[2016/07/07] (最終更新日 2021/08/13)
「1ページにコンテンツは1つだけ」/Googleが念押し
しばしば目にする「1ページに1コンテンツ」という言葉ですが、シンプルなようでいて、実は非常に重要な言葉、且、いくつかの意味合いを含んでいます。
Googleスポークスマンが先日あるSEOエキスパートと交わしたやり取りを例に、改めて「1ページに1コンテンツ」の意味、そして重要性を説明したいと思います。
Google「1URLにコンテンツは1つ」
Googleのスポークスマンであるジョン・ミューラーは、Twitterなどでも頻繁に、様々なSEO担当者に助言したり相談を受けていることが知られていますが、先日は、米Web企業のSEOエキスパートと下記のようなやり取りを行っていました。
質問者:
一つのURLで、ユーザーの場所(例えば、米国内の州とか)に応じて違うコンテンツを配信するのに、一番いい方法はなんだろう?ミューラー:
それはやめておいたほうがいい。Googleはどれか1つのバージョンしか見ない。インデックスもそのどれか1つしかしない。もし他のコンテンツもインデックスさせたいようなら、クロールできるように、URL一つにつき、一つのコンテンツだけ載せることだ。
@marksoonphoto Yes. One URL = one piece of content.
— John Mueller (@JohnMu) 2016年6月21日
別のコンテンツは別々のURLに分ける
Googleは、1ページにつき1つのバージョンのコンテンツしか見ません。例えばこの質問で言えば、同じページに、色んな国のクローラーが入れ代わり立ち代わり来てくれたりはしません。(ちなみに、Googleのクローラーは基本的に全て米国から来ます)
つまり、いずれか1つのバージョンだけが検索インデックスに登録されることになります。そうなると、クロール/インデックスされなかった他のバージョンのコンテンツは、全て検索対象にならない、という問題が発生します。
それを防ぐため、ちがうコンテンツは違うURLに載せたほうがいい、というのが、ミューラーの助言の内容です。そうすれば、わざわざ作った全てのコンテンツが、それぞれ別々にGoogleインデックスに登録され、問題なく検索可能になるためです。
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違う話題(キーワード)を1URLに混在させない
また、1ページ上のコンテンツは「バラけさせず1つの話題(キーワード)に集中させるべき」とも、以前から繰り返し言われています。こちらは、ページあるいはサイト全体のSEO効果を最大化するために必要な対策です。
例えば、一般的には、片手鍋についてのページにレインコートのコンテンツを混在させるべきではありません。話題がバラけて、そのページの主なキーワードが何か、Googleが理解できないためです。この場合は、それぞれのページを別々のURLで作るべきでしょう。
ただ。片手鍋と鍋ブタなど、関連性の高いもの同士なら可能かもしれません。ただしこの場合も、「片手鍋一式」「一人暮らし キッチン」といった、やはり一つのキーワードにくくってコンテンツを作る方がよいでしょう。
コンテンツも被リンクもワード混在は避ける
いずれにしても肝心なのは、1つのページ/1つのURLでGoogleに伝えられる主な話題は「基本、ひとつだけ」ということです。このノウハウは、製品ページでもブログ記事でもカテゴリ一覧でも、どんなサイトのどんなURLでも、SEO対策の効果最大化に非常に役立ちます。
コンテンツはもちろん、被リンク対策のアンカーテキストでも、ターゲットキーワードの他はURLやサイト名などを選ぶようにし、関係のない「意味ありげ」な別キーワードがアンカーテキストに入れるのは避けるのがよいでしょう。
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