[2014/11/11] (最終更新日 2021/06/21)
ペンギン3.0、ついに展開完了? Googleの「変な」動き
11月10日から11日にかけ、多くのサイト管理者がGoogleの「変な」動きを観察した、という情報が流れています。これについて一部では、まだ続いているらしいペンギンアップデート3.0の展開がついに終わるのではないか、という見解も出ています。
複数の「おかしな」証言
先週末の日曜から翌日までにWebmasterWorldのスレッドで交わされたやり取りの中で、参加者であるSEO担当者やウェブマスターから、下記のような発言があった、と、米SEO専門家バリー・シュワルツさんが伝えています。
“今日、パンダ4.1で落ちたキーワードいくつかの順位が上がった。なんだろう?”
“私のサイトも今日順位が上がった。前のパンダ(2011年)でやられて徐々に復活してたサイトが、更にぐっと上がった。10月第三週ころからは落ち着いてたのに。まだ前の順位には戻ってないけれど”
“ペンギンはまだ展開中なのだろうか?そのようにも見えるし、でも終わったようにも思える。そういう兆候がちらほら見える”
“今日、自サイトのいくつかで、Google検索結果の「キャッシュ」のデータが昔のものに戻っていた。サイト更新したらいつも通りインデックス更新されてたんだけど、今日(11月10日)に見たら、10月21日時点に戻ってしまっていた。おかしなことだ”
※Google Web Search Fluctuations Over The Weekend – SEARCH ENGINE ROUNDTABLE から筆者が独自に翻訳
上記期間でnamaz.jpは、特に変動を検知しておらず、他にもめぼしい情報は特にありません。こうした「おかしな」動きは、もしかしたら、それなりの数のサイトで起こっていながら、ほとんどの場合で気づかれていないだけなのかもしれません。
これから起こるアルゴリズム更新の前触れ?
「ペンギン3.0の展開がようやく終わる兆候だ」といった見解もありますが、筆者には、ペンギン3.0とはまた別のテストのように思われます。
Googleではもともと、数週間から数か月に一度、大なり小なりこうした「おかしな」動きが見られることがあります。しかし、過去の例で特に、その動きが「最も直前に起きた」アルゴ更新に由来するものだ、という情報はあまり聞かないからです。
それよりも、今後控えている別の何らかのアルゴリズム更新のテストを行っていると考えるのが自然と考えられます。年末に入り、新たなアルゴリズムが登場する可能性も十分にあり得るでしょう。
更新が起こってからの対応では何かと手間がかかります。年末商戦を無事に迎えるためにも、対策は今のうちから始めておくことをお勧めします。
→サイト順位を上げるため、そもそも必要なこと | SEO Packブログ by ディーボ
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