[2016/02/04] (最終更新日 2021/07/15)
コンテンツSEOとは?
コンテンツマーケティング、コンテンツSEOなど、「コンテンツ」という言葉を耳にする機会が多くなっています。また、SEO業者のWEBサイトでも、「コンテンツSEO」を大きく打ち出している事をよく見かけるのではないでしょうか?
目次
コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOとは一体何を指す言葉なのでしょうか?
コンテンツSEOとは、良質な記事(コンテンツ)により検索エンジンやSNSから集客するSEOの一手段です。
コンテンツSEOの主な集客方法としては「自然検索から集客すること」「Facebook、Twitterなどのソーシャルメディアから集客すること」が考えられます。
また、コンテンツSEOにおいて一番重要なポイントは検索ユーザーの欲しい情報がコンテンツ内にあるかどうかという点です。
検索ユーザーの検索意図を満たす事ができなければ、良質なコンテンツとは言えません。
さて、コンテンツSEOを更に掘り下げてみましょう。
コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの一手段となります。少々分かりにくいので以下の図をご覧ください。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングを掘り下げてみましょう。コンテンツマーケティングの手法としては、他のブログへの記事寄稿、記事広告の出稿、コンテンツSEO、PDFなどの小冊子配布、ソーシャルメディア、プレスリリースなど、見込み客が読みたくなるようなコンテンツを提供していくことから、コンテンツマーケティングと呼ばれます。
図で説明すると、下記のようになります。
コンテンツSEOとは、コンテンツマーケティングの一部です。
コンテンツSEOやコンテンツマーケティングが誕生した背景
私が考えるコンテンツマーケティング・コンテンツSEOが誕生した背景には、以下2つの理由があると思います。
1)Googleの精度が上がり、コンテンツ(サイト内容)を重視し始めた
2)インターネット利用ユーザーが広告に慣れて、広告を見なくなった
1)Googleの精度が上がり、コンテンツ(サイト内容)を重視し始めた
ちょうどGoogleトレンドで確認した、キーワードが検索されるようになった時期と、Googleがパンダアップデート(コンテンツの質をチェックして、質が低いサイトは順位下落させるアルゴリズム)が実施された時期、いわばコンテンツを評価するようになった時期が重なります。
その為、これまでSEO対策は「被リンクだけ」やっておこうと思っていた意識が、「内部対策!コンテンツ対策も!」と、サイト内容の質も気にかけて対策を開始しようと意識し始めたことが背景の1つとしてあると思います。
2)みんなが広告に慣れて、広告を見なくなった
以前は、Yahoo!やGoogleなどで一番目立つところに広告を出せば、リスティング広告に費用を費やせば、たくさんのユーザーを集客することができていました。
ただ、ユーザーは、どんどんインターネットに精通し始めて、関係ない広告はクリックしなくなりました。
そのため、サイト運営者は、費用をかけた広告ではなく、ユーザーが求めるコンテンツを自らの媒体で提供することの必要さ(オウンドメディア運営)に気が付いたことも背景の1つとしてあると思います。
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コンテンツSEOのメリット
見込み客に有益な情報を継続して発信していきますので、
・これまで獲得できなかった見込み客を集客できる
・自社の信頼、価値を高めることができる
を期待することができます。
具体的に言うと、
・様々なキーワードでサイトへのトラフィックが増加する
・サイト力が高まり、ビックキーワードでも順位が上昇しやすくなる
・SNSなどにより拡散が期待できる
・SNSなどを通じてサイトへの自然な被リンクが増加する
・コンテンツが継続的に増加
・サイトへのブランディングができる
ただ、コンテンツSEOは、継続して情報を発信する必要があるため、ネタ切れを起こす可能性があります。
事前に計画を立てる必要があります。
Googleトレンドでみる「コンテンツSEO」
「コンテンツSEO」や「コンテンツマーケティング」は、いつ頃から使われている言葉なのでしょうか?
実際に、「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」をGoogleトレンドで確認すると、
▼コンテンツSEO
▼コンテンツマーケティング
上記グラフを確認すると、2013年から急に検索されるようになっています。
「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」という言葉は、そのころ誕生したと言ってもよさそうです。
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コンテンツSEOの手順
1)見込み客がどんな情報を必要しているか考え、それにあった情報を発信できるよう計画を立てる。
ここがコンテンツSEOの一番のポイントとなります。
・見込み客がどんな情報を必要としているか
・必要としている情報を発信し続ける
まずは、自分の事業を中心に、メイン、サブのテーマを決定しましょう。
テーマを決める際に困ったら、次の3つのヒントを参考にしてみてください。
案1)Googleのキーワードプランナー、サジェスト機能を使って、自分の事業を中心としたキーワードの周辺キーワードを探る。
「Googleのキーワードプランナー」、「サジェスト機能」これらのツールは、周辺キーワードを探る事ができます。
Googleのキーワードプランナーを利用して考える
1)Googleキーワードプランナーにアクセスする
2)[フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索]欄に入力し、「候補を取得」ボタンをクリックする
3)表示された広告グループで事業と関連しそうな広告グループをクリック、各キーワードと月間平均検索ボリュームから候補とするテーマを決定します。
サジェスト機能を利用する
サジェスト機能とは、Googleなど検索エンジンの検索窓にキーワードを入力した際に、自動で候補キーワードを表示してくれる機能です。
本機能は、検索数(トレンド)に合わせて内容が変わりますので、今ユーザが何を知りたいかがわかります。サジェスト機能で表示されたキーワードをもとにテーマを決定します。
コンテンツSEOは、1つのテーマに絞ったページを作成します。完成は、ユーザーが求めている情報になる事が必要です。
ユーザーが求めていて、自分がそのテーマについて詳しく有益な情報を継続して書いていくことはとても難しく、ネタ切れになる事もありますよね。
案2)自分の事業の顧客層が好みそうなものをテーマにする
1)で決定したテーマをもとに、見込み客が必要としている有効な情報を発信します。独自の見解だけではなく、事実を立証できるような情報も追記すると良いでしょう
記事を書くテーマ(キーワード)で上位に表示されているサイトの中身をチェックして、どんな内容を書いているか傾向をつかみます。その傾向に沿った内容も組み込むとユーザーが必要としている情報にマッチさせることができるでしょう。
また、情報を発信する際は、最低2000文字程度の文章を書くことをお勧めします。理由は後述します。
次に、業種ごとに、メインのテーマとサブのテーマを出す例をいくつかご紹介します。
ポイントとしては、メインのテーマ候補を出し、サブテーマは多くの記事を書けそうな内容に設定しています。
美容室を運営している場合のテーマ例
たとえば美容室を運営しているなら、
メインは:流行りの髪型、自分でセットする方法
サブは:流行りの美容法、化粧品、女子が好みそうなもの
整体院を運営している場合のテーマ例
整体院なら、
メインは:つらくならない体操方法、姿勢
サブは:健康法とその効果、医療でよくある噂と実情
法律事務所を運営している場合のテーマ例
法律事務所(弁護士、司法書士、行政書士事務所)なら、
メインは:各用語の説明(債務整理とは、多重債務者とは、民事再生とは)
サブは:実際の判例
案3)競合を参考に有効なコンテンツを作成する
記述するテーマについて自由に記載するより、競合サイトを参考にフレームをまず決定する手法がお勧めです。
その方が、ユーザーが希望する情報から外れることが少なくなります。
競合サイトを参考にする手順
1)決まったテーマに関する候補キーワードをいくつか拾います。
2)候補キーワードで検索し、上位サイトタイプかどんな傾向かつかみます。
ブログ / ショッピングサイト / ノウハウ / Wikipedia など
ノウハウ系が多いのであれば、それに従い、ショッピングサイトが多いのであればキーワードを変更します。
季節キーワードの場合は、繁忙期など時期によって、上位にランクインするサイトタイプが変わりますが、通常はブログ / ショッピングサイト / ノウハウ のサイトタイプの比率はあまり変わりません。
自分が書くことで上位にランクインできる見込みがあるのか、ここで判断し、難しそうだと判断した場合は、候補とするキーワードを変更します。
3)各サイトで共通しているテーマを見つけます。
上位サイトには、ユーザーが求める情報を必ず含んでいるはずですので、共通して記述されているものがあります。
それが何かを探し、自分がこれから記述するコンテンツに含ませます。
競合サイトよりもより深い情報を記述するのもいいでしょう。
コンテンツSEOから期待できるトラフィック
作成したコンテンツが、SNSで「いいね!」をクリックされたり、SEOで上位化したり、トラフィック増が期待できます。また、これによりサイトへの被リンクが増加し、周辺キーワードでも上位表示達成することが期待できます。期待できるトラフィックには、下記の2パターンあります。
1度大きなトラフィック
所謂「バズる」といわれるのがこのパターンにあたります。
これは、TOPページにあるTOPICS、いいね、リファラー、SNS系でコンテンツをUPした際に一時的にトラフィックが集まった結果です。
時間の経過とともに、TOPページにあるTOPICSから消えたりで、徐々にアクセスが減ります。
このケースは、検索順位が付かなかった(検索されない)コンテンツとして埋もれてしまいます。
このコンテンツは当初目的のユーザーに有益な情報を届けることをはじめしかできませんが、サイト自体の評価向上にはずっと貢献します。
このケースになるコンテンツの文字数は、1800文字以下の場合が多いようです。
1回大きなトラフィック+継続した小さなトラフィック
初めの大きな山は、先ほどと同じようにコンテンツUP後にTOPページのTOPICSやSNSなどから一時的にアクセスです。その後の小さな山は、検索でのトラフィックです。
コンテンツSEOは、このパターンのトラフィックのほうが好ましいと思います。
検索にヒットしていますので、また流行ると中くらいのトラフィックが期待できることもあります。
こうなるには、コンテンツの文字が2000文字は最低でも必要です。
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トラフィックが期待できるコンテンツの文字数
上記でも記述しましたが、コンテンツの文字数とトラフィック量の関連がある事がわかっています。
誤解を恐れずにいうとコンテンツSEOは、検索によるトラフィック獲得が運営する側の最終的な目的となります。
その為検索されるコンテンツにするには、2000文字は最低でも必要と思います。
文字数についてもう少し具体的にいうと、最低限以下の文字数は必要とお考えください。
競合がいないキーワードでは、1000文字は必要
最新情報では、800~1000文字は必要
小さくても継続的にユーザーが来訪してくれるコンテンツのほうが、積上げで大きなトラフィックにつながります。
リンクを通じたトラフィックが増加、ブックマークからサイトへのトラフィックが増加します。また、周辺キーワードでの自然検索によりサイトのトラフィックが増加します。
成功すると、継続的に情報を発信していきますので、これまでに獲得できなかったユーザーのトラフィック増加、さまざまなキーワードでの自然検索によるトラフィックが期待できます。
継続的に2000文字を超えるコンテンツは大変ですが、現在のトレンドにあるコンテンツSEO。皆さま取り組みされてはいかがでしょうか。
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