[2017/01/27] (最終更新日 2022/05/17)
新規ドメインはSEO対策で不利?メリットはあるか?
新しいビジネスや何かのプロジェクトを立ち上げる時、そのために新しいドメイン(URL)を取得してウェブサイトを作ることがあります。ですが全くの新規ドメインはSEO対策で不利であると言われます。果たして実際のところはどうなのでしょうか?
目次
新規ドメインでの順位上昇
一般的に、新規ドメインは検索エンジンでの順位上昇が遅くなる傾向があります。確かなデータはありませんが、新しすぎるドメインは上位化が有意にしにくくなるというケースが多く報告されています。「エイジングフィルタ」= 若すぎるドメインを弾くアルゴリズムがあるという仮説がSEO担当者たちの共通理解となっています。
全く同じコンテンツであっても、ドメインが新しいという理由で上位表示が出来ないのであれば、やはり新規ドメインはSEO対策をする上で不利であると言わざるを得ません。
そもそも新規ドメインは必要?
新規ドメインを取得する理由は何なのでしょうか。ドメインを取得するには端的にお金がかかりますし、管理すべき項目が1つ増えてしまうことを考えてもそれなりのコストであると考えるべきです。
また、現在他に運営しているサイトがあるのであれば、そのURLでサブドメインやサブディレクトリを活用するという手もあります。そうすればSEOに不利な新規ドメインをわざわざコストをかけて取得する必要が無くなります。
\無料診断の活用で課題を明確に/
外部リンク、内部状況、コンテンツ状況からSEO対策の課題が見えてくる無料調査です。
「対策ページの弱点は何か...」などお悩みをお持ちの方は、一度「SEOパーソナル診断」をご利用ください。
新規ドメインのメリット
それでも新規ドメインを取るべき状況はあります。たとえば全く新しいプロジェクトを、長期的な視野を持って始めるのであれば、新規ドメインで一からブランドを確立していくのが良いでしょう。
新規ドメインであれば会社名やブランド名、プロジェクト名などで取得する事ができる(ドメインが空いていれば)ので、ドメインを覚えてもらいやすくなるというメリットがあります。
既存のURLでサブディレクトリを使うのは、ある意味では楽ですしお手軽です。しかし一般のユーザーはそのようなスキを見透かすものです。運営する側の気持ちとしても、新しいドメインで何かを始めるほうが、潔い気持ちでビジネスに臨めるのではないでしょうか。
期待をかけてプロジェクトを始めるのであれば、多少のコストを払っても新規ドメインを取得することをおすすめします。
新規ドメインのSEO対策
様々な懸念はありますが、それでも新規ドメインの取得を決めました。さらにここで新規ドメインを取得するサイトのSEO対策をしたいという時にはどうすれば良いのでしょうか。
すぐに成果を出すのは難しい
最初に述べたように、新規ドメインが検索エンジンで評価されるまでには時間がかかります。他のサイト並みに評価されるまでには短くて2ヶ月、長くて1年と様々なケースがありますが、いずれにせよそれなりの時間を要するという事実は変えられません。
既存サイトからの力を借りる
それでも出来るだけ早く上位化させたい時には、SEO対策の基本である被リンクを使います。もし既存のサイトでそれなりの運営年数があり、検索エンジンからも評価されているのであれば、そこから新規サイトへのリンクを設定すると良いでしょう。
質の良い被リンクを受けている事によって、新規サイトであっても検索エンジンからの信頼が高まります。もし手持ちで既存サイトがないのであれば、有料SEOサービスで被リンクを獲得することも検討すると良いかもしれません。
ユーザーの役に立つコンテンツを増やす
検索エンジンに評価されるまでに時間がかかる、ということは見方を変えれば「いつか評価されるときが来る」ということでもあります。大切なのはその来るべき日までに十分な戦力を持ったサイトが出来ているかどうかなのです。
その時に鍵になるのが「ユーザーが求めるコンテンツ」の有無です。検索エンジンはサイトを評価する際に「コンテンツの質」を非常に重視するようになってきています。どんなコンテンツが評価されるかを調べるためには上位サイトの傾向を分析すると良いでしょう。1サイトづつサイトを確認していく事が望ましいですが、なかなか困難な作業となりますね。そこで、自動で上位サイト傾向を分析してくれる「seodoor」のようなSEOツールを利用すると便利です。
粛々とした積み重ねだけが成果を生む
SEO対策には粘り強さが必要です。リンクを獲得しながら、粛々とコンテンツを磨き上げていくことが検索エンジンからの評価につながります。特に新規ドメインだとなかなか順位が上がらずもどかしい思いをするかもしれませんが、粘り強く頑張っていきましょう。
この記事が役に立ったらSNSで共有してください。