キーワードの表記揺れが考えられる場合、どのように対策すると良いでしょうか？

キーワードの表記揺れは、検索エンジンの機能向上により、さほど考慮する必要がありません。キーワードを選定する上で心配な場合、表記ゆれしているキーワードの中で最も検索数の多いキーワードを選ぶことをお勧めします。

キーワードの表記揺れとは

キーワードの表記揺れとは、同音、同意味の語句で異なる文字表記をされることを言います。
マイクロソフトが数年前に、「サーバ」から「サーバー」へと表記語を変更したこともあります。

表記揺れの種類と例

表記揺れによって、検索結果が異なる場合がある

キーワードの表記ゆれは、さほど考慮する必要がないものの、検索キーワードによっては表記ゆれにより検索結果の表示が異なる場合があります。

例）キーワード：「引越し」「引越」

表記ゆれを含めて検索エンジンで検索する方法は、「引越し」と「引越」の両方の検索結果を知りたい際は「引越し」で検索すると「引越し」と「引越」の両方のキーワードで検索した場合の結果が表示されます。
反対に表記ゆれを含まない「引越し」だけの検索結果を確認したい時には、検索する際に「"引越し"」と半角のダブルクォーテーションで囲む事で確認できます。

検索キーワードの表記揺れに対するSEO対策

表記揺れがみられる検索キーワードのSEO検索対策は、検索エンジンの機能が向上しておりますので、さほど気にすることはありません。
ただ、上記にご案内したように、検索する単語により検索順位の結果が異なる事がありますので、まずは以下の2点を確認します。

• 表記揺れによる検索結果がどの程度違うか
• 検索順位が上位に表示されているwebサイトの傾向（webサイト内に記述されているSEOコンテンツの内容）が同じか

表記揺れのあるキーワードの検索結果が大きく違う場合は、上位表示されているwebサイトの傾向を確認します。

現在のGoogleは、検索ユーザーが求める情報を保有するサイトを高く評価し、上位表示させる傾向にあります。

上位表示されているサイトの傾向が異なる場合は、どの検索キーワードが自社サイトの内容とマッチするかを確認し、より内容がマッチするキーワードをSEO対策キーワードとして採用し対策することをおすすめします。

上記以外のケースは、最も一般的に使われている検索数が多いキーワードを選ぶとよいでしょう。

表記揺れがあるキーワードでSEO対策を行う場合は、次の3点を実施する事がポイントです。

• 自社サイト内（1ページ内）で記述するキーワードは、1つに徹底する（本文中に「引越し」「引越」を混在させない）
• 最も一般的に使われている検索数が多いキーワードを選ぶ
• 記事のtitleやdescriptionに（不自然にならないようなら）表記ゆれを含むキーワードを追加する

例）ダイヤモンド、ダイアモンド

上記のように表記ゆれ検索の対策を行うと良いですが、titleやdescriptionに表記ゆれを含むキーワードを追加する際には、キーワードの羅列とならない範囲で対応するように注意しましょう。

表記ゆれのあるコンテンツのデメリット

表記ゆれのあるキーワードでSEO対策を行う場合のポイントは上述しましたが、デメリットについても触れておきます。
表記ゆれのあるキーワードが混同しているコンテンツは、記事を読んでいるユーザーに誤解を与えかねない事に注意しておきましょう。

１つの文章中に「感謝」「かんしゃ」などが用いられていると、読み進めているユーザーが記事を読みにくいと感じたり、意味を誤って理解されるといった可能性があります。
表記ゆれのキーワードを意識しすぎて文章の内容がわかりくくなっていないか等、今一度目視やツールを利用し校正してみると良いでしょう。

Googleはあいまいな検索にも対応

ここまで表記ゆれについてご説明してきましたが、検索エンジンの技術が進歩している事にもう少し触れていきます。
Googleは「あいまい検索」の結果を表示する技術を持っています。あいまい検索というのは何かというと、検索したキーワードと完全一致ではない情報も、検索結果として表示する検索のことです。
どこかで聞いたような気がしませんか？
そうです、この「あいまい検索」というのは表記ゆれなどの検索結果も併せて表示される検索で類似検索とも呼ばれます。

その更に先を行く技術が「セマンティック検索」と呼ばれる技術です。セマンティック検索は、AI技術を活用し検索クエリを理解する事も驚きですが、更に文脈までも理解し検索ユーザーに有用な情報を届けるように各ページを評価しているのです。

このように躍進を続ける検索エンジンなので、GoogleのSEO対策においてキーワードの表記ゆれはさほど気にする事はありません。

まとめ

表記ゆれのあるキーワードでSEO対策やコンテンツマーケティングで集客を見越している場合、検索エンジンを利用する人が検索に利用するキーワードは1つではありません。複合語でも検索を行うことがあります。
検索エンジンは、表記揺れするキーワードを類似するキーワードとして処理してくれます。しかし、完全ではないこともあるためページごとに表記揺れするキーワードを使い分けしても良いかと思います。（ビックキーワードの場合は、統一した方が上位表示が実現しやすいと考えます。）

どの対策キーワードで対策するか迷った場合は、SEO Packのキーワード相談窓口を活用してみましょう。無料でSEO選任スタッフに相談可能です。