[2014/12/03] (最終更新日 2021/06/21)
週末からまた大変動、今回のGoogleペンギン3.0展開の「中身」は
現在、namaz.jpの順位が大きく動いており、先週末(11/29)から間欠的に、この3ヶ月で最大となる変動が相次いで起こっています。
Googleは公式に、ペンギンアップデート3.0が再び展開されたことを認めていることから、大変動がペンギン3.0によるものであるのは間違いないと思われます。
しかし、その変動の「中身」はどうなっているのか、上がったサイト・下がったサイトの内訳について、当社保有データから詳しくレポートしたいと思います。
今回のペンギン3展開による変動概要
まずは下記のnamaz.jpグラフをご覧ください。11月28日(金)に変動の兆しにも見える変動値7.7で「不安定」を記録、11月29日(土)には15.1、11月30日(日)に11、そして12月3日(水)に13という「大変動」を記録しています。
今回までの三か月で「大変動」が現れたことはなく、最も大きな変動値となっています。なお、12月1日(月)から2日(火)は、いずれも変動値6以下と「安定」を示していました。
今回の大きな変動について、米SEO専門家のバリー・シュワルツは、下記のような報告を行っています。
・10月17日(※日本時間18日頃)にペンギン3の展開開始を確認
・6週間後の11月27日(※日本時間28日頃)にさらに展開確認
・12月2日時点の情報では、「一度順位が動き、また戻った」例が多いもよう
※“Google Penguin Still Fluctuating, More Changes This Morning” – Search Engine Roundtable(英語)
上記記事では具体的な数値データの掲載はなかったものの、namaz.jpの動きともほぼ一致しており、日本国内サイトにもペンギン3.0の影響が波及していると考えて間違いないようです。
弊社計測サイトの統計
本日午後17時時点で、SEO Packの管理サイトでは、ペンギンアップデート3.0に起因すると思われる、固有の大きな順位変動は確認されておりません。
下記に、今回の大変動前と後を比較した各種データを掲載します。
なお、データはいずれも下記の定義によるものです。
データ定義:
変動前である11月26日(水)の順位と、変動開始後である12月3日(水)の順位を比較した場合の、管理サイト全体に対する割合を計算。
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変動後に順位が上昇・下降したサイトの割合
ペンギン3展開以前と以後を比較して、順位が上がった/変わらなかった/下がったサイトの統計は、下記となります。
まとめると、ペンギン3.0によって順位が上がったあるいは変わらなかったサイトは全体の8割弱、対して、順位が下降したサイトは全体の2割強、となっています。
順位変動の動向
変動前と変動後(本日)を比較し、上がったor下がったサイトは、変動中にどういった順位の動きをたどったのでしょうか。下記の表にまとめています。
これによれば、本日(12月3日17:00時点)に順位が上がっているサイトの9割は、変動中(11月29日=12月2日)に1度も順位が下降していません。
一方、本日順位が下がっているサイトの9割以上は、変動中に1度でも下降が起きています。
また、順位が変わっていないサイトの8割は、変動中も順位が動きませんでした。
こうしたことから、大変動発生以降で順位が動いたサイトの大部分は、上昇なら上昇のまま、下降なら下降のまま推移している、と考えられます。海外からの情報では、順位が日ごとに大きく動いたり戻ったりする、というものもありましたが、当面、当社管理サイト内でそういった動きは特別確認できていません。
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今後の展開にも注目を
本日時点でまとめたデータを上記に公開しましたが、今回のペンギン3.0は、展開開始からなんと6週間と、異例の長期にわたるアップデート展開が行われており、本日以降も順位が大きく変化する可能性はあります。
今後も、新たなデータがわかり次第、当SEO Packブログで公開していきます。
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