【保存版】かんたん!「SEOキーワードの正しい選び方」
※1/16更新済み
SEO対策のキーワード、あなたはどうやって決めていますか?
SEOキーワードには、正しい選び方があります。しかし「なんだか面倒そう…」と敬遠して、結局思いつきや、検索結果のサイト数でなんとなく決めたりしている方も少なくありません。
しかし、それで本当に成果が出せるでしょうか?
本記事では「正しいキーワードの選び方」を一番かんたんに実践する手順を紹介します。
目次
0. 難しくない!基本手順をおさえる
まず覚えておきたいのが SEOキーワード選定は難しくない ということです。
SEOキーワード選定の方法を調べてみると、専門用語がたくさんで「なんだか面倒そう」と感じたことはないでしょうか。でも本当は、SEOキーワード選定は、ぱっとスピーディに済ませられるような、特別難しくないものです。
今では無料ツールも豊富、SEOキーワード選びは「難しくない」
ここで紹介する手順で、ツールなどを使って、SEOキーワード選定を行うと、悩むこともなく、気づいたらSEOキーワードが決まっているはずです。
「キーワード選定は『かんたん』」 — これを覚えたら、まず第一歩が完了です。
次に、基本手順を大枠で見てみましょう。
SEOキーワードの選び方 おおまかな4ステップ
SEOキーワードの正しい選定手順は、下記の4ステップです。
- キーワード候補を出す
- キーワードを絞り込む
- 優先順位を決める
- コンテンツ公開
この4ステップをいかにかんたんにこなすかが本記事の主眼です。
精緻に行う方法もいくらでもありますが、現在ではかんたんな方法がいくらでも見つかります。早速次から説明します。
1. SEOキーワードの候補を出す
まずは、SEOキーワードの候補を出してみましょう。
ここでは「素早く」「たくさん」のキーワードを出すのがポイントです。
最もスムーズに行うため、下記の方法がおすすめです。
a. まず思いつきでSEOキーワードを出す
まずは、あなたのサイトに集客できそうなSEOキーワードを、思いつきで出してみましょう。意外とたくさん出てこないものなので、とりあえず数個でかまいません。
b.実際に検索してみる
次に、思いついたSEOキーワードとサイトの「相性」を見るため、実際に検索してみましょう。
例えば、あなたのサイトが「メモ帳の販売ショップ」だったら、次のようないくつかのキーワードで実際に検索結果を見てみて、どちらのSEOキーワードがより相性がよいかを確かめます。
- 「メモ」で検索 →メモアプリ関連サイトが多数出る
→▲相性悪い - 「メモ 通販」で検索 →メモ実物の通販サイトが多数出る
→○相性良し
上の例では、「メモ」がSEOキーワードだと、紙のメモ帳を買いたい検索ユーザーは少なく、スマホのメモアプリなどを探すユーザーしか集まらなそうです。
一方「メモ 通販」だと、紙のメモ帳を欲しがる検索ユーザーをより多く集客できそうです。よって、この2つだと、「メモ 通販」でSEOするのがよいと言えます。
ただ検索した結果画面のランキングだと、あなたの検索履歴に応じて並び替えられています。ここではFireFoxの「プライベートブラウジング」(Ctrl+Shift+P)やChromeの「シークレットモード」(Ctrl+Shift+N)で検索しましょう。
これらの機能で、あなた個人の検索履歴と関係ない、まっさらな検索ランキングを見れます。
実際に検索してみたとき、上位にいるサイトが将来あなたのライバルになるかもしれないサイトです。対策キーワードが決まったら改めて検索をしてみて、上位サイトの研究をしましょう。既に評価されているサイトの特徴を取り入れることで、ユーザーと検索エンジン双方から好まれるサイトにしていくことが出来ます。
c. キーワードプランナーで候補キーワードを広げる
こうして相性のよいSEOキーワードが見つかったら、それを軸に、さらにSEOキーワードを増やします。ここは、無料ツールを活用してかんたんに済ますことができます。
キーワードプランナーを使ったSEOキーワードの増やし方
まず役立つのが、Googleのキーワードプランナーです。
これは、アドワーズアカウントさえあれば誰でも無料で使える、非常に強力なツールです。
ログインしたら、下の画面から、「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」で、先ほど選んだSEOキーワード候補を入れてみましょう。
キーワードを入れて「候補を取得」を押すと、他のSEOキーワード候補を提案してくれます。
この中から「検索ボリュームがそれなりにあって」、「あなたのサイトと相性がよさそう」なワードを選び、候補SEOキーワードに追加します。
キーワードプランナーで調べられる「月間平均検索ボリューム」ですが、SEOキーワードにしてもよい検索ボリュームの数値は特に決まっているわけではなく、サイトによりけりです。
例えば、サイトの検索順位が既に上位なら、検索ボリュームが多い(1,000以上~)キーワードでSEOするのも可能です。しかし、初めてSEO対策を始めるサイトなら、ボリューームが200~500程度と多くないキーワードをいくつか選び、それぞれでSEOして上位表示を狙うことから始めても良いでしょう。
当社での検索ボリューム選定とSEO実績の例は
なお、昨月の当社実績では、先のような例があります。参考にしてください。
キーワードプランナーで調べた 月間検索ボリューム |
上位表示で獲得できた、 自サイトへの訪問数 |
---|---|
月間 20,000 | 10,000 訪問/月 |
月間 1,000 | 500 訪問/月 |
月間 300 | 150 訪問/月 |
これをもとにして、目標達成のための計算を行うなら、例えば下記のようになります。
・サイトへの訪問が1,000欲しいときは、
・月間ボリューム1,000のSEOキーワードを2つ選び、
・それぞれでページを上位表示させれば、
・500×2=1,000 となり、
・目標達成できる
d. 関連検索語でも広げる – 無料ツール goodkeyword
さらに、goodkeywordといった無料ツールを使うと、検索関連語を調べることができます。
goodkeywordは、Googleサジェスト(検索フォームに何か入れると関連検索語が出てくる)などを利用した、SEOキーワード候補出しにとても役立つ無料ツールです。
SEOキーワード候補をもっと増やしたい場合は、こちらで探してみるのもよいでしょう。
2. SEOキーワードを絞り込む
ある程度のSEOキーワード候補が出せたら、次は「SEO難易度の高すぎるキーワード」、つまり上位表示が難しそうなSEOキーワード除外します。
すると、実際に自分でSEO対策して成果に結び付けられるようなキーワードだけが残ります。この「SEOキーワード絞り込み」にも、無料ツールが役に立ちます。
絞り込みはまとめて行う—「 キーワード難易度チェックツール」
SEO難易度を調べるには、やはり無料ツールの、その名もキーワード難易度チェックツールを使用します。
虫眼鏡の下のフォームにキーワード候補を入力すると、関連キーワードまで含めた検索難易度が表示できる、大変便利なツールです。
何かのタイミングで1つだけキーワードを調べるとか、ごく少数の場合は、先ほど紹介したプライベートブラウジング(firefoxやchrome)機能でそのワードを検索し、競合ページが「勝てそうなページか」どうかを調べる、という手もあります。
1ページめから2ページめまでも巨大サイトや有名サイトがひしめいているようなら難易度は高く、そうでないなら挑戦する余地があるかもしれません。
SEOエキスパートの意見を無料で聞くこともできる – 無料アシスト活用
上記のツールを使ってもなお「どのキーワードにすればいいか迷う…」という方も全く珍しくありません。そうした方には、SEO Packが提供する「SEOエキスパート無料アシストが役立つでしょう。
大量のキーワード分析を一気に頼んだりはできないものの、少数のキーワードから選ぶのであれば、プロの意見を無料で聞けるので、おすすめです。とくにサービス利用者でなくても気軽に活用できます。
3. コンテンツを書く順番を決める
キーワードを10個前後に絞り込んだら、次は「どのキーワードから先にコンテンツを作るか」を決めましょう。そうすると、SEO対策を素早く・効率よく成果につなげることができます。
「始めやすい・成果が出やすい」キーワードから始める
順番を決める際、検索ボリュームの少なすぎるキーワードを先に選ぶと、得られる成果も小さくなります。
逆に、ボリュームが大きすぎるキーワードだと、成果獲得までに時間がかかってしまいます。
そのため、下記のような考え方で、先にコンテンツを作る(SEO対策する)キーワードを決めると、効率よく成果を出すことが出来ます。
・立ち上げたばかりのサイト:検索数が少なめでも、難易度が低いワードから始める
・既にSEO評価が高い(コンテンツも被リンクも既に多い)サイトなら、月間検索数の多いワードを重点的に攻略する
一歩進んだ「成果の出やすいキーワード」の決め方も
上記の選び方は、検索ボリュームや難易度のデータを活用したかんたんな方法ですが、別の方法で、成果を素早く得るための別の手順を取ることもできます。
たとえば、SEOキーワードの「コンバージョンのしやすさ」を考えるのも一つの方法です。
例として「コーヒー豆の通販を行うサイト」だと下記のようなものです。
- キーワード「コーヒー豆」だと:
検索数は多いが、wikipediaや、コーヒー豆のうんちく、品種の説明といったリファレンスコンテンツ(辞書的なコンテンツ)が多く、今すぐ買いたい人は少なそう - キーワード「コーヒー豆 価格」だと:
おいしいコーヒーを買うための最低限の価格とか、多店舗間の価格比較、「○○というコーヒー豆が○○○円だと高いですか?」といったQ&Aサイトが多く、今すぐ買いたい人が多そう
この例では、「コーヒー豆 価格」のほうがコンバージョンに近いユーザーが集まる、と考えられるため、こちらを先にSEO対策する、というのが一つの手です。
こうしたいずれかの方法でSEOキーワードの優先順位が決まったら、順にコンテンツを作成します。コンテンツは「タイトル」「本文」に自然にキーワードが入るように執筆してください。もっと詳しく知りたい場合は、下記のページが参考になるはずです。
→ 【保存版】「高品質なコンテンツ」作成ガイド/Google SEO
4. コンテンツ公開
書き上がったら、ついにコンテンツをインターネットに公開します。
といっても、公開自体は、ファイルアップロード(あるいはCMS上での記事公開など)だけです。しかし、それと同時にSEO対策の基盤作りの作業が必要です。こちらも、最も効率のよい手順を紹介します。
サイトの被リンク対策を済ませよう
SEO対策には基礎となる2つの対策があり、それが済んでいないと、何をしても順位が上がりません。一つは良いコンテンツ作成、もう一つは被リンク獲得対策です。
→参考:Googleが説明する「2つの最重要SEO要素」
そのため、コンテンツができあがったら、そのサイトで被リンク対策を済ませておく必要があります。
新規サイトはまず対策、既存サイトはまずリンク数チェック
コンテンツを掲載するサイトが新規サイトであれば、自然なリンクを獲得するため、対策を開始します。自然なリンクの獲得は、SEO Packでバランスよく獲得することができます。新規サイトならトップページでまず対策するのが有効でしょう。
またサイトが既存のサイトであれば、やはり無料ツールのhanasakigani.jpを使って、リンクがしっかりついているかどうかを確かめます。こちらで被リンクがわずか、あるいはゼロの場合は、やはりSEO Packで対策を開始します。
まとめ : キーワードを選び、その後は
ここまで、SEOキーワードの選び方と、そこから成果を出すまでの、最もかんたんな手順を紹介しました。無料ツールをたくさん使っているという意味でも、最も負荷を少なく済む手順のはずです。
さて、キーワードを選び、コンテンツを公開し、被リンク対策をしたら、SEO対策はそれで終わりでいいのでしょうか?
キーワードを選ぶのは一度で終わり、ではない
実は、SEOキーワード選定の難しさは、選定すること自体よりも、優れたSEOキーワードを「選定し続けること」にあります。というのも、一度のSEOキーワード選定で完璧な対策ができることは、ほとんどないからです。
あるキーワードで集客できたら、その関連ワード、あるいは別のワードを選定し、さらに集客できるサイトを構築します。あるいは集客があまりなければ、もう一度SEOキーワードを選ぶという方法もあります。
ロングテール狙いでアクセスUP
対策キーワード=メインキーワードだけではなく、それに関連するワードでも集客する施策もあります。それがロングテールSEOです。
ロングテールSEOとは、スモールキーワードを文中に効果的に配置し、小さいアクセスを積み重ねることによって集客力を高めるという対策方法です。ここでもキーワードプランナーを活用できる他、Googleオートコンプリート(関連ワードのサジェスト機能)を使って関連ワードを見つけていきます。
詳しくはこちらをご覧ください:ロングテールSEOの基本テクニックと期待できる効果
いずれにせよ、SEOキーワードを選ぶというのは、一度やれば終わりというものではなく、継続して良いSEOキーワードを選び、成果を積み重ねることが大切なのです。
SEOキーワード選びも「継続は力なり」
この、対策を継続するところがある意味最も難しいのです。
SEO対策は、継続・努力すれば必ず結果のでるものですが、十分な成果が出ないまま途中で諦めてしまうと、せっかくかけた時間とコストが無駄になります。
一度SEOキーワード選定を行ったら、かならずまた再度チャレンジしてみてください。SEOキーワードを選びさえすれば、あとはコンテンツと被リンク対策で順位が上がり、どんどん集客数を積み上げられます。この一連の手順は、何度も回数を重ねると、どんどんスピードアップできます。
なお筆者は、一つのサイトのSEO対策だけでも、毎日キーワード選定を行ってはコンテンツを積み上げることが、多々あります。これは必ず成果がついてきます。
初心者でも、まずSEO対策を始めて、それを継続し、成果を積み上げるという経験を、多くの人にしていただければと思っています。
キーワード選定に悩んでいませんか?
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