[2016/02/08] (最終更新日 2021/07/05)
危険な被リンクとは
SEO対策をするにあたり、被リンク対策は危険なので、対策しない方針という方がいますが、被リンクは本当に危険なのでしょうか?
被リンクが危険と思われる理由は、いくつか考えられます。最も大きな理由と共に被リンクの危険性を考えていきます。
被リンクが危険と思われる理由
Googleは、被リンクをやめるようにガイドラインでメッセージをだし、ペンギンアップデートでその制裁を加えています。
そのため、被リンク対策をすると危険(ペナルティを受ける)というイメージが付くようになりました。
私は、これはGoogleの戦略だと思っています。
誤解があるかもしれませんが、私は、現在のアルゴリズムでは被リンクが有効な手法で、被リンク対策による順位決定を避けたいために、ユーザーに警告を出し続けていると考えています。
実際に被リンクは必要なのか?
必要だと思います。
2015年12月にGoogleのジョン・ミューラー氏がオフィスアワーにて、「被リンクが無い状態で、1位を獲得するのは非常に困難」と話しています。
理論上は被リンクが無い事が好ましく、コンテンツが重要とは言っているのですが、被リンクはどうしても必要だとGoogleがオフィシャルに回答しています。被リンクが重要とGoogleが認めているという事です。
ただし、どんな被リンクでも効果がある良いリンクというわけではありません。
過去にたくさんの被リンクを見ていて共通してNGな被リンクがあります。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
NGな被リンク
NGな被リンクの例として「ディレクトリ登録系のサイト」があります。
ドメインまで公開してしまいたいほど、ここは絶対NGというサイトもあります。
しかし、そのドメイン運営者がいらっしゃる以上、ご案内できません。
過去ペナルティ支援で提供いただいたリンク一覧を見ると必ずと言っていいほど入っているディレクトリ登録系のサイトがあります。
古くからSEO対策をしているサイトは、こういった「ディレクトリ登録系のサイト」に登録があるケースが非常に多く見られます。
※ディレクトリ登録とは、大手ポータルサイトのカテゴリにサイトを登録することです。サイトを登録することで、大手サイトから被リンクを獲得することができるため、無料で自分で被リンクを簡単に獲得できることから過去に流行ったSEO対策手法です。
今では、多くの大手ポータルサイト自身のリンクにnofollowタグ(リンクがついていても認識しなくなるタグ)を設定したり、サイト自体を閉鎖などしています。
※ただ、nofollowタグがついていても今はほとんど意味がないと思います。nofollowタグで安心せずに、削除か否認まですることをお勧めします。
リンクプログラムネットワークもNG
次にご紹介する記事は、2016年2月5日 11:30頃に公開されています。
リンクプログラムのネットワークに対策を行ったと日本のブログで掲載されたのは、記憶上、これが2回目だと思います。
海外のGoogleブログですと、何度か確認したことがあります。
もちろん、これは、ペンギンアップデートとは関係ないことですが、被リンクを提供している企業は、その提供していた被リンクの質が問われました。
リンク プログラムのネットワークに対策を行いました
2016年2月5日金曜日 Share on Twitter Share on Facebook
Google では検索ユーザーの皆さんに、より良い検索結果を届けるために日々いろいろな取り組みをしています。例えばウェブマスター向けガイドラインを設定し、これに違反するようなサイトに対策を施すのもその一つです。
この一環として、Google ではこの度、検索結果を不正に操作するためにリンク プログラムに参加しリンクの売買を行っていた日本語のいくつかのサイト ネットワークに対して対策を施しました。この中にはウェブマスター向けガイドライン違反を繰り返しているサイトも含まれていたため、通常よりも厳しい対策を施したケースもあります。
また、以前もお伝えしましたが、ウェブマスターの知らないところでウェブマスター向けガイドラインに違反するような施策が行われてしまうケースがあるようです。以前は SEO 業者の例を紹介しましたが、SEO 業者にとどまらず広告などの業務委託により発生することもあるようです。これを防ぐために、ウェブマスターの皆さんには業務委託先がどのような施策を行っているか随時確認することをおすすめします。Google は引き続きユーザーの検索体験をより良いものにするべく取り組んでまいります。
NGとなりそうだと警戒するリンク
筆者がNGとなりそうだと考えるリンクは以下です。
・リンクプログラムネットワーク
・ディレクトリ登録
・相互リンク
・特定のアフィリエイトプログラムからのリンク
・アンカーテキストがSEOワードのみ(直接アンカーテキストだとSEO的に効果が得られやすい傾向にありますが、ペナルティ受けるサイトの傾向にアンカーテキストがSEOワードばかりといったこともあります)
・1サイトから大量リンク(フッターリンクなど)
・自作自演のリンク(アフィリエイトサイトに多いのがこの特徴)
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
危険な被リンクがあったらどうすべきか
1)被リンクを削除する
直接サイト運営者に言って、削除してもらいます。ただし、なかなか削除してもらえないのが現状です。
2)被リンクを否認する
1.Google Search Consoleの否認ツールにアクセスします。 https://www.google.com/webmasters/tools/disavow-links-main
1-1.希望のサイトを選択する
1-2.リンクの否認 をクリック
3)確認画面になりますので、確認して「リンクの否認」をクリック
4)否認するURLリストデータをアップロードする
4-1.「ファイルを選択」より、否認するURLリストデータをアップロード
4-2.「送信」をクリック「完了」をクリック
5)アップロードを確認します。
否認ツールに否認するURLリストデータをアップロードすると、メッセージが届きます。
上記はURLリストのアップロードが完了したと書いています。
まとめ
危険なリンクは、ディレクトリ登録、相互リンクなど一部危険な被リンクは存在する。
しかし、Googleが公式発表するように被リンクを設定しないと順位が上がらない。
被リンクは順位UPに必要な対策である。
被リンク対策をしたいけど、どれを選べばよいか自信がないという方はSEO Packをご検討ください。
SEO Packは、被リンクの設定とSEOツールがセットになったサービスです。
リンク精査は自分でもできます。
必要な被リンクも除外してしまうと、順位が下落しますので、慎重にリンク精査を行ってください。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。