、途中でキーワードが違ったと感じても変更できない点です。
SEO対策失敗3つ目
被リンク先がわからない
どこに、何本、いつ、被リンクを設定したか公開してもらえなかったです。
弊社でも成果報酬型のSEO対策サービスを提供していた時期がありましたが、提供する被リンクの質(当時は被リンク先もすべて公開してた)を保つために、当初ご案内した費用では運営が厳しくなり、サービスを終了しました。
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被リンクサービス(量⇒質になった)
これは、本ブログをご覧の方もご存じと思います。
被リンクが量から質に変化しました。
相互リンクネットワーク
9年前は、どんなところでもいいので、被リンクがあればよかったです。そのため相互リンクや、ディレクトリ登録系のサイトに登録するサービスなどがありました。
最近、弊社他商品のペナルティ解除支援サービスで、ペナルティになったサイトのリンクを見ていると、この時期につけたリンクが残っているケースも多くみられます。
今となっては完全にもうNGリンクになっています。
大量のリンク設定
これも相互リンクではないリンクが流行りました。
1万本のリンクを設定するサービス、ページを更新するたびに表示される被リンクが変わるサービスなどがありました。
このころから、徐々にGoogleが被リンクはNGです。ペナルティにするから被リンク対策をやめるように!とメッセージを出し始めました。
(誤解を恐れずにいうと、Googleが被リンクが効果的と認めたと思います)
相互リンクネットワーク同様に、ディーボの他サービス(ペナルティ解除支援サービス)でペナルティになったサイトのリンクを確認すると、この大量の質の問わないリンクがNGのリンクとなっています。
ページランクリンク設定
大量の被リンクでは効果が薄まれたころ、設定する被リンクの質を見る指標として初めてページランクが導入されたと思います。
本記事公開時点でもページランクを指標とした被リンク設定は有効であると思います(ただ、他の条件も必要となりました)
弊社が初めてhanasakiganiをリリースし、アルゴリズムの傾向からの設定すべき被リンクをアナウンスしたのがこのころです。
自分のサイト、競合サイトの被リンク数がどうなっているかを調べ、不足を補うように被リンク設定する方が上位化しやすいと、アルゴリズムの傾向を発表しました。
当時、hanasakiganiは、関東のSEO業者を中心に非常に多く利用されました。あるSEO業者は偉い役職の方がいらっしゃって、hanasakigani特別版を提供してもらえないかとまで話が来た事を懐かしく思います。
ドメイン分散リンク設定
被リンクの質が問われるようになり、被リンク量の意味がないことがわかり、被リンク量に変わってページランクとともに重要となった指標です。
今でもドメイン分散は重要な指標の1つです。
実験をしていて、上がらないサイトの傾向を見ていたら量ではなく、ドメインだ!ということに我々は気が付きました。
また、当時弊社で販売していたアルゴリズム分析ツールでも、上位サイトの指標が被リンク量よりもドメインに切り替わったのがこの時期です。
この後、IP分散の被リンクも重要になりましたね。弊社はドメイン分散=IP分散と考えるところがあるので、まとめてご案内します。
ドメインが異なる(Cクラス以上のIPアドレスが異なる)ことは、持ち主が違うサイトからの被リンクとなるため、有効です。
今の被リンクサービスは、最低でもドメインが分散されているのではないでしょうか。
もちろんSEO Packでは、ドメイン・Cクラス以上のIPアドレスを100%分散した被リンクを10本設定しています。
このころから、Googleのマット・カッツ氏が登場。ペンギンアップデート・パンダアップデートを繰り広げるようになりました。
アンカーテキストリンク設定
被リンクは量では完全になくなった時代です。
ページランク、ドメインが重要なのは当たり前になっています。
当初は、アンカーテキストが一致するほうが、同じ被リンク設定しても効果的でした。
次第に、ペンギンアップデートなどでペナルティを受けたサイトが、アンカーテキストが同じものばかりを設定していたりするのを見つけ、アンカーテキストを分散させるようになりました。
今では、実験結果、実績よりアンカーテキストを分散した方が、良いことがわかっています。
もちろんSEO Packでは、アンカーテキストを3種類まで分散できるようにしています。
このころから、Googleの精度が向上しています。
被リンクに加えて、内部対策も評価する傾向になってきました。
とにかく質にこだわったリンク設定
今では、いうまでもなく、被リンクの質が問われます。
上記に上げた、ページランク、ドメイン(Cクラス以上のIP分散)、サイトの言語、サイトの更新性、サイトの作り方(コンテンツボリュームなど)も重要な要素となっています。
以前のような相互リンクネットワーク、大量のリンク設定は、逆効果。NG対策として有名になっています。
今では、被リンクは危険で不要という声もありますが、Googleが被リンクが無いと1位にはなれないと断言しています。
今も質にはこだわる必要がありますが、被リンクは必要です。
3)コンテンツSEO
ほとんどのSEO業者のサイトを見ると、コンテンツSEO、コンテンツマーケティングと書かれているようになりました。
被リンクは危ないかもと思っているユーザー向けに、数々のSEO業者が被リンクではない商品を販売し始めています。
サイトに有益な情報を載せることで、順位を上げましょうという対策です。
コンテンツSEOのいいところは、中長期的に検索で集客できるところと思います。
ただ、コンテンツSEOだけやってもなかなか上位表示されないのが現状です。メインテーマ(TOPページなどの主要ページ)には被リンクをつけて、SEOをかけ、さらにコンテンツSEOとして、配下にコンテンツを作っていくことが必要です。
流行りに惑わされずSEO対策を確実に基礎から実施する必要があります。
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「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
まとめ
上記のように、SEO対策サービスがどんどん変化しています。
昔のような、何をしているのかよくわからない包括的なSEOサービスは縮小し、ユーザーがSEO業者が実施するSEO施策を管理するようになりました。
今後のSEOとして必要なのは、
被リンク設定+コンテンツ作成 の2本柱になると私は考えます。
今はコンテンツSEOがとても流行ってきていますが、
私はベースを被リンクで作成し、次のステップとしてコンテンツ作成がベストと思います。
SEO難易度が高くないキーワードは、被リンクが最も効果的な対策であります。
ただ、昔のように被リンク設定で、順位が圏外から1位にというのは少なくなり、被リンク設定で徐々に順位上昇するケースが増えています。
長期的に時間をかけて行うSEO対策に今変化しようとしていると思います。
少しでも早めにSEO対策に取り組む必要がありますね。
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